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落ち着いています

2017-01-21 20:14:02 | 体で覚えるシリーズ


 三が日に電波系になってしまった母。おかげさまで、今は落ち着いています。
ああいうことがあると、すぐに思い浮かぶのは認知症ですね。
わたしたちも、進行を止める薬を早く処方して貰った方がいいんじゃないかとか思いました。
でも、眠剤の副作用という可能性もあるようです。

在宅医療クリニックの先生に年頭に起きたことを話すと、退院時に処方されていた眠剤を飲ませて、それでも興奮状態が続くようならと、もう1錠新たに眠剤を処方されました。
でも、既に飲んでいるのもたいがいきつい薬のようで、薬剤師さんが、「これで寝ないの?」とびっくりしてたし、新たに処方された薬は、わたし自身が以前飲んで、自分が恐くなるような行動を取ったことがあるんですねー。
まず、薬剤師さんに、「この薬は、寝間着に着替えて、トイレもすませて、後は布団に入るだけという時に飲んで下さいね。飲んでから動き回ると危ないですよ」と言われた時点で、強い薬なんだなと感じました。
まあ、たしかに寝つきはすごくよくなったんですが、たまたま夜中にトイレに起きた時に、トイレで大声で歌を歌ったり、もっと恐かったのは、夜中にふと目が覚めた時に、なぜか携帯の待ち受けをダウンロードしてるんですねΣ(゚д゚lll)
その時、携帯が2つに見えて、しかも変な光が放射状に出ていたのを覚えています。
で、翌朝目覚めると、歌も携帯も、夢だったのか現実に起きたことなのか、はっきりわからないんですよ。
携帯は待ち受けを見れば確かめられるので、開けて見ると、変わってるよ、待ち受け~
こういう経験があったものですから、これを母に飲ませるのはちょっとためらわれたんです。



妹がネットで調べてみたところ、眠剤で幻覚を見たりすることは実際にあるようです。
最初から口コミ情報を見ると、自分の気持ちにしっくりくるのばかり拾ってしまったり、ネガティブすぎる情報に打ちのめされたりするので、まずは薬の名前で検索して、できるだけ客観的な情報を頭に入れ、その上で、実体験の口コミを見たそうです。
それによると、眠剤はいくつかのグループに分かれ、母が処方された薬はどれも同じグループで、幻覚を見たりすることがあるそうです。
口コミでは、わたしのように携帯の待ち受けをダウンロードしたというのもあったそうだし、母が時々口走ってた、小さな子供が見えるというのも、かなり一般的な症状のようです。

これは推測ですが、病院の大部屋では、夜中に寝られない人がいると他の人が…とかあるので、眠剤で眠らせてしまい、その眠剤の副作用で幻覚見出したりすると、さらに眠剤でリセットして…というのを繰り返してたんじゃないでしょうか。

ネット情報によると、そうやって眠剤漬けになったら、少しずつ量を減らして離脱していかなければならないそうです。
でも、わたしたちはそんなこと知らなかったので、母が家に帰ってきてよく眠っていたので、もう眠剤はいらないよねと、一気に断ち切ってしまいました。
高齢者は、体の中に薬の成分が溜まりやすいというので、そんなのが残っていた間は穏当だったけれど、それがゼロになったのが、ちょうど新年になった頃だったのかもしれません。

そこで、わたしたちは、お医者さんの処方とは違うけれど、出された薬の中で一番母に合っているようで効果の出る薬だけを使うことにしました。飲まさなくても寝ちゃった時は飲ませません。
また、以前かかりつけの先生に出して貰っていて、お守りのようにしていた安定剤があるので、息苦しいとか、そういう訴えの場合は、そちらを飲ませるようにしました(これで、けっこう寝てくれます)。

あとは、日時の感覚がわからなくならないよう、母から見えるところにカレンダーと時計を置き、「今何時だから、○ご飯たべようね」と声をかけたり、「今日は何曜日だから、リハビリの先生がくるよ」などと言うようにしています。

これで、今のところは正常モードが続いています。

正直、親がわけのわからないことを言い出すと、こちらもすごくショックを受けます。妹も、病院で母が初めて電波系モードになってるのを見た日は、泣いて帰ってきました
特に、在宅介護をしようと思ったら、ある程度家族の言うことを聞き分けてくれないと、介護自体が難しくなります。
せっかく帰ってきたのに、どこだかわからない世界へ行かれて、こちらも手に負えなくなって…なんてことになったら悲しいですよね。

わたしたちのやり方がいいのかどうか断言はできませんが、医療のプロではなくても、自分や家族の体なので直感的にわかることというのがあります。
昔読んだ本に、「そっちが医療のプロなら、おれは患者のプロだ」という言葉があったのを覚えていますが、そんな感じ。
先生の指示に素直に従うことも必要ですが、本能的に、「何か、これ、やばい」と感じたら、避けた方がいいこともあるのかも。
高齢者に限らず、自分の体の声をよく聴いて、大切な自分の体を守っていけるといいですね。