ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

環境ニュース 080810-080816

2008年08月16日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経8/15国際7)英国環境相は地方自治体や大学,小売サービス業が温暖化ガス排出削減を競う排出量取引市場を10年に新設,学校に生徒参加

●(経8/13表紙1)日本経済新聞は電力10社の昨年度の二酸化炭素排出量が前年度比14.3%増と,原発の稼働率低下や需要増で

●(経8/10社会35)昭和電工はホスゲン漏出事故で作業員が初操作だったが上司のチェックなどなかったと,近隣住民11名も病院で手当を受けた(会津若松の東長原工場で装置の操作ミスでホスゲンが漏出,9人が病院搬送)

◎(経8/16全面広告8)交通エコロジーモビリティ財団は運輸部門のグリーン経営認証制度を紹介,判断基準にエコドライブ推進措置など(燃費改善率が国家目標以下で認証基準が甘い)

◎(経8/14社会34)原子力保安院は横須賀のグローバル・ニュークリア・フエル・ジャパンに管理体制不備と厳重注意し,究明と再発防止策定指示(漏えいと連絡不備)

◎(刊8/14環境8)伊藤忠商事は岡山のモモ・アライアンスに出資し蛍光灯型のLED照明などLED照明分野に参入(新規参入続々,蛍光灯型は直管が主流(3万円台),家庭への普及にはサークラインの廉価の出現に期待大)

◎(経8/9夕刊社会13)福島県の白河消防署はエレクトロテクノの新白河工場から有機溶剤のジメチルホルムアミドが一部周辺の川に流出,配管繋ぎ目(ジメチルホルムアミド;(CH3)2NCHO,溶媒,可燃性液体)

○(経8/13全面広告12)ソニー銀行や損保ジャパンAMなどはエコファンドが未来の地球環境を支えると全面広告,環境配慮企業と環境事業企業に投資(手段の一つに過ぎないのに,誇大広告ではないのかな)

◇(経8/16企業10)JTBは旅行中の排出二酸化炭素量の自然エネルギー創出施設へ投資を組み合わせた団体旅行商品を学校向けに拡販(相殺と謳っているが相殺はできない,単なる寄付による社会貢献では?投資なら配当予測を明らかにする必要があるが実態はJTBのふところへか)

◇(経8/14新製品29)国沢光弘氏など自動車評論家はクラウンハイブリッドを評価し,燃費の悪さをハイブリッドでカバー,市街地向けと指摘(市街地向けに過大な動力性能の矛盾,これはエコカーなのか,燃費の悪い大型車を製造する問題も)

○(経8/11教育19)日本経済新聞は挑む欄で塾の読書感想文の最優秀作品が電気を消費するテレビでエコ節電を呼び掛ける愚と紹介(子供は偽善的大人の浅知恵を見透かしていると)

◇(経8/11ニュースマスター15)日本経済新聞はエコノ入門塾欄でカーボンオフセット広がるとその仕組みを紹介,課題は算定基準など不明確と(環境貢献をアピールする手段に堕落と指摘)