固執するほど下がってしまう恋愛偏差値。
子役からオスカー戴冠まで硬派なイメージの履歴を持つN.ポートマンが、軽めでしかも下ネタの多い恋愛ものに出るというのは、かなり意外だった。
そんな彼女の役どころは、美しく才能にあふれてもいるのに、傷つくことを恐れるあまりに自ら恋愛の機会を遠ざけてしまう女性医師・エマ。合ってるかもしれない。
相手役は、彼女とは正反対に「バタフライエフェクト」以外ほとんど軽い作品のイメージしかないA.カッチャー。
彼の役どころは、有名人の父を持つぼんぼん。父と遠からぬ芸能界の現場でアシスタント業務をこなすが、どうにも自立のきっかけが見えてこないアダム。これも結構合ってる。
15年前と5年前のちょっとした軌跡の交わりを経た現在、アダムにある事件が降りかかり、半ばやけになった状態で転がり込んだエマと同僚たちの自宅で、2人は最初に結ばれる。
きっかけはどうあれ、2人が結ばれたのは極めて自然の成り行きなのに、わざわざセックスのみの関係というルールで壁を作ってしまうエマ。
面倒を避けようとして、結局より面倒な羽目に陥るというのは、ドラマの仕立て方としては王道と言えるのだが、アダムがアシュトンだからか、彼の恋愛の苦悩に関して恋愛のもどかしさのようなものはこちらに伝わってこない。
不真面目なわけではないのだが、「好きなんだけどなー、しようがないかなー」という感じで、さらりとフェイドアウトモードに変換する。
結局大騒ぎするのはエマだ。性格等が異なる二人って相性はいいように見えるけど、長続きするかどうかはアダムがうまく感情を捌けるかどうかなんだろう。
主役は魅力的だし、15年前の回想含めてふんだんにかかる音楽も楽しい。二人とも文字通りひと肌脱いでがんばっているし、二人を取り囲む脇役もそれなりに存在感がある。
でも全体を通して見たときに、この作品独自の強さって部分がどうしても物足りない。軽い恋愛もので強さっていうと矛盾しているようにも聞こえるけど、少なくとも今でも語られる名作にはそれがあったわけで、そのレベルにはまず及ばない。
(60点)
子役からオスカー戴冠まで硬派なイメージの履歴を持つN.ポートマンが、軽めでしかも下ネタの多い恋愛ものに出るというのは、かなり意外だった。
そんな彼女の役どころは、美しく才能にあふれてもいるのに、傷つくことを恐れるあまりに自ら恋愛の機会を遠ざけてしまう女性医師・エマ。合ってるかもしれない。
相手役は、彼女とは正反対に「バタフライエフェクト」以外ほとんど軽い作品のイメージしかないA.カッチャー。
彼の役どころは、有名人の父を持つぼんぼん。父と遠からぬ芸能界の現場でアシスタント業務をこなすが、どうにも自立のきっかけが見えてこないアダム。これも結構合ってる。
15年前と5年前のちょっとした軌跡の交わりを経た現在、アダムにある事件が降りかかり、半ばやけになった状態で転がり込んだエマと同僚たちの自宅で、2人は最初に結ばれる。
きっかけはどうあれ、2人が結ばれたのは極めて自然の成り行きなのに、わざわざセックスのみの関係というルールで壁を作ってしまうエマ。
面倒を避けようとして、結局より面倒な羽目に陥るというのは、ドラマの仕立て方としては王道と言えるのだが、アダムがアシュトンだからか、彼
不真面目なわけではないのだが、「好きなんだけどなー、しようがないかなー」という感じで、さらりとフェイドアウトモードに変換する。
結局大騒ぎするのはエマだ。性格等が異なる二人って相性はいいように見えるけど、長続きするかどうかはアダムがうまく感情を捌けるかどうかなんだろう。
主役は魅力的だし、15年前の回想含めてふんだんにかかる音楽も楽しい。二人とも文字通りひと肌脱いでがんばっているし、二人を取り囲む脇役もそれなりに存在感がある。
でも全体を通して見たときに、この作品独自の強さって部分がどうしても物足りない。軽い恋愛もので強さっていうと矛盾しているようにも聞こえるけど、少なくとも今でも語られる名作にはそれがあったわけで、そのレベルにはまず及ばない。
(60点)
>彼の恋愛の苦悩
は描かなくていいんじゃないかな?
さらっと楽しめる映画でしたね。
アシュトンはいつものまんまだけど
ナタリーがラブコメってあまりない感じで貴重かもです☆
確かに「苦悩」ってのは言葉の選択として違いますね。
何か恋愛映画特有のもどかしさというか、
その辺を感じなかったなと言いたかったのですが。
一方でN.ポートマンの映画としては、
今後のキャリアを含めても貴重なものになるかもしれません。
今晩は☆彡
TB・コメントありがとうございます!
やはりアシュトン、軽めのイメージですね。
う~ん意外にも今回は何故か、私的には
好感度アップでした。理由は分かりませんが。
それしてもナタリーがこういう作品に出る
とは驚きました。何でも製作総指揮にも
加わっているようです。もしかしたら、
彼女自身の願望かもしれませんね。
A.カッチャーは軽めの作品が多いですけど、
どこでもいつでも好感度は高いように感じます。
その辺が役者業を考えるときには悩ましい話なのですが。
N.ポートマンが製作に加わっているのは驚きでしたね。
この手の話が実は好きなのか、
これまでの仕事とのバランスをとるためだったのか、
オスカーという称号を手に入れた後の仕事の選び方で
自ずから分かってくるのでしょうね。