20年に及ぶブログ活動の集大成 → <a href=https://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/3d8eb22fad45ce7b19d6a60e8a70b7e7" target="_blank">★仏様の指
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『選択的夫婦別姓は戸籍廃止を策した反日勢力の亡国法案です』【「水間条項」国益最前線ブログ】
■超拡散記事『上限の無い特定技能外国人(移民)に認めるバス運転手・鉄道運転手に貴方の命を預けられますか!』
■国内外に拡散宜しく『安倍晋三ファン必見10連発動画』 55.1K
■安倍晋三総理 移民受入れ4連発動画 419.7K
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人間教育の最大眼目は教師自身が二六時中腰骨をたて通すこと。
同時に教え子たちに、そのタネ蒔きをすること。
(森 信三)
秋艸(しゅうそう)道人(會津八一)は、深い情の人であると同時に、峻烈な人生の師でありました。道人の家の壁間には「学規」というものが掲げられ、常にそのきびしさを自分に課していたといわれます。
一、 ふかくこの生を愛すべし
一、 かへりみて己を知るべし
一、 学芸を以って性を養うべし
一、 日々新面目あるべし
◆信ずる道をまっすぐにいく――秋艸道人(會津八一)
『生きるのが下手な人たちへ』
( 紀野一義、PHP研究所 (2003/4/1)、p122 )
早稲田大学の美術の先生に會津八一(あいづやいち)という人がおられた。もともとは英文学を研究してイギリスの詩人キーツの詩に傾倒された方である。一方ではまた日本の古美術に造詣(ぞうけい)がふかく、それに関連して万葉振りの堂々たる歌を詠み、また書をよくされたというふうに、往(ゆ)くとして可ならざるなき天才的な学者であった。号を秋艸(しゅうそう)道人という。
(中略)
それは道人が早稲田中学の教諭と教頭の職にあった15年間の、ある時期に起こった出来事を教え子の小笠原忠氏がまとめたもので、人からどう思われるかなどということを考えもせず、信ずる道をまっすぐにいった道人の生きざまが鮮烈に描かれている。
早稲田中学の隣に明治の大政治家犬養木堂の邸がある。少年はその庭に鳩を釣りに行って、運悪く執事の老人につかまったのである。老人はその事件を教頭である道人のところまで持ち込んで、生徒の処罰を要求したが、道人は刎(は)ねつける。道人はこう言った。
「まあ、まあ、そうむきになりなさるな。あんたも承知していなさるとおり、第一、鳩はつかまえていない。むしろ、つかまったのはこの生徒のほうですぞ。しかも、この生徒は自分の組と名前をあんたに言っている。少年に大切なことは正直でなければならない事で、わしの学校ではそれを教育のモットーにしている。その点では、この生徒は褒(ほ)めていいと思ってますぞ。……要するに、あんたがいきまくほどの事柄ではないですなあ。鳩は日本中、どこにでも住んでいますぞ。犬養さんの屋敷は広い。だから鳩も遊びにくる。その鳩と遊ぶために、うちの生徒が犬養さんの屋敷にはいる。それが犬養さんにとって、どれだけの迷惑になる、どれだけの被害があったと、おっしゃりたいのかな。……あんたの主人の犬養さんは、そんな人じゃないんですぞ。日本国中のあらゆる人たちが、どうしたら安心して幸福に暮らすことができるか、そればかり考えていらっしゃる。よろこんで犬養先生ご自身いつでも犠牲になろうと考えておられる。それが本当の政治家というものですぞ。鳩一羽ぐらいが、なんだというのですか。垣根を越えたぐらいが、いったいなんだといいたいのですか。……
あんたがなんとおっしゃろうとも、あんたの指図によって処分することはできませんぞ。処分しなければならん時は学校が決定する。いくら偉い政治家だからといっても、うちの生徒を処分することはできない。いや、犬養さんという人はそんな方ではない。あんたの出る幕ではなさそうですな。まあ、今日のところは、お引き取りになってはいかがですかな」
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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人間教育の最大眼目は教師自身が二六時中腰骨をたて通すこと。
同時に教え子たちに、そのタネ蒔きをすること。
(森 信三)
秋艸(しゅうそう)道人(會津八一)は、深い情の人であると同時に、峻烈な人生の師でありました。道人の家の壁間には「学規」というものが掲げられ、常にそのきびしさを自分に課していたといわれます。
一、 ふかくこの生を愛すべし
一、 かへりみて己を知るべし
一、 学芸を以って性を養うべし
一、 日々新面目あるべし
◆信ずる道をまっすぐにいく――秋艸道人(會津八一)
『生きるのが下手な人たちへ』
( 紀野一義、PHP研究所 (2003/4/1)、p122 )
早稲田大学の美術の先生に會津八一(あいづやいち)という人がおられた。もともとは英文学を研究してイギリスの詩人キーツの詩に傾倒された方である。一方ではまた日本の古美術に造詣(ぞうけい)がふかく、それに関連して万葉振りの堂々たる歌を詠み、また書をよくされたというふうに、往(ゆ)くとして可ならざるなき天才的な学者であった。号を秋艸(しゅうそう)道人という。
(中略)
それは道人が早稲田中学の教諭と教頭の職にあった15年間の、ある時期に起こった出来事を教え子の小笠原忠氏がまとめたもので、人からどう思われるかなどということを考えもせず、信ずる道をまっすぐにいった道人の生きざまが鮮烈に描かれている。
早稲田中学の隣に明治の大政治家犬養木堂の邸がある。少年はその庭に鳩を釣りに行って、運悪く執事の老人につかまったのである。老人はその事件を教頭である道人のところまで持ち込んで、生徒の処罰を要求したが、道人は刎(は)ねつける。道人はこう言った。
「まあ、まあ、そうむきになりなさるな。あんたも承知していなさるとおり、第一、鳩はつかまえていない。むしろ、つかまったのはこの生徒のほうですぞ。しかも、この生徒は自分の組と名前をあんたに言っている。少年に大切なことは正直でなければならない事で、わしの学校ではそれを教育のモットーにしている。その点では、この生徒は褒(ほ)めていいと思ってますぞ。……要するに、あんたがいきまくほどの事柄ではないですなあ。鳩は日本中、どこにでも住んでいますぞ。犬養さんの屋敷は広い。だから鳩も遊びにくる。その鳩と遊ぶために、うちの生徒が犬養さんの屋敷にはいる。それが犬養さんにとって、どれだけの迷惑になる、どれだけの被害があったと、おっしゃりたいのかな。……あんたの主人の犬養さんは、そんな人じゃないんですぞ。日本国中のあらゆる人たちが、どうしたら安心して幸福に暮らすことができるか、そればかり考えていらっしゃる。よろこんで犬養先生ご自身いつでも犠牲になろうと考えておられる。それが本当の政治家というものですぞ。鳩一羽ぐらいが、なんだというのですか。垣根を越えたぐらいが、いったいなんだといいたいのですか。……
あんたがなんとおっしゃろうとも、あんたの指図によって処分することはできませんぞ。処分しなければならん時は学校が決定する。いくら偉い政治家だからといっても、うちの生徒を処分することはできない。いや、犬養さんという人はそんな方ではない。あんたの出る幕ではなさそうですな。まあ、今日のところは、お引き取りになってはいかがですかな」