電脳筆写『 心超臨界 』

水の流れが岩と衝突するところ常に水の流れが勝る
力ではなくその持続性によって
( お釈迦さま )

向上心 《 寿命を縮めるだけの「だらだら人生」――サミュエル・スマイルズ 》

2024-10-04 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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将来が期待できる仕事は健康的だ。社会の役に立ちながら、希望に満ちて仕事をすることは幸福の鍵を握る秘訣である。ほどよい頭脳労働は、他の仕事に比較してもけっして疲れるものではない。節度を守って規則正しくやれば、身体を鍛えるのと同じように健康を増進させる。身体の調子に充分な注意が払われていれば、自分の能力以上の負担はかけられないものである。ただ食べて飲んで寝るだけで、だらだらと一生を送ってしまうほうがはるかに有害である。仕事に励むことよりも無為な生活をするほうが、ずっと早く人間を消耗させてしまうものだ。


『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p100 )

第3章 自分を生かす働き方――日々、精一杯働いているか、やりがいはあるか
3 楽しんで働くから“いい仕事”ができる

◆寿命を縮めるだけの「だらだら人生」

結論は、無理のないように適度に働けば、身体のためにも精神のためにもよいということである。人間とは、肉体によって支えられ、みずみずしさを保っている知性的存在である。身体を動かすことは健康のためになるのだ。

害があるのは働きすぎの場合であって、働くこと自体ではない。そして、きびしい仕事よりもっと悪いのは退屈な仕事、体力の消耗が激しい仕事、先の望みがまったくない仕事である。

将来が期待できる仕事は健康的だ。社会の役に立ちながら、希望に満ちて仕事をすることは幸福の鍵を握る秘訣である。ほどよい頭脳労働は、他の仕事に比較してもけっして疲れるものではない。節度を守って規則正しくやれば、身体を鍛えるのと同じように健康を増進させる。身体の調子に充分な注意が払われていれば、自分の能力以上の負担はかけられないものである。ただ食べて飲んで寝るだけで、だらだらと一生を送ってしまうほうがはるかに有害である。仕事に励むことよりも無為な生活をするほうが、ずっと早く人間を消耗させてしまうものだ。

ただし、働きすぎは何と言っても不経済である。心配ごとが伴う場合は、特にはなはだしい消耗である。心配ごとは働くことよりもはるかに人間を立ち直れなくしてしまう。心配ごとがあると、始終いらだったり興奮したりして身体が弱ってしまうものだ。激しい摩擦を生じさせて機械の歯車をぼろぼろにしてしまう砂のようなものである。働きすぎと心配ごとには用心したほうがいい。

過度の頭脳労働は重い負担になる。能力以上に重荷を背負うことになるので、疲れ果てて絶望的になってしまうのだ。体力の限界を超えた目覚ましい技を見せようとして、筋肉や背骨を痛めてしまう体操の選手のように、頭脳労働者も、度を超せば神経が疲れ切ってバランスを崩してしまうだろう。
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