世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

世界自動車大戦争(86)

2020-03-06 00:00:00 | Weblog

なお「100年に一度の大変革の時代」は、トヨタの2017.11.28に組織改正に際しての豊田章男社長の言葉として言及されたものである。


役員体制の変更、組織改正、および人事異動について
2017年11月28日

・グループ会社の力を結集、また社内外を含め、高度な専門性を有する多様な人材を適所に配置
・副社長の役割刷新、フェローポストの新設、執行役員体制の変更時期前倒し等、役員自ら役割・意識を変革し、執行のスピードアップを図る
・よりお客様・現場の近くでの意思決定が可能な体制への変更

 トヨタは、「もっといいクルマづくり」と「人材育成」の一層の促進のために、常に『もっといいやり方がある』ことを念頭に、組織および役員体制の見直しを行ってきた。
 2011年に「地域主体経営」、2013年に「ビジネスユニット制」を導入、2016年4月にはカンパニーを設置し、従来の「機能」軸から「製品」軸で仕事を進める体制に大きく舵を切った。2017年も、9月に電気自動車の基本構想に関して他社も参加できるオープンな体制で技術開発を進めるための新会社(EV C.A. Spirit)を設立する等、「仕事の進め方変革」に積極的に取り組んできた。
 また、役員人事についても、2015年に初めて日本人以外の副社長を登用、2017年には初めて技能系出身の副社長を登用するなど、従来の考えにとらわれず、多様な人材を適所に配置する取り組みを進めてきた。

 いま、自動車業界は、「電動化」「自動化」「コネクティッド」などの技術が進化し、異業種も巻き込んだ新たな「競争と協調」のフェーズに入っている。トヨタは、グループの連携を強化し、これまで取り組んできた「仕事の進め方改革」を一層進めるために、来年1月に役員体制の変更および組織改正を実施する。また、現在のトヨタを取り巻く環境変化はこれまでに経験したことがないほどのスピードと大きさで進行しており、一刻の猶予も許されない、まさに「待ったなし」の状況であると認識している。こうした認識のもと、役員体制については、本年4月に実施した後も、6月、8月、11月と随時、変更してきており、来年についても従来の4月から1月に前倒しで実施することにした。

 今回の体制変更について豊田章男社長は「自動車業界は100年に一度の大変革の時代に入った。次の100年も自動車メーカーがモビリティ社会の主役を張れる保障はどこにもない。『勝つか負けるか』ではなく、まさに『生きるか死ぬか』という瀬戸際の戦いが始まっている。他社ならびに他業界とのアライアンスも進めていくが、その前に、トヨタグループが持てる力を結集することが不可欠である。今回の体制変更には、大変革の時代にトヨタグループとして立ち向かっていくという意志を込めた。また、『適材適所』の観点から、ベテラン、若手を問わず、高い専門性をもった人材を登用した。何が正解かわからない時代。『お客様第一』を念頭に、『現地現物』で、現場に精通をしたリーダーたちが、良いと思うありとあらゆることを、即断・即決・即実行していくことが求められている。次の100年も『愛』をつけて呼んでもらえるモビリティをつくり、すべての人に移動の自由と楽しさを提供するために、トヨタに関わる全員が、心をあわせて、チャレンジを続けていく」と述べた。
(略)

https://global.toyota/jp/detail/19944468


さて、このブログで扱ったことのあるトヨタがらみの関連事項を、時系列的に次に抜粋してみよう。

2016.01  トヨタ、ダイハツを完全子会社化すると発表
2016.12  トヨタ、EV事業企画室を新設、トヨタ・織機・アイシン・デンソーから各1名。
2017.02  トヨタ、プリウスPHVを発売
2017.08  トヨタ、マツダと5.1%出資し資本提携を発表
2017.09  トヨタ、マツダ、デンソーでEV C.A.Spirit Co.設立。
2017.11  豊田章男社長、人事異動で「自動車業界は100年に一度の大変革時代に突入
2017.12  トヨタ、パナソニックとリチウムイオン電池で提携を発表
豊田社長、2030年、電動車550万台(内ZEV100万台)と質問に答える。(12/13)
       寺師茂樹副社長、2030年電動車550万台(内ZEV100万台)チャレンジ発表
       2025年までに10車種以上のEVをラインアップする。(12/18)
2018.01  豊田章男社長、CESで「トヨタはモビリティサービスを提供する会社に変革してゆく」
2018.01  同、「e-Palette Concept」を発表
2018.01  EV CASにスバル、スズキ、DH、日野が参加、(10月にいすゞ、ヤマハ参加)
2018.02  中国「ホワイトリスト」中止の意向、'20年より中国製Batt.縛りを無くす。
2018.10  トヨタZEVファクトリーを発足させる。EV事業企画室を吸収。
2018.xx  中国要人、トヨタを訪問。HV特許に関して何らかの要請したのでは?
2019.04  トヨタ、ハイブリッド技術の特許の無償公開を発表
2019.06  トヨタ、'30年電動車550万台(ZEV100万台)販売を5年前倒し、電池開発と調達
       超小型EVを'20年に発売、20年代前半に10車種以上のEVを発売する、
       e-TNGAでスバルとEVの共同企画するなどと発表
2019.06  中国NEV規制修正、HV車を優遇する燃費規制へ(全体の25%をHV、'30年)
2019.07  トヨタ、CATLとBatt.調達の包括的提携を締結、BYDとはEVの共同開発も。
2019.08  トヨタ、スズキに4.9%出資し資本提携すると発表
2019.09  トヨタ、スバルに追加出資20%とすることを発表。
2019.09  中国、HV優遇策の縮小を検討
2019.10.23~11.4  東京モーターショー・TMS
2019.12  中国、NEV比率アップを検討。'20年・20%→25%へ


こうしてみると、この年表から大きな二つの潮流を読み取ることが出来る。

一つ目は中国のNEV規制に関するもの、
二つ目はトヨタのZEV開発に関するものだ。

トヨタは

EV C.A.Spirit Co.トヨタZEVファクトリーの2本立てで、
EVやFCVなどのZEVを開発・販売してゆく様だ。

(続く)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世界自動車大戦争(85) | トップ | 世界自動車大戦争(87) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事