ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

引継審査071003

2007年10月03日 | 旅先にて
今日は宮崎県某所で引き継ぎ審査にあたります。引継審査とは、被審査組織が審査機関を乗り換える際の審査を言います。従来の審査機関から別の審査機関が審査を引き継ぐことです。

これまでに何回か引継審査を担当していますが、その理由としては、「審査にコストメリットを感じない」ということです。

具体的には、①審査費用は高い、②企業の経営に役立つヒントが無い、③環境パフォーマンス向上に役立つヒントがない、ということが最大の理由です。

認証登録後3年もすると、被審査側も気が付いてきます。当社の仕組や取組の良さを評価してくれない、あるいは、当社の仕組や取組の弱点を指摘してくれない。

ひたすら文書や記録の名前と発効日を記録するだけで、取り組み内容に踏み込んだ質問が無い。現場や、職場の一人ひとりが課題を持って取り組んでいるのにインタビューをしてくれない。現地審査報告書に残す指摘は重箱の隅を突くような指摘がほんの数点のみ。

このような審査を受けていたら、直ちに協力会社や取引会社が起用している審査機関の評判を聞くなり、乗換えを検討すべきですよ。