ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

派遣切りにあったホームレスの人への疑問

2009-09-02 08:13:00 | 社会・経済

しっかし、ここまで民主圧勝とは正直、予想していませんでした。

なんだかんだ言っても、岐阜は保守王国。

野田聖子さんのおじいさんの野田卯一氏からの支持、という家も多くてその地盤は守られるのかなぁ、なんて思ってましたが見事にくつがえされました。

でも前評判で民主党が勝つ、というところまでは予想できたわけだから、「私まで投票しなくても、どうせそうなるんだろうから、私はちょっと別のところへ投票しようかしら・・」なんて天邪鬼な人もいるだろうから結局は均されるのかなぁ、なんて思ってましたけど。

もひとつ、びっくりしたのが、インフルエンザのここへ来ての驚異的な広がり。

昨日突然、取引先の会社から電話がかかってきて、

「あの、すみません。先生にお願いしていた9月の研修なんですが、インフルエンザの猛威によって、出席人数が危ぶまれるのと、そういうことならインフルエンザに備えての保健所の研修にしようかということに急遽あいなりまして、申し訳ないんですが、10月に変更してもらえませんでしょうか?」と言われ、「かまいませんよ。」と答えたものの、自分の身近にひたひたと忍び寄るインフルエンザの影響を初めて肌身で感じ取った出来事でした。

さて、今日はニュースで、ホームレスの人にとって名古屋の中村区役所が「聖地エルサレム」のようになっている、という話を聞いた、ということからつらつら思ったことのお話です。

生活保護は戸籍や住民票に関係なく、どこに居住しているかを問われるだけなので、早い話が北海道や沖縄から今日飛んできて、中村区役所に申請したっていいわけです。

中村区役所で生活保護の申請をする人の6割以上は他府県の人だということです。

そしてそのうちのほとんどの人が、自分が生まれ育って働いていた土地で、一度は生活保護を申請しているのだけれど受け入れられなくて名古屋に流れてきた、という人たちばかりでした。

ひどい人になると「何でうちの役所がおまえを保護しなけりゃいけないんだ。」と言われたとか、無言で500円差し出されて「他の県の役場へ行ってくれ。」と言われたという人もいました。

職務放棄、怠慢、勘違いもはなはだしい対応です。

どうして中村区役所がそんなにもホームレスの人たちに人気があるのか、と言うとまず、「区役所の人が親身に話を聞いてくれる。」というのが第一ではありますが、ボランティアの人たちがとても頑張っていて、行列をつくって受付を待っているホームレスの人に、先にひとまず話しを聞いたり、炊き出しを行ったりして支援しているからです。

実際に中村区役所の生活保護の申請は昨年の3倍に膨れ上がっており、すでに職員の対応は限界に来ている、ということでした。

当然、こんなにも一極集中すると問題も起こっており、例えばある病院ではホームレスの人の入院が全ベッド数の6割を超えてしまい、救急患者が運ばれてきても受け入れられなかったり、ホームレスの人が払えない治療費で大赤字で病院の経営そのものが危ぶまれている、とのことでした。

ほとんどのホームレスの人がお金がないからホームレスなのであり、それで体を壊して倒れたってたしかに治療費なんてありませんわね。

日々食べることさえままならないのに病院に払うお金なんて誰がどう考えたってあるわけないですもん。

でも、そんな人を救急車で収容して手当てするときも病院の方は、そのときにこの人はお金払ってくれないだろうなぁ・・なんてことは微塵も考えない、とおっしゃっていました。


