「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

道路清掃

2006年04月29日 | 田舎暮らし
 共謀罪は昨日の採決は避けられて、連休明けに審議が続けられることになった。ろくに報道もされずに、みんなが知らないうちに強行採決という最悪の事態はとりあえず回避できて、ちょっとだけホッとしている。本当に多くの人にどんな法案かということはぜひ知ってほしいなと思う。

 閑話休題。今年もまた例年のごとく、今日の「みどりの日」は河川一斉清掃。私は河川ならぬ道路の清掃作業で、落ち葉や枯れ枝を道脇に寄せたり、ごみを拾ったりしながら、下まで下りる。落ち葉を寄せても、「風が吹いたら、また散らかるよね」などと話しながらも、何せ「日本で最も美しい村」だから、連休で観光客も増えるし、きれいにしないと。作業のあとは焼き肉で慰労会(自治会長さんのお宅では炭を焼いておられて、炭窯の横の建物に炉がある)。働いたあとに、みんなでわいわい飲むビールのおいしいこと!
 先日27日には「日本で最も美しい村」づくりのための事業の一環として、花の苗の配布もあった。散り始めた桜に、咲き始めた花桃、それに芝桜、水仙など、村内各所で花が美しい。

共謀罪

2006年04月26日 | 非戦・平和・社会
 今日はチェルノブイリ原発事故から20年。今年は20周年という区切りのいい年のためか、いろいろ報道も多く、まだまだ幕引きどころか、事故の影響はこれからますます現れてくることがどんどん明らかになっています。
 でも、原発絡みの話は最近幾つか書いているので、今日はそうではなくて。実際に何にもしなくても、「犯罪」の相談をしただけで罪に問う、「共謀罪」なる法案が、衆議院法務委員会で強引に審議・採決されようとしています。「それ何?」という人は、ここが分かりやすいのでぜひ見てください。600以上もの法律に違反することを話し合っただけで罪になります。そんな法律が通ったら、言論の自由がなくなって本当に大変なことになってしまいます。
 保坂展人のどこどこ日記によれば、野党の反対を押し切って、21日の金曜日に一方的に趣旨説明が強行され、25日は反発する民主・社民が欠席の中、自民・公明のみで審議が行われたそうです。与党は「28日採決」を宣言しているのだとか。黙っていたら、本当にヤバイ。

 法案の採決を止めることができる立場の人は衆議院/法務委員会/委員長です。
衆議院/法務委員会/委員長 石原伸晃さん(自由民主党)


発展させる会2年目スタート

2006年04月25日 | 田舎暮らし
 今日は大鹿村を発展させる会の総会が開かれた。昨年発足して、1年が過ぎ、せんだって1年間の活動報告が出たが、最初の1年はあおぞら市を開催したり、とにかくそれぞれの部会に分かれて活動を始めたものの全体の連絡がなく、ほかの人たちが何がやっているのかよく分からないまま過ぎた1年だった。そのせいか、今日の総会の参加者も少なかった。
 福祉部会の人たちは、(発展させる会とは全く別に)NPO法人あんじゃネット大鹿が立ち上がったこともあり、そちらに活動のメインを移して、生活支援サービス、学童クラブ等、本格的に活動を始めている(そのため、発展させる会の枠組みの中ではお休みになる)。
 総会でインターネット部会の設立が承認され、インターネットを使った活動も始めていくことになり、お手伝いをさせていただくことになった。とりあえずブログを開設して、村内外に向けた情報発信を始めることが了解された。役場の観光課ではフォローしきれない、マイナーなイベントなどもどんどん載せていければと思っている。
 
 人数が寂しい総会の会場に、夜桜のライトアップがされている大西公園のほうから和太鼓の音が聞こえる。真っ暗な山の中に、そこだけライトアップされた桜はちょっと幻想的な雰囲気。写真が観光情報のホームページに掲載されています。

四月の雪

2006年04月21日 | 田舎暮らし
 朝起きて外を見たら、うっすらとだけど雪景色だった。昨夜、同じ村内のさらに標高の高いところに住む友人のサイトで、雪が降ってきたという書き込みを見たとき、まだ雨の音が聞こえていたのに。ちなみに、7時の外気温はマイナス3度。昨年、氷の写真を載せたのが4月24日だった。三寒四温とはいうものの、まだまだ寒い日は寒いが、それにしてもこんなに辺りが雪化粧するほど降るとは。
 先日タイヤを交換してしまったが、幸い路面に降った雪はすぐ解けて、道が白くなるほどではない。子供を学校に送っていくと、下の方でも雪はちらちら舞ってはいるものの、夜の間は雨だったようで、白くなっているところはなかった。今日の雨と雪の境界線は900~1000メートルぐらいだろうか。
 先日ようやく咲き出した水仙の花も、ごらんのとおり。

