ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

今週の木曜リハ・・・リハビリに本当に必要なもの

2011-11-24 15:43:28 | リハビリ

段々と「雪化粧」が濃くなってゆく富士山を眺めながら、今週も元気に行って来ました。

最近、OKBの皆さんが中々揃わず、元気な「ガールズトーク」が聞けません。何処かで「レディース」の集会でもやっているのかな?(笑)

今日は、イケメン先生から色々とお褒めの言葉を頂き、ちょっといい気分の私です。自分でも感じたのですが、足の伸びが良かった(普段は座っている時間が長いので、膝を伸ばすのに時間がかかります。)それが今日は、スムーズに真っ直ぐに伸びて、先生も私もびっくり また、筋肉の緊張が強い右手の伸びもやわらかく、この寒い時期に・・・という感じでした。毎回、少しでも身体の良い変化に気が付ける幸せを、感じた今日のリハビリでした。

先日、テレビで、あるデイサービスの事業所を紹介していました。そこに通ってくる方は、認知症の方から、私の様な脳血管障害で身体に障害を持たれている方、と「千差万別」でした。この事業所が他の事業所と違っている所というか、ポリシーとしている所が、全ての人に役割を持たせる・・・自主性を重んじるということ。利用者さんが朝施設に来てまず、する事は、利用者さん自身が自分の一日のスケジュールを決める事。例えば、「今日はゆっくりする」「今日はダラッとする」「お風呂に入る」「将棋をする」等々、壁にのホワイトボードにそれぞれがカードを貼って行くのです。午前中も午後も「ダラッとする」という人には、当然「教育的指導」が入ります。(笑)そして、なんと食事の時間は、30人を超える利用者さんに対して、ヘルパーさんはわずか2人、食事はバイキング方式で、料理を取るのも食べるのもすべて自分で・・・。身体の不自由な方には、食事が取りやすいように、ヘルパーさんがオカズの入ったお皿を持つだけで、あくまでも利用者さんが取れるまで待つ・・・というスタイルでした。また、別の部屋には、製パン作業の為のプロ仕様のパン焼き機が・・・。所長さんの話が印象的でした。「本格的な設備を入れる事で、まず、設備に興味を持ってもらう。次にパンを焼くという仕事に興味を持ってもらう、そして、こんな設備でパンを焼いてみたいという気持ちになってもらう」という事でした。効果てきめんで、認知症の方が一生懸命にパンを焼いて「これ、わしが焼いたパンや」と自慢されていました。また凄い事に、この施設に通う利用者さんだけで「レストラン」を運営するという話が紹介されていました。オープンまでの利用者の方や、施設のスタッフの方の苦労は大変なもので、スタッフの方が、泣きながら打ち合わせをする場面も紹介されていました。また、脳梗塞の後遺症で、右手が不自由で家事もこなせなかった利用者の方が紹介されていました。玉ねぎをスライスするのですが、暑さは1.5センチ・・・手をいつ切るか心配になるような手つきでした。オープン間近の試食会の評判は最悪・・・。しかし、7か月経ったいまは、堂々の黒字経営・・・。認知症を患っていた方も、生き生きと配膳をされていて、玉ねぎのスライスをされてた方も、普通のスライスの厚みに、そして手の動きも健常者と変わらない動きまで回復していました。所長のコメントに「ディサービスに来て、至れり尽くせりの時間を過ごしていたら、身体は動かなくなるし、病気も進んでしまう。それぞれの方に、まだまだ役目がある、必要とされているという気持ちを持って貰うのが大事・・・」と言われていました。

身体のリハビリも大事です、でも、その前に「心のリハビリ」が大事では・・・と感じた放送でした。

コメント (10)
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