国民的「世界の終わり」。
テレビ放映された2作品が初めてという超初心者としては、あーだこーだと語るのはちょっとはばかられる気がしている。
それにしても、同時上映の「巨神兵」にしても、何故に壮大に絶望を語るのかなと思ってしまう。
実際の世の中は、閉塞感には覆われているが、危機感は乏しいと言わざるを得ない。自分ですら、何が起きたとしても生きていれば何とかなるような根拠のない楽観論を唱えがちだ。
しかし、この物語の中にあるのは終末に次ぐ終末。「序」「破」にあった若干弛緩する場面は、シンジとカヲルが心を通わせるくらいで、それも荒涼とした中にかすかに灯った明かりのように儚いものであった。
この作品が今年No.1の観客動員でスタートを切ったという。何しろうちの子が観るくらいだから、もはや物語の世界観とは完全にかけ離れた存在に覚醒してしまったとしか言いようがない。
初心者は、描かれる世界をどう理解してよいものか迷っているところだが、庵野秀明氏はこの現象をどう受け取っているのだろう。
そもそも、彼は細かい設定を頭の中に持っているはずだけど、観客がそれぞれに解釈することについてはどう思うのだろう。
まあ、別にいーか。
(75点)
テレビ放映された2作品が初めてという超初心者としては、あーだこーだと語るのはちょっとはばかられる気がしている。
それにしても、同時上映の「巨神兵」にしても、何故に壮大に絶望を語るのかなと思ってしまう。
実際の世の中は、閉塞感には覆われているが、危機感は乏しいと言わざるを得ない。自分ですら、何が起きたとしても生きていれば何とかなるような根拠のない楽観論を唱えがちだ。
しかし、この物語の中にあるのは終末に次ぐ終末。「序」「破」にあった若干弛緩する場面は、シンジとカヲルが心を通わせるくらいで、それも荒涼とした中にかすかに灯った明かりのように儚いものであった。
この作品が今年No.1の観客動員でスタートを切ったという。何しろうちの子が観るくらいだから、もはや物語の世界観とは完全にかけ離れた存在に覚醒してしまったとしか言いようがない。
初心者は、描かれる世界をどう理解してよいものか迷っているところだが、庵野秀明氏はこの現象をどう受け取っているのだろう。
そもそも、彼は細かい設定を頭の中に持っているはずだけど、観客がそれぞれに解釈することについてはどう思うのだろう。
まあ、別にいーか。
(75点)
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