久々の外仕事

2006年04月17日 | 田舎暮らし
 テープ起こしという仕事はけっこう仕事量に波があって、年度末の繁忙期が過ぎ、その持ち越しも片づく4月半ばになると、パタッと仕事量が減る。大まかにいうと秋から年末、年度末にかけて忙しくて、春の年度初めから夏にかけては比較的余裕がある。これは田舎暮らしで、家庭菜園で野菜作りもしたい者にとってはまことに好都合だ。
 うちは夫が平日休みの仕事なので、私も曜日に関係なく、何か用事のあるときを休みにしている。2~3月の繁忙期には何も用事のない文字どおりの休みは全くない日々が続いていたが、ここに来て、ようやく休みが取れた。
 午前中は家の中のことをして、午後から、まずは車のタイヤを交換して、それから去年の畑の片付けをした。秋のうちに片付けておけばいいのだろうけど、晩秋は日が短いし、仕事も忙しいので、結局いつも春になってしまう。トマトや豆の支柱を抜いて、ビニールひものたぐいを片付けて、作物の残滓や枯れ草(何せ草ぼうぼうにしてしまうので)は集めて燃やす。この時期に火をつけるのは気を遣うけど、草が多いと管理機のローターに絡むし、畑の外に運び出すのも面倒だ。灰は肥料にもなるので、私は結局燃やしてしまうことが多い。
 今日のところはここまでで夕方になってしまった。久々に外仕事をする労働量としても、このぐらいがちょうどいい。さて、次の肥料まきはいつできるか。
 

「STOP!再処理 ネットワーキング」に賛同します

2006年04月16日 | 脱原発
 原発絡みの話題が続きます。現実に日本の電気エネルギーの4割を支えている原発に対する立場、考え方はいろいろあるかとは思いますが、その中でも幾つか、特にこれは原発自体に対する賛否を超えて問題にすべきだと思う点があります。
 一つは、巨大地震が確実に起こるとされている場所で稼働している浜岡原発。ここはうちから一番近い原発だし、首都圏にも近いので影響も大きいと思われるので、何度か取り上げてブックマークにも入れています。
 もう一つは、使用済み燃料等の問題です。原発はよく「トイレのないマンション」といわれてきました。膨大な核のごみの後始末をどうすればいいか分からないまま、開発してしまったからです。20年ぐらい前には海洋投棄するといって、猛反対を食らって、今は地層処分といっていますが、地震列島である日本で、何万年という単位で地盤の安定した場所はそうありません。
 もう一つが、今回の再処理工場の問題を含めた、核燃料サイクル絡みの問題です。とにかく再処理工場は少しでも放射性物質の放出が少ない段階で止めなくては、取り返しがつかない事態になると思います。つい先日、アクティブ試験を始めたばかりだというのに、12日にはプルトニウムを含む洗浄水が漏れるという事態も発生しています。
 そういうわけで、「STOP!再処理 ネットワーキング」に賛同し、参加します。

現在参加しているネットワーカーズ
かぼちゃ日和。
片桐くんのおもいつ記
All Tomohirow's Parties
一人一流 by のりちゃん
地球の台所*AMA
サイケデリックマキ
GREENFIELDS
らくちんランプ
関東風下プロジェクトBlog
辺境漁師のLOGBOOK
スーパーカブと自転車の日々
タカマサのきまぐれ時評
地球大好き!
pigeon5の日記
日記はこれから書かれるところです。
それなりにスローライフ
そぞろ日記
ブログで囲もう! 浜岡原発
billabong
越佐の海峡blog
*ぱいなっぷりん*
ISL・六本木だより
きくちゆみのブログとポッドキャスト
絶対毎日書かない日記
六ヶ所再処理工場を止めろ!!
Watermark
IZAYOI吐露遺跡
アングラな魚日記
★電気猫のフォトBLOG(ネパール・神戸・地球)★
SENZA FINE

