ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

内部統制について

2007年05月16日 | 審査・コンサル
2008年度から金融商品取引法に基づく内部統制報告制度が開始される。

多くの企業はこれまで決算を「作るもの」と考えてきたようだ。もう少し利益がほしいとき、棚卸の評価を甘くしたり、決算期の異なる非連結会社に在庫を買い取らせたりしてきた。三月の月次売上げが急に膨らみ、四月に落ちこぬ会社がある。これも一種の決算操作だ。こんな会社では、膨大な資金を投入し、業務を詳細に文書化したところで、財務報告の信頼性など確保されない。

内部統制構築の本来の目的は、本来、関係法令の順守、財務報告の信頼性確保、業務の効率性を確保することだ。

審査で訪問する大手企業の経営者はこの制度への取組みに追われているが、企業がリスクを管理する仕組みを構築し、法令順守を確実にし、業務効率を上げて行くことは、ISO14001のマネジメントシステムと考え方がよく似ている。

機会を見つけながら勉強し、実際の審査の場にて顧客の業務改善に繋がる指摘のための知識として習得したいと思い購入した。

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