電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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富は、行動を刺激するよりむしろ行動を妨げる。多くの場合、富は幸運を呼ぶと同時に不幸の種ともなる。大きな財産を相続した若者は、安易な生活に流されがちだ。望むものが何でも手に入るため、かえって生活にあきあきしはじめる。戦い取るような特別の目標もないから、手持ちぶさたの毎日を持て余すようになる。彼のモラルや精神力は、いつまでも眠りから覚めることがない。それは、まるで波にもてあそばれるイソギンチャクそのものの生活だ。
『自助論』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房(2002/3/21)、p191 )
7章 金の知恵――楽をするには汗をかけ!
4 知恵はルビーにまさる
◆「ひょうたんザル」の教訓
世俗の成功は、金をいくら貯めたかで測られる。この成功は、確かに目もくらむほどすばらしいものに映る。誰もがそれを多少なりともほめたたえるが、それは無理もない話だ。
利口で、根気強くチャンスを抜け目なく狙っている人間なら、上手に世渡りをして成功を収めることも十分に可能だろう。しかし、そのような人間が常に立派な人格と善良な資質を持っているかといえばそうとはいえない。ものごとの道理は金より大切であるが、その点を少しも理解していない人間でさえ金持ちにはなれるのだ。
しかも、そんな気持は実際はとてつもなくみじめで貧しい人間だ。富は、何ら人間の道徳的価値の証明にはならない。ツチボタルがその光で自分の薄汚ない姿を照らし出すように、きらびやかに輝く富も、往々にしてその所有者の下劣さを浮き立たせるのである。
金の亡者となり果てた人間を見ていると、欲張りなサルの話が思い出される。
アルジェリアのカビール地方の農民は、ひょうたんを木にしっかりとくくりつけ、中に米粒を入れておく。ひょうたんには、サルの手がちょうど入るくらいの穴が開いている。夜になると、サルは木のところに来てひょうたんの穴に手を突っ込み、米粒をわしづかみにする。そして握った手をそのまま引き抜こうとするのだが、きつくて抜けない。手をゆるめればいいのに、そこまで知恵が回らないのだ。夜が明けると農民に生け捕りにされるわけだが、その時のサルは、米粒をしっかり握りしめたまま実に間の抜けた顔をしているという。
これは、まさしく人間の姿にほかならない。この話の持つ教訓は、われわれの生活にも広く当てはめて考えることができるだろう。
だいたいにおいて、金の力は過大評価されている。世に役立つ偉大な業績の多くは、金持ちや寄付金番付に名を連ねた人間ではなく、財政的には恵まれない人間によって成し遂げられてきた。偉大な思想家や探検家、発明家、芸術家に大金持ちはいないし、むしろその多くは、世間的な境遇の面からいえば貧しい生活を強いられてきた。
富は、行動を刺激するよりむしろ行動を妨げる。多くの場合、富は幸運を呼ぶと同時に不幸の種ともなる。大きな財産を相続した若者は、安易な生活に流されがちだ。望むものが何でも手に入るため、かえって生活にあきあきしはじめる。戦い取るような特別の目標もないから、手持ちぶさたの毎日を持て余すようになる。彼のモラルや精神力は、いつまでも眠りから覚めることがない。それは、まるで波にもてあそばれるイソギンチャクそのものの生活だ。
もちろん、金持ちにも正しい精神を持った人間はいる。そのような人は、怠惰をめめしいものとして一蹴するだろう。富や財産につきまとうそれなりの責任を自覚すれば、もっと立派な仕事をめざすようになるかもしれない。だが、如何(いかん)せん、こうした例はほとんどないのが世界の常だ。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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富は、行動を刺激するよりむしろ行動を妨げる。多くの場合、富は幸運を呼ぶと同時に不幸の種ともなる。大きな財産を相続した若者は、安易な生活に流されがちだ。望むものが何でも手に入るため、かえって生活にあきあきしはじめる。戦い取るような特別の目標もないから、手持ちぶさたの毎日を持て余すようになる。彼のモラルや精神力は、いつまでも眠りから覚めることがない。それは、まるで波にもてあそばれるイソギンチャクそのものの生活だ。
『自助論』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房(2002/3/21)、p191 )
7章 金の知恵――楽をするには汗をかけ!
4 知恵はルビーにまさる
◆「ひょうたんザル」の教訓
世俗の成功は、金をいくら貯めたかで測られる。この成功は、確かに目もくらむほどすばらしいものに映る。誰もがそれを多少なりともほめたたえるが、それは無理もない話だ。
利口で、根気強くチャンスを抜け目なく狙っている人間なら、上手に世渡りをして成功を収めることも十分に可能だろう。しかし、そのような人間が常に立派な人格と善良な資質を持っているかといえばそうとはいえない。ものごとの道理は金より大切であるが、その点を少しも理解していない人間でさえ金持ちにはなれるのだ。
しかも、そんな気持は実際はとてつもなくみじめで貧しい人間だ。富は、何ら人間の道徳的価値の証明にはならない。ツチボタルがその光で自分の薄汚ない姿を照らし出すように、きらびやかに輝く富も、往々にしてその所有者の下劣さを浮き立たせるのである。
金の亡者となり果てた人間を見ていると、欲張りなサルの話が思い出される。
アルジェリアのカビール地方の農民は、ひょうたんを木にしっかりとくくりつけ、中に米粒を入れておく。ひょうたんには、サルの手がちょうど入るくらいの穴が開いている。夜になると、サルは木のところに来てひょうたんの穴に手を突っ込み、米粒をわしづかみにする。そして握った手をそのまま引き抜こうとするのだが、きつくて抜けない。手をゆるめればいいのに、そこまで知恵が回らないのだ。夜が明けると農民に生け捕りにされるわけだが、その時のサルは、米粒をしっかり握りしめたまま実に間の抜けた顔をしているという。
これは、まさしく人間の姿にほかならない。この話の持つ教訓は、われわれの生活にも広く当てはめて考えることができるだろう。
だいたいにおいて、金の力は過大評価されている。世に役立つ偉大な業績の多くは、金持ちや寄付金番付に名を連ねた人間ではなく、財政的には恵まれない人間によって成し遂げられてきた。偉大な思想家や探検家、発明家、芸術家に大金持ちはいないし、むしろその多くは、世間的な境遇の面からいえば貧しい生活を強いられてきた。
富は、行動を刺激するよりむしろ行動を妨げる。多くの場合、富は幸運を呼ぶと同時に不幸の種ともなる。大きな財産を相続した若者は、安易な生活に流されがちだ。望むものが何でも手に入るため、かえって生活にあきあきしはじめる。戦い取るような特別の目標もないから、手持ちぶさたの毎日を持て余すようになる。彼のモラルや精神力は、いつまでも眠りから覚めることがない。それは、まるで波にもてあそばれるイソギンチャクそのものの生活だ。
もちろん、金持ちにも正しい精神を持った人間はいる。そのような人は、怠惰をめめしいものとして一蹴するだろう。富や財産につきまとうそれなりの責任を自覚すれば、もっと立派な仕事をめざすようになるかもしれない。だが、如何(いかん)せん、こうした例はほとんどないのが世界の常だ。