電脳筆写『 心超臨界 』

何もかもが逆境に思えるとき思い出すがいい
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ヘンリー・フォード

初春の都大路を、華麗な女性アスリートたちが駆け抜ける――柏原康夫さん

2009-01-30 | 04-歴史・文化・社会
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“駅伝”発祥の地・京都――京都銀行頭取・柏原康夫
【「あすへの話題」09.01.19日経新聞(夕刊)】

初春の都大路を、華麗な女性アスリートたちが駆け抜ける「全国都道府県対抗女子駅伝競走大会」。いまや京都の正月を彩る恒例行事、風物詩ともなっている。地元京都チームが過去最多の優勝回数を誇っていることもあって、沿道からの声援にも熱が入る。

この女子駅伝に先立つ年の暮れ、陸上では「冬の甲子園」とも言われる全国高校駅伝も、男女ともにここ京都の都大路が舞台となる。なぜ、京都でなのか? 理由はちゃんとある。実は、京都は駅伝発祥の地なのである。

日本で初めての駅伝は、今から92年前、京都の三条大橋でスタートした。1917年(大正6年)の4月27日、第1回駅伝である。「遷都記念東海道五十三次駅伝徒歩競走」、めざすゴールは東京上野の不忍池。上野では当時、東京遷都五十周年記念博覧会が開催されており、この博覧会に合わせて行われた。京都三条大橋をスタートし、東京までの東海道を関東(柴)と関西(赤)の2チームが5百㌔㍍余・23区間を走破する壮大な駅伝は、丸3日を走り抜き、29日に東京上野に無事ゴールした。

これを記念して、2002年4月27日、京都三条大橋東詰の北側の歩道に「駅伝の碑」が誕生している。曲線でかたどられた御影石は、駅伝のシンボルである「たすき」を表している。この「駅伝の碑」、まる3日を走り続けゴールした東京・上野不忍池にも同じものが建てられている。

さて、先日行われた今年の大会、すばらしい感動とともに、日頃はあでやかな我が京女たちも、この日ばかりは鮮やかな健脚ぶりを披露し五連覇を成し遂げた。

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