そして2012年1月26日に、NPBは、東日本大震災の復興支援試合を3/1に台湾代表と行うと発表している。その日本代表は例によって「侍ジャパン」と呼ばれ、24人が選出された。
復興支援試合の日本代表「侍ジャパン」に田中ら２４人
産経新聞 1月26日(木)16時23分配信
会見後、ポーズをとる侍ジャパン（日本プロ野球代表）秋山幸二監督（左）と新井貴浩＝港区高輪（撮影・斎藤浩一）（写真：産経新聞） 拡大写真
３月１０日に東京ドームで行われる東日本大震災復興支援試合「日本代表（侍ジャパン）対台湾代表」に出場する選手の発表会見が２６日、東京都内で開かれ、昨年沢村賞を獲得した田中（楽天）ら２４人が選ばれた。
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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/npb/543238/
田中のほかにパ・リーグ本塁打王の中村（西武）、セ・リーグ最優秀選手の浅尾（中日）ら昨年のタイトル獲得者を中心に選考が行われたほか、田中の同学年である斎藤佑、中田（いずれも日本ハム）、昨年セ・リーグ新人王の沢村（巨人）といった２０代前半の若手も選ばれた。昨年日本一に輝いたソフトバンクの秋山監督が指揮を執る。
試合は国際試合同様にドーピング対象試合。関東地方で現在生活している被災者１万２千人を無料招待するほか、収益金の一部は義援金として被災地に贈られる。
秋山監督は今回の選手選考について「将来を見据えて、若い選手に国際試合を経験させたかった。生きの良い顔ぶれだと思う」と話した。
■侍ジャパンメンバー
▽投手 斎藤佑樹（日本ハム）、平野佳寿（オリックス）、田中将大（楽天）、吉見一起（中日）、浅尾拓也（中日）、石川雅親（ヤクルト）、沢村拓一（巨人）、内海哲也（巨人）
▽捕手 細川亨（ソフトバンク）、銀仁朗（西武）、嶋基宏（楽天）
▽内野手 本多雄一（ソフトバンク）、中島裕之（西武）、中村剛也（西武）、坂本勇人（巨人）、新井貴浩（阪神）、栗原健太（広島）、渡辺直人（ＤｅＮＡ）
▽外野手 内川聖一（ソフトバンク）、中田翔（日本ハム）、糸井嘉男（日本ハム）、坂口智隆（オリックス）、岡田幸文（ロッテ）、長野久義（巨人）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120126-00000549-san-base
これがそのまま2013年のWBCのメンバーに横滑り（?）しないことを願うが、まあ「日本代表」と言っているから、もしWBCに参加するようなことがあれば、そんなことになるであろう。しかしながら、もしそんなことでもしでかしたとしたら、プロ野球の評判は徹底的に落ちることであろう。それでもよければとNPBが考えているのなら、やればよい。しかしプロ野球は完全にマイナーなものとなってしまうであろう。
ところでこの『収益配分闘争』の経過はどうなっているのであろうか。NPBも、もっともっと、日本国民を味方にする努力が必要であろう。それには、なんと言っても情報公開を積極的に進めて、野球をこよなく愛する日本国民の共感を得る必要があろう。日本の一般大衆もどうなっているか、気になっている筈である。読売新聞社も一般大衆の感じ方なんぞは、とっくの昔にわかっている筈。こんな時にナベツネがリーダーシップを発揮して、世論を導くことでもしたのなら、さらに男を上げることであろうと思うのであるが。
ただパ・リーグの首脳が意見交換したというニュースはあったが、セ・リーグはどうなんだという疑問も沸く。ここはNPBが音頭を取って、WBCIと交渉してその結果を逐一公表することが大事ではないか。そしてどうしても駄目と判断したのなら、その旨堂堂と発表すればよい。一般大衆は、莫大な「てら銭」まで払って、WBCIの賭場に参加するに及ばず、と思っているはずだ。そうすれば、まだまだプロ野球も棄てたものでもない、と思い直してくれる筈ではないかな。
しかしながらNPBは何を血迷ったのか、すでにWBCに参加すると表明してしまっている。
【プロ野球】
ＷＢＣ参加問題など、パ・リーグ首脳が意見交換
2012.1.27 16:11
パ・リーグのオーナー懇談会が２７日、東京都内で開かれ、日本野球機構の一般社団法人化、ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の参加問題など、現在の球界の課題について意見交換した。
オリックスの宮内オーナー、日本ハムの大社オーナー、楽天の島田オーナーが出席し、他球団は球団社長らが参加。議長の大社オーナーは「情報を共有した。今後もできれば２カ月に１回ぐらい開きたい」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120127/bbl12012716120007-n1.htm
だだ、NPBはWBCIの軍門に下ってWBCに参加すると言ってしまっているが、選手会はまだ参加すると言っていないと言うことだけはわかったが、復興支援試合も含めて、これが軍門に下るための序章となっているとしたら、プロ野球はもうお仕舞いだ。
最後に日本プロ野球選手会の公式ホームページで「WBC問題」をどう考えているか、考察するのもよいでしょう。
日本プロ野球選手会 公式ホームページ
WBC問題（プロ野球選手会がどのように考えているかをご説明いたします。）
http://jpbpa.net/wbc/
もう一つ、先回のWBCにスポンサードしたアサヒビールや日本マクドナルドなどの日本企業にWBCへのスポンサードを遠慮してもらうようにNPBも依頼したらどうかな。これもWBCIとの交渉の方法の１つとなるであろう。また、読売新聞をリーダーとして、WBCの放送をしないように日本のマスコミをまとめさせるなどの方法もあるものと思う。そうしてWBCへの日本企業のスポンサー権や商品権をNPBに帰属させる戦いを進めるのも効果的ではないかな。尤もそんなことを大っぴらにやれば物議をかもすことになるので、水面下でしっかりやればよいのだが。ナベツネさん、どう思いますか。WBCIの賭場へてら銭を納めてまで、日本国民はWBCの試合を見たいとは思っていませんよ、と小生には感じられるのだが。
（終り）
