かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

変貌する第2のふるさと、これが明析夢だったらもっと楽しめたでしょうに

2006-11-11 22:11:41 | 夢、易占
 なぜか知らないうちに左手人差し指の先端に長さ5ミリほど横向きの切り傷ができておりました。気づいたときには大して痛みもなかったのですが、軽くうんできているのか今はちょっと痛みが強く、キーボードを打つのに苦労しております。

 さて、今朝は久々にストーリー性のある夢を見たので、それを記録しておきましょう。
 私は香川県高松市を中心に走っている私鉄「琴平電鉄」のとある田舎の駅にいます。○十年前、香川大学学生だった時分によく利用した鉄道で、何十年も前の阪神電鉄の電車を払い下げてもらったのかして走らせ続けているローカル線です。この駅も見覚えのある駅で、私はその駅から電車に乗り、かつて下宿していた町の駅に向かうつもりでいます。すると、折りよく電車がやってきました。以前と変わらぬクリームとオレンジのツートンカラーの、市電並に小柄な電車です。田舎の駅には珍しく降りる客が多く、なかなか乗れないでおりました。すると、降りる客が終わったところで、急にドアが閉まり、発車しようといたしました。ホームには私ともう一人年老いた女性客が取り残されています。私はあわてて電車に手をかけながら、車掌がいる後ろの方へ大声で注意しました。すると、何とか車掌も気がついたようで、私たちはその車両に乗ることができました。
 電車に乗ってドア近くに立ちながら、私は今後のことを考えていました。仕事の都合で、恩師のいる大学の研究室で3ヶ月だったか半年だったか、仕事せねばならなくなったのですが、その間の宿を、○十年ぶりに、かつて下宿したところにまたお世話になろうと考えていたのです。仕事はもう明日からはじめるのですが、よくよく考えてみるに、いろいろな生活用品の類を一切用意していないのです。そればかりか、下宿の方にも連絡を取っていないことに気がつきました。そもそも下宿の大家さんは、私が現役学生だった時分に70は超えていると思われるお婆さんだったので、いまだに生きているかどうかすらおぼつかないのです。まあそうなったときはそのとき、と私は到着した駅に降り立ちました。すると、あの、田舎びたいかにもローカル、という駅の様子が一変し、ゆるいスロープでできた幅広い地下道に、ずらりと並ぶ切符販売機の列が見えるではありませんか。そして駅を一歩出ると、車一台やっとという狭い道路に肉屋やパン屋など田舎の商店街が並んでいた表通りがすっかり開け、おりしも再開発のための解体工事の最中で、大型のショベルカーが大きな音を立てながら何かを壊しています。そこはもはや、見知った町ではありませんでした。果たして私がかつて4年間暮らしていた下宿はそのまま残っているのかどうか、さすがに不安になりながらも、大きく進化しつつあるかつての田舎の現状に、心躍らせておりました。

 1,2年に一回、恩師を訪ねて学校まで行くのですが、夢では開発が進む町も、現実はかつてのたたずまいのまま時が本当にゆっくり流れているような田舎の町のままです。まあ国道沿いを中心に少しは変わってきているのは確かなのですが、夢で見たほど様変わりするのはさらに100年くらいかかるんじゃないかと思います。
 それにしても、どうしてこういう夢を見たのか、それが不思議です。駅も電車も工事もそれなりに夢解釈があるみたいですが、どうもしっくり来る解釈がないみたいな気がしますし、なぜ今昔の思い出多いところが急に夢に現れたのか、ちょっと気になるといえば気になります。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする