電脳筆写『 心超臨界 』

ものごとの意味するところはそれ自体にあるのではなく
そのことに対する自分の心構えにあるのだ
( サンテグジュペリ )

東京裁判はインチキ 《 裁かれるべきは戦勝国側だった――ヘンリー・S・ストークス 》

2024-10-21 | 05-真相・背景・経緯
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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裁かれるべきは、戦勝国側だった。そして公正という、われわれが高らかに掲げてきた美徳を、規範を、原則を葬り去って、裁判という名に値しない茶番劇を続けた。フェア・プレーの精神を地に貶(おとし)めて、欺瞞を貫いた。それが東京裁判だった。


◆裁かれるべきは戦勝国側だった

『連合国戦勝史観の虚妄』
( ヘンリー・S・ストークス、祥伝社 (2013/12/2)、p73 )

占領中にアメリカがしたことは、悪だった。おぞましい復讐であり、リンチであった。完璧な欺瞞とナンセンスだけが、そこに残された。

マッカーサーは、白人の優越(ホワイト・スプリマシー)を示そうと意図した。古くはプラトンやソクラテスの活躍したギリシャ文明にまで遡る、西洋の文化や文明による優越を、小さな黄色い種族の未開で、野蛮な社会に見せつけようと試みた。文明とはどのようなものか、思い知らせてやろうと思った。

日本の全国民が、東京裁判の被告だった。文明の崇高な叡智を、ただ素直に、無批判に受け入れればよかったのだ。これが、マッカーサーの高飛車な姿勢だった。

ところが、今日、日本の大新聞や、文部科学省、教員をはじめとする多くの日本国民が、占領時代の卑屈な態度が身に沁み込んで、東京裁判史観を受け入れて、占領政治がよかったと信じているから、マッカーサーは大きな成果をあげたといえる。今日の日本はいまだに、マッカーサーの日本である。

しかし、何が起こったかといえば、東京裁判の法廷で裁かれそうになったのは、西洋世界のあり方そのものだった。私はこれこそ、東京裁判の核心だったと思う。勝者の側が裁かれるべき立場であることが、法廷で明らかになったはずだった。

マッカーサーの意図と反して、検察として罪を告訴する側が、もっとも重い罪を数々犯してきていた。真逆の真実が、白日の下に曝(さら)け出されそうになっている。予期しない逆転だ。われわれ西洋人のほうが、西洋人こそが、西洋文明こそが、裁かれてしかるべき罪を犯してきた。

裁かれるべきは、戦勝国側だった。そして公正という、われわれが高らかに掲げてきた美徳を、規範を、原則を葬り去って、裁判という名に値しない茶番劇を続けた。フェア・プレーの精神を地に貶(おとし)めて、欺瞞を貫いた。それが東京裁判だった。

西洋文明が行ったことは非文明の所作であり、正義(ジャスティス)はまったく実践されなかった。恐ろしい、悲しい(ピティ)ことであり、邪悪(イーヴィル)なことでもあった。

ウェッブ裁判長はオーストラリアへ戻って隠居した後に、「あの裁判は誤っていた」と、語っている。

先日も、市ヶ谷の極東国際軍事法廷が開かれた場所を訪れたが、暗澹(あんたん)とした気分にとらわれた。ところが、東京裁判が憎悪に駆られて行われたと訴える西欧米の学者は、誰一人としていない。これは、重大なことだ。
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