ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

京都でのホテル確保:番外編

2007年10月24日 | 旅先にて
時代祭りが催された22日から、審査のため京都に2泊する。審査スケジュールは一月前には決まるが、観光地で大きな催しが有るときはホテルの確保が取り分け難しい。

今回は、メンバー審査員の他にトレーニーが付くので3人分の部屋を確保しなければならない。部屋は禁煙、高速LANが使用可能、資料とPCを置いて仕事が出来るデスクスペースがあるという条件が付く。係りの努力のお陰で何とか顧客までの所要時間がタクシーで10分ほどの位置にあるホテルを確保できた。

すっかり日が落ちた18時半に京都に着き、駅からタクシーに乗り、「手頃なホテルが何とか取れて良かった」などと仲間で話していたら、運転手が「京都ではホテル確保が難しいとよく言われますが、皆さんはあまりご存知無いが、いろいろな泊まり方があるのですよ」と話し始めた。

彼の話を纏めると以下の四つの方法を知っておくと良いと言う。
① 宿坊の利用:京都には多数の社寺があり、参詣者のために境内に建てられた宿がある。檀家の法要など大きな催しが無ければ誰でも気軽に宿泊することができる。
② 個人が経営するホテル。京都駅からはやや離れるが、NETに公開していないので余り知られていない。個人が大切に管理しているので良いホテルが多いと言う。21時過ぎに乗った客に「宿の予約をしていないが何処か良いところがないか」と聴かれたときに紹介すると言う。欠点は、22時以降は出入りができなくなること。
③ 行商用の宿。昔から行商相手に営まれた小さな宿が京都駅近くに多数点在すると言う。素泊まりで、朝早く京都を発つ行商のための宿で、いまも多数残っていて2000円から3000円で素泊まり可能と言う。
④ 最後は民宿。京都駅から離れるが多数あるとのこと。
何れも、私共のようなビジネス客向きではないが、観光に訪れるなら一考の価値ありです。

この話を聴きながら、かつてサラリーマン時代に一人でアムステルダムを訪れた時のことを思い出していました。アムステルダム中央駅でタクシーに乗り、ホテルオークラアムステルダムへ向かう途中のこと。走り出して間もなく、運転手が「どうしてオークラのような値段の高い超高級ホテルを選んだのでしょうね。」と切り出し話し始めました。

アムステルダムにはリーズナブルな値段で泊まれる個人経営の地方色豊かのホテルが多数あって暖かいサービスが受けられること。素敵な民宿も沢山あり、食事も美味しくて経済的でもあると説明してくれました。観光地での事情は東西を問わず同じなんだと・・・。