「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

気功合宿

2010年09月25日 | 心とからだ
 昨日、今日の2日間、伊那の方で行われている中健次郎さんの気功の合宿に日帰りで部分参加していた。中健次郎さんには、だいぶ昔、野草塾でお会いしたことがあって、あの中さんが、しかも分杭峠に来られるのなら、ぜひ参加したいと思ったのだった。(でも、分杭峠は最近はあまりにすごい人なので、無理かな、北川露頭でやるかなという話も聞いていた)。

 昨日はまず陣馬形に行くとのことで、私はうちから直接行く。早朝は曇っていたものの中央アルプスもくっきり見えていたけど、折草峠から登っていくころには、すっかりガスっていて景色は何も見えなかった。風も強くて寒い。一応、山頂に行って、こういう景色が見えるはずですということで、望岳荘へ移動。でも、降りる途中でぱっとガスが晴れて、中央アルプスの山並みと伊那谷が見えた。
 昼食後、今度は分杭峠へ移動。天気のせいか、気場もそれほど大勢の人でもなくて、団体さんが帰ったら、しばらく座っていることもできた。昨日は結構寒かったので、じっとしてたら冷えそうなものだけど、足の裏が何かじわじわと温かい。ということに、帰りがけに中先生に言われて気付いた。その後、入野谷の瞑想室で気功。ヨガの死体のポーズみたいに横になって、中先生の「ソーン」という心地よい声の響きとともに、頭から順に深く深くリラックスしていく。先生がいろいろマントラを唱えている中に、ヨガのクラスでいつも歌っているマントラがあった。
 今日は午前中、クリスタルボウルの演奏会と中先生の講演会。あと午後のセミナーにも出てきた。今日は一転して天気が良かったので、屋外で行った。
 いろいろな聖者や覚者との出会いのお話や、気功の実習もとてもよかったけれど、特に印象的だったのは、二人で組になって行ったいろいろな実験。座って上から押さえ付けられたとき、その力に力で逆らおうとすると立てないのに、すっと受け入れてしまうと、押さえ付けている方の力もすっと抜けてしまうような感じになったり、股関節を緩めて気がすっと通って、大地とつながっていると、押してもびくともしないこととか、気の力をいくつか身をもって感じることができたのが面白かった。
 やはり素晴らしい先生にじかに教えていただける機会というのは、本当に貴重でありがたいものだなと実感した2日間でもあった。こういう機会が、ちょうど土日に動けるような生活になったところで訪れたことも、きっと何かのご縁。せっかく習ったのだから、習ったことを忘れずに、ぜひ日々の生活の中に少しでも習慣化していきたいものだと思った。

今日の夕焼け

2010年09月13日 | 田舎暮らし
 土日の東京は猛暑だったけれど、帰ってきたら、天気も曇り空で雨も降ったりして、別世界のように涼しい。今日も午前中は、窓を閉めたままでも全然暑くなかった。ようやく秋らしい天候になっていくのかな。日もだいぶ短くなってきた。夕方は夕焼けがきれいで、いろんな人がブログに写真をアップしているみたいだけど、私も載せておこう。

ジョン・レノン・ミュージアム

2010年09月13日 | 音楽
 この9月末で閉館になってしまうジョン・レノン・ミュージアムに、昨日ようやく行ってくることができた。開館したときから行きたいと思っていたものの、なかなか自由に出歩ける時間を持てないまま年月が過ぎていったけれど、閉館と聞いたら、これはもう行くしかない。
 本当にシンプルに愛と平和のメッセージを歌い続けたジョン。そして、もろくて繊細な心の叫びを率直に歌にしたジョン。5年間の主夫業を経て、新たなスタートの直後に凶弾に倒れた衝撃のあの日から、もう30年もたってしまったのかと思うと本当に感慨深い。先日十数年ぶりに訪れてくれた友人が、ピアノを弾きながら「#9 Dream」を歌いだして、思わず私も一緒に口ずさんで、その後ジョンの話になった。彼は当時ニューヨークにいて、ジョンの死の数日前から仲間たちの間で何かすごく重苦しい感じが付きまとっていたんだそうだ。

