電脳筆写『 心超臨界 』

成功はそれを得るために捨てなければならなかったもので評価せよ
( ダライ・ラマ )

論語 《 子路、従って後る。丈人の杖を以て蓧を荷うに遇う 》

2024-02-02 | 03-自己・信念・努力
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◆子路(しろ)、従って後(おく)る。丈人の杖を以て蓧(かご)を荷(にな)うに遇(あ)う


『現代語訳 論語』
( 宮崎市定、岩波書店 (2000/5/16)、p314 )
微子第十八(461~471)

467 子路従而後。遇丈人以杖荷蓧。子路問曰。子見夫子乎。丈人曰。四体不勤。五穀不分。孰為夫子。植其杖而芸。子路拱而立。止子路宿。殺雞為黍而食之。見其二子焉。明日子路行以告。子曰。隠者也。使子路反見之。至則行矣。子[路]曰。不仕無義。長幼之節。不可廃也。君臣之義。如之何其廃之。欲潔其身而乱大倫。君子之仕也。行其義也。道之不行。已知之矣

(訓) 子路(しろ)、従って後(おく)る。丈人の杖を以て蓧(かご)を荷(にな)うに遇(あ)う。子路問うて曰く、子は夫子を見たるか。丈人曰く、四体ありて勤めず、五穀分たず、孰(たれ)をか夫子と為すや、と。其の杖を植(た)てて芸(くさぎ)る。子路拱(きょう)して立つ。子路を止めて宿せしめ、雞(にわとり)を殺し黍(きびめし)を為(つく)りて之に食わしめ、其の二子を見(まみえ)しむ。明日子路行(さ)り。以て告ぐ。子曰く、隠者なり、と。子路をして反りてこれを見しむ。至れば則ち行(さ)れり。子曰く、仕えざるは義なし。長幼の節、廃すべからざるならば、君臣の義は、これを如何(いかん)ぞ其れこれを廃せん。其の身を潔(きよ)くせんと欲して大倫を乱る。君子の仕うるや、其の義を行わんとするなり。道の行われざるは、已にこれを知れり。

(新) 子路が孔子に従行して、後にとりのこされた。追いかけて行く途で老人が杖に竹の蓧(かご)を下げて荷(にな)っているのに出会ったので尋ねた。貴方は私の先生に遇いませんでしたか。老人曰く、身体の労働をしたことがなく、五穀の見さかいもない者が、何で先生なものか、と言って杖を地面に立てて、草をむしり出した。子路は両手を組んで敬意を表しながら、老人と立ち話を始めた。老人は子路をひきとめ、家へつれ帰って泊まらせ、雞を殺し、黍の飯をつくって御馳走をし、二人の子供を紹介した。明日子路は立ち去って孔子に追いついて、このことを話した。子曰く、隠者だな、(それなら言うことがある)と。子路に命(いい)つけて、もう一度たち戻って面会してこいと言った。子路がその家へ行って見ると、もう行方が知れずであった。孔子が子路に言わせようとしたのは次の通りであった。曰く、宮仕えしないという主張には何も根拠がない。尊長と卑幼との間の序列は無視することができぬ。(現に子路は貴方を老人の故に尊敬し、貴方はまた二子を年長の子路に引合わせて敬意を表せしめたではないか。)それと同じように、君主と臣下との関係は、無視しようとしても無視できぬものだ。貴方は一身を清くしようと思うあまり、無視することのできぬ大事な人間関係を強いて無視しようとなされる。我々の仲間が君主を求めて宮仕えしようとうするのは、人間たる者の義務を行おうとするのである。ただその理想がすぐ実現できないものであることぐらいは、万々承知の上だ(『全集四』113頁参照)。
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