電脳筆写『 心超臨界 』

天才とは忍耐するためのより卓越した才能に他ならない
( ルクレール・ビュフォン )

潜在意識が働く 《 念忘解――森政弘博士 》

2024-08-04 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  誰もがアラジンの魔法のランプを持っている。ランプをこすれば、
  強力な召使が現われ、願いを叶えてくれる。それを知る人は成功し、
  知らずに過ごせば平々凡々たる生涯を送ることになる。魔法のラン
  プの正体は潜在意識。仏教の唯識(ゆいしき)では阿頼耶識(あらやし
  き)ともいう。潜在意識が働くのは、あなたが自分の願いをどれだ
  け強く具体的にイメージしているかによる。


念とは今の心と書くから、つねに思っていること。つねにいま思っていなくてはならない。一所懸命考えて、お風呂へ入っていても、ご飯を食べていても、そのことが気にかかっている。この問題を解かなくてはいけないと一所懸命になっている。その状態が念である。念じていると、そのうちに夢にまで見るようになる。そうなると、その問題が意識下に入る。そうなって、どうにもならなくなったら、忘れたらいいと思う。しかし、忘れるといってもそれは意識のうえでのことで、潜在意識にちゃんと残っている。


◆念忘解

『「機」を活かす発想』
( 森 政弘、PHP文庫、p60 )

現代は、なんでも得ることばかりやっている。お金も得たいし、ものも得たいし、そして情報も得たい。そのように、いっさいがっさい、自分の中にとり込もうとするから、部屋へ入るとものでゴチャゴチャ、ファイルを見ると情報でゴチャゴチャ。こんなことでは、もうどうにもならない。逆さの発想をして、捨てることも練習してみなければいけないのではないかと思う。

私は大学で創造工学演習を担当している。その中で強調していることは「忘れること」だ。新しいものを考え出すときのプロセスを表すのに、忘年会を逆さにして「念忘解」ということばがある。まず念じる、次に忘れる、すると解ける、というわけである。

念とは今の心と書くから、つねに思っていること。つねにいま思っていなくてはならない。一所懸命考えて、お風呂へ入っていても、ご飯を食べていても、そのことが気にかかっている。この問題を解かなくてはいけないと一所懸命になっている。その状態が念である。

念じていると、そのうちに夢にまで見るようになる。そうなると、その問題が意識下に入る。そうなって、どうにもならなくなったら、忘れたらいいと思う。しかし、忘れるといってもそれは意識のうえでのことで、潜在意識にちゃんと残っている。

ところが、忘れよう、忘れようとすると、ますます気にかかるわけで、そのときには、いったん、他のことに夢中になるとか、テーマを変えるといい。そして、その問題によりけりだが、すくなくとも一週間とかひと月とか忘れておく。すると、あるときポコンと解ける。

ただし、そのときには何か外からの引き金がいる。忘れている間に心の中で、アイデアならアイデアの風船玉がふくらんでくる。そして圧力が高まってくる。圧力が高まったところを、外からチョンと針でつつくと、バン!とはぜてサッと解けるわけである。

それを心の中で風船玉をふくらませずにおいて、外から何か情報を得ようとか、先生に聞きにいこうとかしても、解けるはずがない。情報を得るという形式にこだわりすぎてはいけない。情報というものは自分の中にあると思ったらいい。それを目ざめさせたり、一定のイメージにするのが外からの刺激である。情報は外からとり込むものとばかり思うから、どうしようもなくなるのである。もっと極端にいうと、自分なりの料理の仕方をもてない情報は、全部ノイズ(雑音)である。ノイズを自分なりに処理したときに、はじめて情報になりうるのである。

私は京都に行った折に、「忘れる」のにいいものを買ってきた。直径が1尺くらいの、お寺に置く鐘である。私自身は忘れる練習にこれをたたく。一発、コーンとたたくと、煩悩が頭のてっぺんからスーッと抜けてゆく。
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