Con Gas, Sin Hielo

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「鷹の爪8 ~吉田くんのXファイル」

2016年09月03日 22時01分06秒 | 映画(2016)
吉田少年のちょっといい話。


鷹の爪団も10周年、映画はとうとう第8弾だそうだ。でもどこまでをシリーズとして数えているのかがよく分からなかったりする。昨年の「天才ヴァカボン」は観られなかったが、あれは鷹の爪シリーズに入るのか?(→後に確認。どうやら入らないらしい)

今回は、吉田くんの子供のころの話ということで、総統たちは最初にさらっと出てきておしまい。いわゆるスピンオフであるが、どうやら「月刊コロコロイチバン!」という雑誌で連載されているらしい。世界征服のためには子供のうちから洗脳しておこうという総統の策略・・・という設定なのかと勘繰ってしまうが、雑誌の吉田くんは何やら別人の顔になっている。映画館には小学生も来ていたが、コロコロの連載はファン拡大につながっているのだろうか。

映画自体は相変わらず緩いギャグの連発である。子供が喜ぶ単純下ネタが目立った気がしたが、これも昔から変わらないといえば変わらない。何よりこの2016年に「X-ファイル」を持ってくる感覚。子供雑誌であろうと映画館であろうとわが道である。

ただ、昔あった予算ゲージ、ネーミングライツ、告白タイムといったアイデアものや、大物(?)ゲスト声優の登場のような凝った遊びはなく、決して長くない60分超の上映時間をまっすぐ物語が進んで行ったのは少し寂しく感じた。

冷静に考えると、これで割引料金でも1,100円や1,300円払う価値があるかどうかは判断に迷うところだが、たぶん次も観るだろう。吉田くんもいいけど、鷹の爪団全員がスクリーンを縦横移動しまくる作品が観てみたい。

(65点)
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