電脳筆写『 心超臨界 』

もっとも残酷な嘘の多くは沈黙の中で語られる
( ロバート・ルイス・スティーブンソン )

今日のことば 《 嘘と作り話の上に自己を築くことほど――ゲーテ 》

2024-09-14 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


嘘と作り話の上に自己を築くことほど
この世で恥ずべきものはない
( ゲーテ )
There is nothing in the world more shameful than
establishing one's self on lies and fables.
( Johann Wolfgang von Goethe, German poet, 1749-1832 )


◆変節漢への死に化粧

『スーチー女史は善人か』
( 高山正之、新潮社 (2011/8/28)、p132 )

少し前に鬼籍に入った家永三郎という人がいた。肩書は東京教育大学名誉教授だった。

東京市立一中、後の都立九段高校の卒業だから我が大先輩になるが、この人はとても悪い人だった。

戦前は「ペンをもって皇国の盾とならん」とか巻頭の辞に書いていたのに、その皇国が一敗地にまみれると、この歴史学者はころり転向した。

GHQが日本は侵略国家だといえば「ハイ仰(おお)せの通りです」。南京で日本軍は大虐殺をやったと言えば「お説の通り」と検証もしないで歴史書を書き換えた。

激変した世をうまく泳ぐためなら彼はどんな嘘でも厭(いと)わなかった。

そこまででやめていれば単なる変節漢で済んだが、彼はその身過ぎのための嘘をぬけぬけと教科書に載せようとした。

それが東京五輪の直前で、そのころはまだまともだった文部省が、この嘘まみれのうえに誤字脱字だらけの教科書を不合格とした。

彼はそれが不満で国を訴え、あの不毛の教科書裁判が30余年も続いた。家永先輩は史実など糞食らえ、時流に乗れればそれでいいという曲学阿世の見本だった。

彼が死んだとき、朝日新聞は一面から社会面まで使って彼を称(たた)え、その死を悼んだ。それでも物足りなくて翌日の天声人語では「大勢に逆行ばかりして行く私のおろかな性質」という変節漢の言い訳をさも真実のように引用していた。

彼の嘘は朝日の自虐史観に合致する。朝日には功労者だったわけで、それで亡者(もうじゃ)記事ではそのお礼に「まともな学者」風に死に化粧をしてやったということらしい。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「親を切る」と書いて親切――... | トップ | 人生を創る言葉 《 私はお金... »
最新の画像もっと見る

03-自己・信念・努力」カテゴリの最新記事