 ミュージアムでは、最初にジョンの生涯をざっとたどるショートムービーを見て、展示室に入る。誕生・少年時代からビートルズ、ヨーコとの出会いと、時系列を追って展示が続く。少年時代に作ったという雑誌や上手なイラストにびっくり。あと、そうだったのかと思ったのは、ビートルズは66年6~7月に来日しているけど、その夏にはもうコンサート活動を中止している。そのころ私はまだ小学生で、ビートルズを聞くようになったのは、ほとんど解散間際になってからだった。ヨーコと一緒になってからのジョンの作品のメッセージの中身に目を向けるようになったのは、多分大学生になってからだったと思う。
  
 ミュージアムのFinal Roomには、ジョンのさまざまなメッセージが英語と日本語で並んでいて、いすもあって、座ってメッセージを眺めながらじっくり余韻に浸れるようになっていた。私は帰りのバスの時間が気になって、あまりゆったりと余韻に浸っている時間はなかったので、ショップでそのメッセージを集めた冊子を買ってきた。

 Yes is the answer and you know that for sure
Yes is surrender, you got let it, you got let it go
 (心を開いて「イエス」って言ってごらん
  すべてを肯定してみると 答えが みつかるもんだよ)

Now that I showed you
what I've been through
Don't take nobody's word
what you can do
 (ぼくが これまで どうやってきたかは
  おしえられる けど
  きみが これから どうするかは
  自分で考えなきゃ)

 日曜日だったので、来館者も結構多く、ビートルズを現役で聴いたであろう年配の人から、子連れの人たち、若い人たちと、本当にさまざまな年代の人たちがいた。こうしてジョンとヨーコの愛と平和のメッセージが若い人たちにしっかりと伝えられていくことも、とてもうれしく思った。最後にメッセージを書くところがあったけれど、そこでも若い人たちが何人も熱心に書き込んでいた。

ヨーコは私の母親と同じ年。
去年のジョン・レノン・スーパーライブで歌っている姿をテレビで見たけど、
いまだ若々しく精力的にさまざまな活動している。本当にすごいなと思うとともに、
ありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです。


道草の変化

2010年09月07日 | 田舎暮らし

 9月に入っても酷暑が続いているけれど、季節は確実に秋になっていて、ススキが花を咲かせている。昨日、今日と雲が広がり、風がだいぶ涼しくなった。このところ夕立もほとんど降らず、畑もからからで、時々水をやったりしていたけれど、明日は台風が近づくとのことで、ようやく雨らしい雨が期待できるかな。

 もうかれこれ20年くらい前になってしまうけど、近所の友人たちと一緒に歌を歌っていた。レパートリーの中に、その中の一人が作った「山羊の道草」という歌があった。まだわが家でも、一緒に歌っていた仲間たちの家でも、山羊を飼っていたころの話。「山羊の道草~、ふらりふらふら~」という歌詞の中に、山羊が好んで食べる花の名前がたくさん出てくる。「黄色い月見草、アカツメクサ、甘くてきれいな花が好き」とか、「コスモス、赤まんま、ヨメナ、ハギ、オミナエシ」「アザミ、ノゲシ、硬くてちくちくするけど、歯ごたえあってとってもおいしい」といった具合。
 今年、当時メンバーの一人だったけど、今はアメリカに移り住んでいる友人が帰国して、数年ぶりに会ったときに、本当に久しぶりにみんなで歌った。その後も、やはり古い友人が来たときに、みんなで歌った。久しぶりに歌って、忘れかけていた歌詞を思い出してみると、かつてはそこら中にたくさんあったこれらの花が随分減ってしまったなと、改めて思った。山羊が好きな花は、やっぱり鹿も好きだろうしな。うちの周囲はかつて羊を飼っていたころ、あちこち牧草の種をまいたので、アカツメクサはあるけど、自生の植物は本当に激減している。あるいは、小さくなったり、花の数を減らして生き延びている。
 道端の月見草も草丈20~30センチくらいになって、花を付けていた。

 食べ残されている花の茎を見たら、こんなとげとげ。

 あとは、イネ科の硬くておいしくなさそうな草がたくさん。