電脳筆写『 心超臨界 』

リスクを取らなければ敗北することはない
だが、リスクを取らなければ勝利することもない
( リチャード・ニクソン )

今日のことば 《 人生は歎き悲しむよりも――セネカ 》

2024-11-01 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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人生は歎き悲しむよりも笑いとばすほうが人には合っている
( セネカ )
It is more fitting for a man to laugh at life than to lament over it.
( Seneca )


◆笑いが遺伝子をONにする

きのう(2005年5月21日)は、合併による新掛川市誕生を記念する文化講演会で村上和雄教授の講演を聴いてきました。村上教授は、笑うと遺伝子がオンになり、病気の治療に効くという「笑いと遺伝子」の仮説を検証するため、吉本興業と手を組んで研究を続けています。遺伝子とお笑いの不思議なコラボレーションで医療の常識を変えようというものです。

日本の糖尿病患者数は、予備軍も含めて1600万人以上にものぼるといわれています。糖尿病の指標となる「血糖値」は、イライラするとか、苦しいとか、イジメとか、そういう「悪いストレス」によって上昇します。村上教授は、それならば、「良いストレス」すなわち「善玉ストレス」を加えると、逆に血糖値が下るのではないかと考えます。

そうした考えに基づいて、2003年1月11日と12日の二日にわたって糖尿病に関する記念すべき実験が行なわれました。

一日目は、昼食の直後に40分間、医学部の教授による講義を聞いてもらいます。「糖尿病のメカニズムについて」という講義です。専門家でない被験者のみなさんには、きっと退屈なものだったようです。このときの血糖値を測定したら、血液100ミリリットル当たりで平均123ミリグラムの上昇が記録されました。

二日目は、実験会場をノバホールという千人収容できる大会場に移して行なわれました。一般の観客千名のなかに、昼食直後の19名の糖尿病患者が含まれています。被験者のみなさんの平均年齢は63歳。その年代は、80年代に起きたマンザイ・ブームを知っています。そこで選ばれた出演者は、『B&B』の島田洋七さんと洋八さんでした。

村上教授は、漫才が始まる前、B&Bの二人に耳打ちします。「この実験は、ひょっとしたら歴史にのこりますよ」と。

この言葉と、立ち見まで出るほどの超満員の会場がB&Bをうまく乗せたのかもしれません。会場は爆笑の連続で、あちこちで、腹をよじり、顔をくしゃくしゃにして、涙を流しながら、千人もの観客が笑いころげます。

漫才を鑑賞した直後の血糖値の上昇を測ると、一日目に血液100ミリリットル当たり平均123ミリグラムであったのに対し、77ミリグラムしか上昇していません。平均46ミリグラムもの差が出たのです。

これまでは、糖尿病患者の血糖値上昇を抑えるには、インシュリンを注射するか、食事制限をするか、あるいは運動をするくらいしか手段がありませんでした。それが大笑いしただけで、血糖値の上昇が大幅に抑えられたのです。

村上教授は、学生さんたちの遺伝子を調べる実験も同時に行ないました。大いに笑った学生さんの遺伝子を調べると、10個がオンになり、5個がオフになるという変化がみられました。笑うと遺伝子がオンになり、その結果、糖尿病の治療に効く可能性が出てきました。この実験結果から「笑いと遺伝子」の仮説が生まれたのです。

実験結果は、すぐに論文にまとめられ、世界的に権威のある米国の糖尿病学会誌(ダイアベーティス・ケア)に投稿されました。結果は、即採用。その年の5月号に掲載されます。

村上教授の予言どおり、歴史に残る輝かしい実験にB&Bの名前が残ることになりました。村上教授は、NHKラジオの「こころの時代」に出演して、笑いと遺伝子実験の成果を紹介しました。すると、たくさんの反響があり、なかには、「B&Bという薬はどこで売っているのですか」というおもしろい問い合わせもあったそうです。

(以上の内容は、村上教授の講演と「笑う! 遺伝子」(一二三書房)をもとに書いたものです)
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2 コメント

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笑の効用 (chorinkai)
2006-06-18 09:13:29
スカイさん、



コメント、ありがとうございます。笑いの効用については、だいぶ書いてきましたので、よかったら参考にしてください。天風先生も「嘘でもいいから笑ってごらん」と言っています。
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こんにちは! ( スカイ)
2006-06-17 15:42:10
 ご訪問有難うございました! ブログ拝見させて頂きました、 笑いは体に良いんですね、納得できます、その逆の説は 聞いたことがあります 怒りは、体内に猛毒を発生させるそうですね。 また ゆっくり読ませていただきます。 有難うございました。
返信する

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