電脳筆写『 心超臨界 』

真実はつねに刺激的 だから真実を語れ
真実のない人生では退屈である
( パール・バック )

生きるための杖ことば 《 日々是好日――松原泰道 》

2024-07-17 | 03-自己・信念・努力
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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凶日に対する吉日が好日ではない。吉凶を自分中心に考えるエゴイズムを昇華して、はじめて口をついて出る語である。主我的な考え方を高めることがいかに困難であるか、自己執着を断ち切ってはじめて発せられる、いわばうめきの五字が日々是好日だ。悲しいときは泣き、苦しいときは苦しみながら、しかもいささかも好悪や執着のかげりが無くなって、はじめて日々好日となる。観念でなく、実践体験を積み重ねて迎える日々の生きざまに外ならない。その毎日は、一日限りで補充出来ない一日である。ゆえに、古川大航老師はよく「今日好日」と書かれた。


◆日々是好日(日々(にちにち)これ好日(こうにち))――碧眼録

『生きるための杖ことば』
( 松原泰道、全国青少年教化協議会 (2001/04)、p16 )

雲門(うんもん)禅師(949年没)は、ある日の講座で「十五日以前は問わぬ。十五日以後について一句を言え」と修行者に答えを求めたが、一言を発する者がいない。雲門は代わって「日々是好日」と自答する。

日々是好日(約して日々好日とも)とは「毎日が好い日」ということだが、常識的に「毎日が大安吉日」と解したら、とんでもない過(あやまち)である。白隠禅師(はくいんぜんし=1768年没)すら「容易ならぬ一語」と嘆じた重大な語である。

凶日に対する吉日が好日ではない。吉凶を自分中心に考えるエゴイズムを昇華して、はじめて口をついて出る語である。主我的な考え方を高めることがいかに困難であるか、自己執着を断ち切ってはじめて発せられる、いわばうめきの五字が日々是好日だ。

悲しいときは泣き、苦しいときは苦しみながら、しかもいささかも好悪や執着のかげりが無くなって、はじめて日々好日となる。観念でなく、実践体験を積み重ねて迎える日々の生きざまに外ならない。その毎日は、一日限りで補充出来ない一日である。ゆえに、古川大航老師はよく「今日好日」と書かれた。

釈尊は、「今日まさに作(な)すべきことをなせ」との教えをこめて『一夜賢者経(いちやけんじゃきょう)』という短い教えを詩で説かれた。その一節を次に掲げる

  過ぎ去れるを追うことなかれ
  いまだ来たらざるを念(ねが)うことなかれ
  過去、そはすでに捨てられたり
  未来、そはいまだ到らざるなり
  されば、ただ現在するところのものを
  そのところにおいてよく観察すべし
  揺ぐことなく、動ずることなく
  そを見きわめ、そを実践すべし
  ただ今日まさに作(な)すべきことを熱心になせ
  たれか明日死のあることを知らんや
  よくかくの如く見きわめたる者を一夜賢者といい
  心しずまれる者とはいうなり
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