かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

日本製もいまや絶対安心とはいえないのは、消費者として大いに困るのです。

2007-08-28 23:04:01 | Weblog
 今日は皆既月食という総滅多に見られない一大イベントが東の空に展開されていたはずなのですが、折から南下してきた前線の影響で空の大半が厚い雲に覆われ、ほとんど観ることが出来ませんでした。ただ、不幸中の幸いというか、皆既月食時の暗赤色に染まる月の姿は、雲の切れ間にしっかりと目にすることができました。ううむ、我々は既にあの姿は月と太陽の間に地球が入り込んでしまったから生じたもので、波長の長い赤い光だけがほんの少しだけ月に届いているために見えるのだ、と一応の理屈を語ることができるわけですが、そうと知ってなおなんとも不気味に見えるのですから、はるか昔の理屈も何もあったものではなかった頃の人々には、さぞや大変な事態に思えたんではないでしょうか。

 さて、携帯電話、最近電波状態が悪いのか、はたまたツーカーホン関西が事業仕舞いをつけ始めてあちこちアンテナを取っ払いだしたのか、原因は定かではありませんが、つながりにくくなっているような気がいたします。充電池がかなりへたっていて、待ち受けだと2,3日、一度電話したりしたらたちまち消耗してしまうような状態なので、ひょっとして電池容量の問題なのかも? と思ったりもしていますが、普段からほとんど携帯電話は使用しない私としては、実のところそれほど大きな問題でもなかったりいたします。こうして別のキャリアに移動するのを一日延ばしにしているうちに、新しい割引料金プランが出たりして、改めて検討事項が増えてしまいました。まあ来年3月までは事業を継続するはずですし、早くても年内いっぱいくらいはこのまま検討を続けて様子見する予定にしています。
 それはそうと、この間中国で携帯電話が爆発して人が死んだ、というニュースを見ましたけど、日本でも充電池の不良が原因で火事が起こったりしていたんですね。中国製バッタモン電池と違って電池のつくりからして日本製のものは出来が良くて、機械的にも過充電防止機構などの安全装置が装備されて堅牢安全、と信仰していただけに、具体的に事故が生じているという話にはそれなりに衝撃を受けました。
 携帯電話の電池であるリチウムイオンバッテリーはそれ自体が結構危ない代物で、ちょっとしたことで過熱したりすることは知っていましたけど、最近のは小型化と高容量化の相反する2つの命題を実現するため、相当無理して詰め込んでいるのだそうです。一方で液晶画面が大きくなったりテレビが見られたり通信速度が速くなったり、と電気喰らいなサービスが次々現れて、ますます電池に過酷な試練を化す様になってきており、結局、無理が通らなくなって破綻してしまった、ということなのでしょう。何故に小型化をここまで追求しなければならないのか、あるいは高機能化を求めねばならなかったのか、それも安全を犠牲にして、と私にはいまいち理解できなかったりするのですが、次に携帯を新調するときには、何をおいてもまずできる限り安全安定な商品を選ぶようにしたいと思う次第です。おそらく、そこそこの性能で使わないサービス機能をなるだけそぎ落としてあるようなやつを選ぶようにすれば、とりあえずは満足できる品物をピックアップできるんじゃないか、と漠然と考えています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする