Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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違和感の解消

2008-06-09 23:07:28 | 産業カウンセリングのこと
昨年度学んだ「すぎなみ大人塾」(リンクはpdfです)では、講師の新谷大輔先生から本当にたくさんの知らない世界と教えていただきました。

個人的には、在籍中、思いを強くしていたのが「若者のキャリア支援」です。

これまでの仕事の中で、フリーターの方の教育に関わることも多かったし、今、キャリアコンサルティングを学んでいるのも、そういう理由が背景にあります。

おとな塾受講中に、社会事業モデルを考えていた時に、ずっと心の中に違和感を覚えていたのですが、それが何なのかがわかりませんでした。

例えば、ワーキングプアの問題。

ニート・フリーター・・・・

年金未納の人が増えれば、ただでさえ維持できない日本の社会保障制度はどうなんの?

所得税を納めてくれないと財源は減る一方、移民政策も不透明な中での今も進行する労働力不足などどうすんの?

ニート・フリーターが、もっと頑張ればいい・・・・

と考えながらも、彼らを単なる「労働力」の確保のために、財源確保の共同体と考えることにどこかしら違和感を感じていました。

しかし、この本を読んで、なるほどと思いました。

「雨宮処凛のオールニートニッポン」

雨宮処凛の「オールニートニッポン」 (祥伝社新書 86)

祥伝社

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この本の冒頭で「コトバノアトリエ」代表理事の山本繁さんが、書いていた部分で

彼らを支援する人たちが陥る共通の誤りは、彼らを社会のルール・労働市場のニーズに合うように作り変えようとしているのではないか、と指摘している点です。

違和感、解消・・・・

「コトバノアトリエ」や「トキワ荘プロジェクト」は、文芸や漫画などの面で才能あるニートやフリーターを伸ばそうという支援。

私のような組織からはみ出して、自分の意思でやりたくない仕事を選ばずに生きている人間が、この違和感を見過ごし、彼らを労働市場に合うような「作り変え」の考えに陥っていたら、

相当な大バカモノになるところでしたよ・・・・

ってことで、

セーーーフっ

ニートやフリーターは決して怠惰な訳ではない、コミュニケーション力が弱いだけではない。

十羽ひとからげ的に論じることは、「人としての尊厳」を忘れた「大人の不寛容さ」であると思えてなりません。

一人ひとり事情が違うのだから。

こんなニュースがインターネット上に配信された→「20代の関心事は貯金」

彼らだけのせいではないということ。

でも、何らかの形で学ばなければならんよ・・・・

先日のキャリアカウンセリングの講座でも、時代が変わっているのだという前提で、

正社員雇用を増やそうという施策はあれど比率は増えるわけではなく、正社員になれない敗北感みたいな風潮が高まる中で、

自己否定感を払拭し、労働力の一端としてだけではない、お金だけではない、自分の「なりたい自分」で生きていける自己選択を支援することが私たちの役割なのではないかと思います。

素直な心で自分を理解して、自分で選んで、自分で変わる。

なにで読んだか忘れてしまったのですが、「夫が妻子を養う家庭経営」から「家族で世帯年収を積み上げていく家庭経営」という記事を読んだことがあります。
(子が小さい時は、強い支援が求められようが・・・)

家庭という最も強くあらねばならないユニットの強いつながり・・・。

固定観念に、凝り固まってしまいそうだった時に、立ち止まって考えることができたことに感謝します。

いつか自ら手を上げた若者が遠慮なく学べる場所を作ってみたい。

仕事が軌道に載ったら、もう一度考えてみたいと思っています。

1日1回ありがとうございます。


コメント (6)
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