肌寒かったさくら祭り

2006年04月15日 | 田舎暮らし
 今日は大西公園の「さくら祭り」だった。当初は10日ごろ開花なんていっていたけど、今週は天気がぱっとしない日が多くて、大西公園の桜も川沿いの低いところの桜は写真のように結構咲いていたけど、売店が並び、人が集まるあたりはようやく開花し始めた程度の木ばかりだった。おまけに終日曇り空で肌寒く、あいにくの天候になってしまった。それでも、屋外イベントが組まれていた日中は雨が降らなかったので、まあ、よかったかな。
 今年もまた機織りの作品を売っていたけど、花も咲いていない、肌寒いということで、村外からのお客さんも少なめで、あまり売れなかった。でも、お一人、三重県からいらしたという、ご自身も織りをやっていらっしゃる方が足を止めて、いろいろ話していかれた。特に裂き織りの話で、古い浴衣だの、何でも裂いて織ってしまうのだそうだ。実際、古着が生きるし、思わぬ味のある作品になる。
 今、織り姫工房に集っている人たちには、織ったあと作品に仕立てる縫製技術、アイデアを持った人がいなくて、ほとんどは敷物やショール、あるいは反物のまま販売している。その辺も、やっぱり形にしないとなかなか売れないだろうな。

 桜の見ごろは来週の半ばぐらいかな。満開になってから、今度は天気のいい日にお花見に行こう。 

キブシ

2006年04月13日 | 田舎暮らし
 桜の開花が間近だが、山では今ダンコウバイやキブシの黄色い花があちこちに咲いている。先日届いた「伊那谷自然友の会」の会報には、春一番に花をつけるキブシは、花の少ないこの時期、昆虫たちにとって大切な蜜源になっているということで、キブシの花に集まる蝶や蛾たちのことが書かれていた。
 実際、ほとんど冬の枯れ木と変わらないような山の光景の中に、ところどころぽっぽっと黄色が目立ち始めると、山にも春が訪れたことを感じる。昨年は4月8日に咲き始めた庭先の水仙はまだ咲いていないが、つぼみは開花を待つばかりに膨らんできた。
 

浜岡4号機の現場検証

2006年04月12日 | 脱原発
 浜岡原発をめぐって、近い将来想定される東海地震が過ぎ去ってしまうまで、原発の運転停止を求める裁判が行われているが、先日、定期点検中で停止している4号機にて、裁判所の裁判官と弁護士のかたがたによる原発内部の放射線管理区域に立ち入っての現場検証が行われた。
 弁護士さんのレポートによれば、最後には原子炉圧力容器の底部にまで立ち入ったそうだ。ここは原子炉内でも放射性物質による汚染のひどいところで、中に入るためには、作業着の上にさらに服を2枚、手袋と靴下を2枚、酸素ボンベと全面マスクが必要で、まるで宇宙飛行士のような装備をしなくていけないそうだ。その格好で、たった2分しかいられなかったとか。それで、0.02ミリシーベルトの被曝。この日の被曝量は全体で0.04ミリシーベルト(一般人の一日の被曝上限は0.05ミリシーベルト)で、裁判所も弁護士さんたちも、本当に自ら被曝しながらの検証である。
 浜岡原発で働き、白血病で亡くなって労災が認定された嶋橋さんという方は、まさにこの場所で保守点検作業に従事していたそうだ。原子力発電というのは、こういう非人間的な労働に支えられなくては継続できない。

雨の入学式

2006年04月05日 | 子ども・教育
 高校の入学式はあいにくの冷たい雨降りだった。駐車場が狭いため、できるだけ自家用車はご遠慮くださいとあったけれど、校門から車が延々と数珠つなぎになっている。うちは学校から徒歩3分のアパートの駐車場に車を止めて、車の列の横をすいすい通り過ぎていく。
 そこまではよかったが、式が終わって、保護者は教室でPTAの役員決め。子供たちはオリエンテーションの時に申し込んだ体操着やシューズなどの購入となった。オリエンテーションは引っ越しの翌日のバタバタしていたときで、金額を控えておくのを忘れていた。適当にお金を渡したら足りなくて、私も人に聞いて足りないことに気づいて、お互いに探したのだけど、何せ村の人口ほどの人が一つの校内にいる。なかなか見つからず、子供はアパートまで探しにいったらしい。ようやく子供と出会えたときには、業者さんは帰ったあとだった。何と申込用紙に名前を書くのも忘れていたらしく、ネームの刺繍もできていないため、後日取りにいくことに。
 おかげで、せっかくの入学式だったのに、写真も撮りそびれてしまった。

 そうそう、入学式ではマイクの調子が悪く、たまにちゃんと入ることがある程度で、ほとんどオフマイク状態だった。前に座っている子供たちには聞こえたようだが、後ろの保護者席からはかなり聴き取りにくかった。ついつい、これがもしテープ起こししなくてはいけない仕事だったら、えらい大変だろうなと思いながら、難聴テープを聴くような仕事耳になって聴いてしまった。