「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

冠雪した南アルプスと紅葉

2019年11月01日 | 山の風景

 最近、写真はFacebookだけで、こちらには全然載せてないので、たまにはブログにも写真を載せておきます。今年は紅葉が遅いし、いまいちと思っていましたが、雨続きだった天気が安定するとともに、だんだん色づいてきれいになってきました。

 10月26日、観光協会の紅葉めぐりで黒川牧場入り口まで。

 

10月30日、天空の池から笹山~入山方面。

 

そして、11月1日、鳥倉林道です。


赤石岳の初冠雪と鳥倉林道の紅葉

2015年10月15日 | 山の風景
 

 最近はリニアと議会関係ばかりのブログになってしまって、それもfacebookばかりでこちらは更新が滞ってしまっているけど、やはり山の写真も時々載せておきたい。上の写真は村民運動会が雨で中止になった翌日、赤石岳の初冠雪を大西公園から撮ったもの。その日はそのまま阿智村に「戦場ぬ止み」を見にいき、翌日はヘルススクリーニングと共産党の国会議員、県会議員などの皆さんのリニア視察があり、昨日ようやく鳥倉林道まで登っていくことができた。赤石の雪はだいぶ融けてきていて、しかも雲がかかっていた。


 標高の高いところは紅葉がだいぶ進んできている。夕立神の先、登山ゲート駐車場まで行って豊口山方面を見ると、こんな感じ。


 一番きれいなピークには少し早いけど、十分楽しめそうな感じだったので登山口付近まで歩いてきた。期待どおりカエデ類の鮮やかな赤色などがとても美しかった。




 石灰岩の岩壁のあたり。


 リニアの非常口が2か所に計画されている釜沢地区はこの写真のちょうど真ん中辺りの斜面にある。その下の谷底で大工事が行われることになる。


  最近リニアの視察がすごく増えている。時間が少ないと工事予定地を回るだけになってしまうけど、せっかく遠方から来ていただくなら、もっとゆっくり大鹿の自然を見て感じていってほしいものだと思う。自分たちもリニアがきっかけで大鹿村の自然の奥深さを改めて学ばせていただいている。知れば知るほど奥深さを感じ、何とか守っていきたいものだと思う。
 

 

鳥倉林道・夕立神の紅葉

2014年10月24日 | 山の風景
 先日の初冠雪のときは、ちょうど中部伊那議員研修会があったり、翌日はリニア院内集会で上京したりしていて、写真を撮りに行きそびれていた。何日か続いた雨が上がって久々に快晴となり、ようやく鳥倉林道方面に出かけることができた。山の雪が増えてるかなとちょっと期待したけど、むしろ融けて減ってしまったみたい。それでも、赤石、荒川の山頂付近は白かった。
 林道の紅葉はちょうど見頃。ここ何年か毎年行っている越路ゲート先まで行きたかったけど、午後に用事があったのと、ちょうど舗装の補修工事で道をトラックがふさいでいたため、ヘリポート先で引き返す。


 小河内岳方面。


 赤石岳。


 赤石岳ズームアップ。


 中央アルプス。


 明日からの週末2日間は、大西公園にて、大鹿村として初めての試みとなる「大鹿クラフトまつり」が開催される。地域おこし協力隊3年目の木工体験交流施設「KASUGAI」の竹岡さんを実行委員長として、若い人たちが中心になって準備を進めてきた催し。クラフト展のほか、音楽ライブ、飲食出店、農産物の販売等がある。また同時開催イベントとして赤石荘さんの主催で「大鹿村騒動記」の上映会やロケ地ツアーも計画されている。紅葉が見頃の大鹿村、天気もばっちり良さそうだし、ぜひ多くの皆さんに訪れていただいて、イベントが成功することを願っています。

笹山、烏帽子岳

2014年07月29日 | 山の風景
 国民の祝日としての「山の日」は2016年から施行されるそうだが(8月11日)、長野県では独自に7月の第4日曜日を「信州山の日」として今年から制定された。その第4日曜日の27日は、ジオパーク全国大会で9月30日に企画されているオプショナルジオツアーの大鹿村でのプログラム、笹山ハイキングの下見を兼ねて、笹山に登ってきた。登ったといっても、標高2000mの黒川牧場上の駐車場から2140mくらいの笹山、さらにその先の入山に続く尾根道の途中まで行こうという緩やかなハイキングコース。





 朝は晴れていて、途中の縞がれ状態の展望地から塩見岳の姿も見ることができた。





 しかし、だんだん雲が広がってきて、大展望地の笹原でお弁当を食べていると、西の方から小渋の谷に雨が降り出したのが見えた。このコース、笹山直下の避難小屋までは広い道ができているけど、その先は登山道が笹に覆われ、獣道も縦横に走っていて、霧にまかれると道も分かりにくくなってしまうので、ゆっくり食休みする間もなく下りることになった。間もなくぱらぱらと雨が降り始め、しばらく小雨の中を歩いたものの、牧場に着く頃には雨は上がっていた。予定よりだいぶ早かったので、逆さイチョウと葦原神社に寄って帰った。展望を楽しむコースなので、当日は天気がよいといいな。

 翌28日は、今度は家族+今年から地域おこし協力隊で博物館の学芸員補として働いてくれているS君の5人で南アルプス烏帽子岳へ。4歳になったばかりの孫をつれあいと息子が交代で背負いながらのゆったりペース。(下りは少し歩いてくれた)
 この日はほぼ天気もよく、今年もライチョウ親子に会えた。


 

鳥倉林道の紅葉

2013年10月21日 | 山の風景
 昨日の大鹿歌舞伎は雨となり中学校の体育館で行われた。映画直後を思えば、だいぶ観客数は落ち着いたものの、体育館は後ろまでびっしりで、市場神社にはとても入り切れそうにない人出だった。お客さんから「紅葉にはまだ早いのね」と言われて、「標高の高いところはきれいですよ」とお答えしていた。今日は雨も上がり、また週末には台風の接近で天気が悪化しそうなので、今のうちに見ておこうと思って出かけてみた。一昨日、赤石岳も初冠雪だったようだけど、もう解けている。



 鳥倉林道の一番の紅葉スポットは登山口のゲートから先。駐車場から見たところ。


 カラマツ林を抜けると広葉樹林になる。この道沿いはカエデの種類が多くて、鮮やかな赤が目につく。日が差したり、かげったり、光の変化、雲の変化を楽しみながら散策してきた。









 ここにリニアは要らない。地下で見えなければいいというものではない。
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川歩き・滝

2013年08月24日 | 山の風景
 少し時間がたってしまったが、17日に植生調査のグループで小河内沢、20日につれあいと小渋川を歩いてきた。小河内沢は昨年歩いた釜沢~御所平間の先で、小日影沢との出合いまでは山の中の巻き道を利用。そこから小河内沢をさかのぼり、布引の滝を目指した。かつては小日影に銅山があったそうだが、今ではほとんど人が入らない山の中、危険な箇所も結構あったが、無事行ってこられた。(しかし、たどり着いた滝は、どうやら布引の滝ではなかったようだ。小河内沢の上流域には幾つも滝があるらしい)


 






 小渋川の方は、つれあいに以前から赤石岳に登ろうと誘われていたのだけど、徒渉ルートは危険だし、なかなか都合も合わずにいた。今回も1日しか取れなかったのだけど、今年は川の水量が少ないし、まずは広河原小屋まで一度行ってみようということになった。今回の徒渉は18回、深いところでも膝より少し上、ハーフパンツのすそがぬれる程度で済んだ。それでも、さすが小渋の本流だけあって流れが速い。増水時はほんとに危険だと思った。





 高山の滝。ここを過ぎると、徒渉回数も減る。


 徒渉が終わる地点。前方に南アルプスの主稜線が見える。


 広河原小屋。なかなか寄りつけない場所なので、草ぼうぼうの状態。去年ヘリで資材を搬入して屋根を新しく直した。小屋内にはぬれた衣類が干してあった。次回はここから赤石を目指せるかな?


小河内岳

2013年08月07日 | 山の風景
 先週、ジオパークの関係で、つれあいが講師を務めて甲斐駒ヶ岳手前の六方石というところまで行くという催しに同行させてもらった(六方石まで行けず、駒津峰まで)。雨こそ降らなかったものの曇天で、仙水峠からも、稜線に出ても、ガスで山の景色は何も見えなかった。今度は天気の良いときに行きたいねと話していたけど、また月火は雨ふり。でも、今日から天気が回復するという予報だったので、思い切って一人で三伏峠方面に山登りに行ってきた。烏帽子岳までは何度も登っているので、一人でも不安はないと思って、去年初めて一人で烏帽子岳の先の前小河内まで日帰りで行ってきた。今年はそのときより30分ほど遅い出発となってしまい、烏帽子岳まででよいかなと思ったけど、天気もよかったので、頑張って小河内岳まで行ってみた。
 烏帽子岳は三伏峠から近く、大鹿から楽に日帰りできる距離だけど、展望が素晴らしく、富士山も見える。でも、ここのところ何回か登っている中では、晴れていても富士山は雲の中だった。今日は見えるかもと期待していったら、少し雲がかかって、かすんではいたけど、ようやく見えた! これだけでも来たかいがあったというもの。


 塩見岳の全体像が一番よく見えるのは、前小河内岳付近。


 小河内岳山頂。2802メートル。近くに避難小屋があり、立ち寄る。


 小河内岳から荒川岳。右側に見えているのが赤石岳。


 歩いてきた烏帽子~前小河内方面。


 大鹿村方面を望む。ちょうど真ん中あたりが釜沢の集落。そこからの谷が小河内沢。リニアはこのあたりを通る。左手には6月に登った前茶臼の崩壊地が見える。あのときも天気が悪くて何も見えなかったけど、天気がよければ南アルプスがよく見えたはず。


 三伏峠に登ってくる人はほとんどが塩見岳を目指す人たちで、三伏峠~荒川岳間を縦走する登山者はすごく少ない。今日も会ったのは数人程度。それでも、三伏峠に登る途中で出会った私より少し年長に見えた女性は、一人で光岳まで縦走すると言っていた。すごいなあ・・・。

 鳥倉ゲート前の駐車場は平日にもかかわらず30台ほどの車でほぼ埋まっていた。土日は大変だろうな。

 

大西公園の桜

2013年04月06日 | 山の風景


 今年は各地で桜の開花がかなり早まっているようだが、大鹿村でも例年より早く咲き始めている。災害跡地に3000本の桜が植えられた大西公園でも、売店横の基準木(ソメイヨシノ)はまだつぼみだけれども、早咲きの彼岸桜などはかなり咲きだしている。上の写真は駐車場横の木の昨日の様子。見頃は来週半ばぐらいからだろう。最近だと2009年にも早くて、4月7日に基準木が開花、11日くらいには満開になって、18日のさくら祭りには二度の雨の影響もあって7割ぐらい散ってしまっていた。今年のさくら祭りは20日、少しでも長く花がもってくれるとよいが。(去年は逆に遅くて、さくら祭りの日の朝には1~2分咲き程度だった)

 公園に上ってくる途中の桜(今朝の様子)。この一角もだいぶ咲いている。



大雪

2013年01月15日 | 山の風景
 昨日は久々の大雪だった。朝出かける前に除雪したときは10センチ程度だったけれど、帰ってきて、また雪かきをしたときは20センチになっていて、その後もどんどん降り続き、40センチを超える積雪となった。1回の雪でこんなに降ることはめったにない。雪国のような除雪体制はなく、集落の除雪はまずはガードレールで作った三角板を軽トラで引いて行ってくれているけど、昨日も朝から何度も引いてくれていた。でも、だんだん両側に除けた雪が高くなっていって、「もう無理」とのこと。
 昨日はどんど焼きの日だったけれども、そんな状態なので今日に延期になった。(村内のどんど焼きは集落ごとなので、それぞれの都合で、前日に行っていたところもあれば、昨日、大雪の中で行ったところもあるし、小さい集落などでは無理せず延期したみたいだ)。

 夕方ようやく雪がやんで、少しの間だけ雲がほんのり染まった。




 一夜明けて、今朝は快晴。




 朝日を浴びて雪がきらきらと輝いてきれい。家の前の村道も先ほど重機が入って除雪していってくれた。今日は生協の配達がある日で、昨日の状態では厳しいかなと思っていたので一安心。(以前、配達のトラックが途中で雪道にはまって登ってこれなかったことがあった)
 大雪だと停電も心配だけど、標高の高いこちらではそれほど重たい雪ではなくて無事だった。