ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

発病から今まで その14

2006-02-12 15:09:58 | 健康・病気

つかママ、コメントありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

さて、キザミ食もたまに咳き込みながら順調に進んでいたある日、脳外科の先生が喉を切開して挿入しているプラスチック製のチューブ(カニュウレイ?未だにあやふや(^_^;))の先端に付けるバルブを持ってきた。先生が言うには『声帯の代わり』をして音を出す物だそうで、C市立病院では始めて使うものらしい。先生が取扱説明書を読みながら私のチューブに取り付けてくれたのだが、何度取り付けても息が出来なくなりバルブが飛んでしまうのだった。そこで一度チューブを抜いてバルブを取り付けてみることになったのだが、色々やっているうちに喉に開けた穴が小さくなってきてバルブをつけたチューブが入らなくなってしまった。そこで仕方なく女性用の細いチューブを挿入した。しかし、相変わらずバルブをつけると息が苦しくなり、バルブが飛んでしまう事の方が多かった。するとどうだろう咳をした瞬間、女性用の細いチューブなので気管とチューブのわずかな隙間から息が漏れて、声帯を震わせて音が出たのであった!先生が『バルブを使わなくても声が出る。大丈夫だよ!一緒にチューブも抜いてしまおう』と言ってくれた。話せないと言われていた私に話す希望が見えてきたのである。しかし、声に対する戦い始まったばかり、声帯を閉じる力が弱く最初の頃書いたとおり、息こらえが出来ず吸った息がそのまま鼻から出てしまうので、家族や看護士さんとの話はまだ、あいうえおボードと口を読んでもらっていた。