電脳筆写『 心超臨界 』

影は光があるおかげで生まれる
( ジョン・ゲイ )

こころの一冊 《 「ルーシーの冒険」――坪内啓子 》

2024-08-04 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


  人生は良書だと思う
  深く入り込めば入るほどより豊かな意味が見えてくる
  ( ハロルド・S・クシュナー )
  I think of life as a good book. The further you get into it,
  the more it begins to make sense.
  ( Harold S. Kushner, American rabbi, 1935- )


「男の子になりたい」というのが、三人姉妹の末っ子、7歳になるルーシーの最大の願いでした。スカートやワンピースは着たくありません。人形遊びもダンスもいや。集めているのは、紙だまピストル、刀やプラスチックのよろい等々。男の子の方が強いし、けんかもできて、女の子よりもすごい冒険ができるからというのです。


「ルーシーの冒険」
【 キャサリン・ストーア・作、山本まつよ・訳、坂西明子・絵、子ども文庫の会 】

「ルーシーのぼうけん」勇気をだせば少女名探偵―― 福井市立図書館・坪内啓子
(「こころの一冊」08.08.22日経新聞(夕刊))

「男の子になりたい」というのが、三人姉妹の末っ子、7歳になるルーシーの最大の願いでした。

スカートやワンピースは着たくありません。人形遊びもダンスもいや。集めているのは、紙だまピストル、刀やプラスチックのよろい等々。男の子の方が強いし、けんかもできて、女の子よりもすごい冒険ができるからというのです。

近所の男の子たちは、よくロビンフッドごっこをして遊んでいましたが、ルーシーは全く相手にされません。

ある日、ルーシーは仲間に入れてと頼みます。どろぼうを捕まえたら仲間にいれてやると、一番年上のコンラッドに言われたルーシーは、名探偵ルーになろうと決心。事件を探しに出かけます。

ところが、お金持のフアンダンゴーさんの家からじゅうたんや絵などの大事なものを緑色のバンに積み込んでいる二人組のどろぼうを発見したから大変。おまわりさんを呼びに行く時間はありません。バンの中に隠れ、どこに行くか突き止めるしかないと思ったルーシー。いつ見つかるか怖くてたまりませんでしたが、そのたびに勇敢な名探偵ルーなのだと自分を奮い立たせて、ついにどろぼうの倉庫を見つけ出します。

事件解決後、ルーシーのおかげで無事に大事なものが戻ったファンダンゴーさんは、「今一番何が望みだね」と聞きました。「男の子になりたい」と言うルーシーにファンダンゴーさんは「私もだよ」と答え、でもそれはできないからと、代わりにすてきなじゅうたんをくれました。

そしてとうとう男の子たちが、鼻高々のルーシーを遊び仲間に迎え入れてくれました。

作者はイギリスの作家兼医師で、三女の母でもあり、幼い娘たちのために書き始めた子供向けの作品も多数あります。ユーモアがあり、子供の気持ちが丁寧に描かれています。ルーシーの子供らしい一生懸命さが魅力です。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  用意ができたとき師が現われ... | トップ | こころのチキンスープ 《 ひ... »
最新の画像もっと見る

06-愛・家族・幸福」カテゴリの最新記事