電脳筆写『 心超臨界 』

忍耐は力だ! 忍耐の時が過ぎれば
桑の葉がやがてシルクのガウンになる
( 中国のことわざ )

こころの一冊 《 「ミリー・モリー・マンデーのおはなし」――坪内啓子 》

2024-05-23 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  人生は良書だと思う
  深く入り込めば入るほどより豊かな意味が見えてくる
  ( ハロルド・S・クシュナー )
  I think of life as a good book. The further you get into it,
  the more it begins to make sense.
  ( Harold S. Kushner, American rabbi, 1935- )


その子の髪も、足も、服も短かったのですが、名前は、ちっとも短くありませんでした。なんとミリセント・マーガレット・アマンダといいましたから。そこで家族の皆は、言いやすいように短く縮めて呼びました。「ミリー・モリー・マンデー」と。


「ミリー・モリー・マンデーのおはなし」
( ジョイス・L・ブリスリー・作、上條由美子・訳、菊池恭子・絵、福音館書店 )

温かい家族に囲まれた生活――福井市立図書館・坪内啓子
(「こころの一冊」08.06.27日経新聞(夕刊))

どんなことにも一生懸命、思いやりがあって、考え深くて、いつもぴょんぴょん弾んでいる元気な女の子。それがこの本の主人公、ミリー・モリー・マンデーです。

ミリー・モリー・マンデーは、父さん、母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさんと一緒に住んでいます。

その子の髪も、足も、服も短かったのですが、名前は、ちっとも短くありませんでした。なんとミリセント・マーガレット・アマンダといいましたから。

そこで家族の皆は、言いやすいように短く縮めて呼びました。「ミリー・モリー・マンデー」と。

小学校低学年くらいの小さな女の子が田舎の村で、温かい家族に見守られながら体験する驚きや喜びが、十二編の短いお話を通して語られます。秘密のプレゼントをあげたり、もらったり、初めてのお留守番は、はりねずみの赤ちゃんを拾って世話をするなど、わくわくドキドキしながら毎日を過ごす様子が、生き生きと描かれています。

作者は英国人で、この物語は1928年に出版されました。以来各国で紹介されて、その家庭的な温かさが愛され、読み継がれ、語り継がれています。

最初のお話「ミリー・モリー・マンデーおつかいにいく」では、短い元気のよい足で、皆のお使いを引き受け、がんばる様子が語られます。

父さんは野菜作り、母さんはお料理や洗濯、おじいさんは野菜を市場に運び、おばあさんは家族のセーターを編むなど、家の皆にはそれぞれ仕事があります。ある日、父さんを皮切りに次々と6人分のお使いを頼まれ、「父さんのこてと、母さんの卵と、おじいちゃんの……」と復唱しながら出かけますが、最後の一つが思い出せません。

数年前、時間の都合で、ほんの紹介だけのつもりが、子どもたちの期待に応えて最後まで読み終わり、お互いにとても満足したことを覚えています。
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