それもまたわかる気がします。

目の前に一刻を争う状態で苦しんでいる人がいるのに、(こいつ、助けてやっても金あんのかよ?)とは思いませんわねえ・・

つい、必死になって助けてあげるのが人情ってもんでしょう。

でも、その助けてあげた人がちょっとよくなるとたいてい夜中に抜け出してとんずらしてしまう、となるとやはりがっくりではないでしょうか。

せめて人間として、「せっかくお世話になりましたが、今、まったくお金がないんです。でも、必ず返します。」くらいの誠意は見せて欲しいわ。

・・・だけどこう言っちゃなんですけど、ホームレスになってすさんだ生活が長くなると「誠意を尽くす」という気力も残ってないんでしょうねぇ。

逃げる人が多いんじゃないか、と勘ぐってしまいます。

番組ではいつものようにひたすら「このようにホームレスが多くなった現状を国はどう考え、対応しているのか。」という論調に終始していました。

しかし、私は別のことを考えていました。

さきほどの病院にお金払わない、もそうですけれど、ホームレスの人たちそのものの“性根のあり方”について、です。

今、日本はずっと右肩下がりです。

今後も10年、15年の単位で浮上は望めないくらいの状態です。

そんななかで、一般の人も必死に頑張っているのに、そうそうあんたたちの面倒みれないよ、しっかりしてよ、というのが私の本音です。


このままでいくと、遠からずアメリカのように救急車が民間の運営となり、救急車を呼んだ時点でそこでどれだけのたうちまわって苦しんでいても、「はい、あなた、お金ありますか?」と聞かれ、「ない」と答えたら、「あ、そう。」とそのまま右へ回れで帰っていってしまう、という事態になるでしょうね。

そこまで人情味のない世の中にならないうちに食い止めるためにも個人でも何とかする、って気概をもっと見せてよ、人間らしい誠意くらい見せてよ、と言いたいんです。

私が一番不思議なのは、派遣切りにあってホームレスになる人が多いとのことですが、派遣社員て正社員ほどの給料じゃないにせよ、ずっとパートやアルバイトで食いつないでいる人に比べればずーっといいはずですよね。

それが、どうして派遣切りになった途端に路頭に迷うの?

それまで一体何をしていたの?

どんなに少ない給料であっても、人というのはそのなかでの10%や20%を貯金にまわそうと頑張るのが普通じゃないですか?

派遣は毎月わずかずつの貯金もできないほどの給料なんですか?

ありえないでしょう。

誰だって、明日がわからないから多少は貯金する。

それが計画性であり、人に迷惑をかけない誠意です。

それをせずに毎月毎月全部自分のために使ってしまって、職がなくなったとたんに路頭に迷い、保護してよ、と言う人をコツコツとまじめに貯金してきた人たちから吸い上げた税金でなんで保護してやらなくちゃならないのか、これ以上、派遣切りを理由にホームレスの人が増えると私は怒り心頭に達しそうです。


派遣の人がいったい通常どういう生活ぶりでどうしてすぐにもホームレスにまでなってしまうのか、本当に純粋に疑問でしかたがありません。

こうこうこういう理由で仕方がないんだよ、という理由がわかる人は、どうか私に教えてください。

そうか! そういうことだったのか!というカラクリが何かあるのかなぁ?・・

帰ってきたダーリンに夕食を食べながら、この話をすると、意外にもダーリンが、「俺もそう思う。」とポツリと言いました。

え? と私は思わずもらすほど、意外でした。

ダーリンは民商の活動をしているので、発想がいつも頑張っているのに底辺をさまよっている労働者の味方です。

その点、ただの一般人の私とは意見が食い違うことの方が多いんです。

この話も、きっとダーリンらしく「えっこちゃんはそう言うけれど、彼らは気の毒なんだよ。」と何かしら私を少し納得させてくれるような理由で、彼らの立場にたった発言をするのだ、とばかり思っていました。


しかし、あにはからんや、彼は民商の活動でボランティアでホームレスの人たちがいるところに話を聞きに行ったことがあるそうです。

でも、彼らから出てくる話は「俺はこんなに頑張った。」という自己防衛と愚痴ばかりでまったく建設的な意見は出てこなかったし、こちらが聞くかぎり、なんでそれがこんなに頑張ったことになるんだ、という話だったそうです。

「だから、俺もまったくえっこちゃんと同意見。どうして彼らはそれまでにもう少しなんとか出来なかったんだろう、と思う。」と言いました。

多少の意見の対立を覚悟しながら、ちょっと過激かしら・・と思えるような意見をぶつけた私はなんていうか、ふりあげたこぶしをおろすところがなくなってしまったような気分になってしまいました。

だから、本当に疑問なんです・・

いったい、どうしてなんですか? 

派遣切りの人たちがそれほどにホームレスになる、っていうのは・・?




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