電脳筆写『心超臨界』へようこそ！
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう！
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表：トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️：https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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ファラデーは数学の教育を受けていない。それで磁力線の研究をするのでも、すべて絵や図にして考えた。ところが、これがかえってよかったのである。彼は“場”という重要な概念を作り上げたのだが、これは彼が数式に頼らなかったから生まれたと言ってもいい。ファラデーは数学なしで、師を嫉妬させるほどの業績を残すこととなった。彼は『ロウソクの科学』という名著を遺(のこ)しているが、こういう本が書けたのも、ひとつには彼の履歴が関係していると思われる。
◆数学が苦手だったから、ファラデーは成功した
『宇宙には意志がある』
（ 桜井邦明、クレスト社(1995/03)、p84 ）
これは余談になるが、わが国の高校では、物理学は「物理」というふうに「学」を取ってしまって教えている。なぜこのようになっているのか私にはとても奇妙なのだが、このような用法がずっと伝統となっているようだ。
「学」という文字を取ったからだろうか、高校の物理学の教科書には、あまりに多く数学が出ているとの印象を私は持っている。高校の物理が、まるで数式の処理を学ぶことが主眼になってしまっているのは、どうにも理解ができない。
もちろん、物理学においても、いろいろな法則や理論の表現に数式をつかっているのは事実だ。だが、それは理論や仮説に厳密性を与えるための手段にしかすぎない。物理学というのは、数式をほとんどもちいずとも大体のところは理解しうるはずだと私は考えているし、実際、この本もそう心掛けて書いている。
電磁誘導を発見したマイケル・ファラデー（１７９１～１８６７）は、数学が大の苦手だった。
それも当然で、彼はもともと製本屋の小僧だったので、正規の教育を受けた経験がなかった。それが物理学の道に進むことになったのは、十代の終わりころ大科学者のハンフリー・デービー（１７７８～１８２９）の、イギリス王立協会での講演を聞いたことがきっかけだった。このデービーという人はカンテラなどの発明者として知られている。
この講演にひじょうに感銘を受けたファラデーは、その話をノートにして自分で製本し、デービーにプレゼントした。その筆記録がたいへん要領よくまとめられているのを見たデービーが、これはただ者ではないということで王立協会の助手に採用したのである。しかし、助手とはいっても要するに、使い走りであった。
だがファラデーはとてもよく勉強するものだから、だんだん重要な仕事も任されるようになり、ついには研究発表もするようになった。ところが師であるデービーが自分よりできるファラデーにやきもちをやきはじめた。なにかとファラデーを邪魔にしたり、研究を横取りしようとする。その確執(かくしつ)はデービーの死まで続くことになる。
それはさておき、ファラデーは数学の教育を受けていない。それで磁力線の研究をするのでも、すべて絵や図にして考えた。ところが、これがかえってよかったのである。
彼は“場”という重要な概念を作り上げたのだが、これは彼が数式に頼らなかったから生まれたと言ってもいい。ファラデーは数学なしで、師を嫉妬させるほどの業績を残すこととなった。彼は『ロウソクの科学』という名著を遺(のこ)しているが、こういう本が書けたのも、ひとつには彼の履歴が関係していると思われる。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう！
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表：トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️：https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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ファラデーは数学の教育を受けていない。それで磁力線の研究をするのでも、すべて絵や図にして考えた。ところが、これがかえってよかったのである。彼は“場”という重要な概念を作り上げたのだが、これは彼が数式に頼らなかったから生まれたと言ってもいい。ファラデーは数学なしで、師を嫉妬させるほどの業績を残すこととなった。彼は『ロウソクの科学』という名著を遺(のこ)しているが、こういう本が書けたのも、ひとつには彼の履歴が関係していると思われる。
◆数学が苦手だったから、ファラデーは成功した
『宇宙には意志がある』
（ 桜井邦明、クレスト社(1995/03)、p84 ）
これは余談になるが、わが国の高校では、物理学は「物理」というふうに「学」を取ってしまって教えている。なぜこのようになっているのか私にはとても奇妙なのだが、このような用法がずっと伝統となっているようだ。
「学」という文字を取ったからだろうか、高校の物理学の教科書には、あまりに多く数学が出ているとの印象を私は持っている。高校の物理が、まるで数式の処理を学ぶことが主眼になってしまっているのは、どうにも理解ができない。
もちろん、物理学においても、いろいろな法則や理論の表現に数式をつかっているのは事実だ。だが、それは理論や仮説に厳密性を与えるための手段にしかすぎない。物理学というのは、数式をほとんどもちいずとも大体のところは理解しうるはずだと私は考えているし、実際、この本もそう心掛けて書いている。
電磁誘導を発見したマイケル・ファラデー（１７９１～１８６７）は、数学が大の苦手だった。
それも当然で、彼はもともと製本屋の小僧だったので、正規の教育を受けた経験がなかった。それが物理学の道に進むことになったのは、十代の終わりころ大科学者のハンフリー・デービー（１７７８～１８２９）の、イギリス王立協会での講演を聞いたことがきっかけだった。このデービーという人はカンテラなどの発明者として知られている。
この講演にひじょうに感銘を受けたファラデーは、その話をノートにして自分で製本し、デービーにプレゼントした。その筆記録がたいへん要領よくまとめられているのを見たデービーが、これはただ者ではないということで王立協会の助手に採用したのである。しかし、助手とはいっても要するに、使い走りであった。
だがファラデーはとてもよく勉強するものだから、だんだん重要な仕事も任されるようになり、ついには研究発表もするようになった。ところが師であるデービーが自分よりできるファラデーにやきもちをやきはじめた。なにかとファラデーを邪魔にしたり、研究を横取りしようとする。その確執(かくしつ)はデービーの死まで続くことになる。
それはさておき、ファラデーは数学の教育を受けていない。それで磁力線の研究をするのでも、すべて絵や図にして考えた。ところが、これがかえってよかったのである。
彼は“場”という重要な概念を作り上げたのだが、これは彼が数式に頼らなかったから生まれたと言ってもいい。ファラデーは数学なしで、師を嫉妬させるほどの業績を残すこととなった。彼は『ロウソクの科学』という名著を遺(のこ)しているが、こういう本が書けたのも、ひとつには彼の履歴が関係していると思われる。
