「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

小学校音楽会

2011年06月24日 | 子ども・教育
 今日は小学校の音楽会に来賓として出かける。下の子が小学校を卒業したのが6年前だから、7年ぶりということになるのかな。当時も少人数だったけれど、さらに減っていて、全校でこれだけ。1年生と6年生は11人で二けたの人数がいるけど、2年生は5人しかいなかった。なので、かつては各学年の歌と合奏があったけれど、合奏は1・2・3年合同、4・5年合同となっていた。あと、以前はあったPTAや先生たちのプログラムがなかった。その代わりというか、最後に校長先生作曲のオペレッタ「青い目の人形物語」が全校生徒と先生方とで上演された(大鹿村には、1927年にアメリカから贈られた青い目の人形(ルイーズちゃん)が、戦時中にも処分されずに守られて保管されていて、73年に小講堂の押し入れから見つかったそうだ。83年には青い目の人形を守る会が発足し、人形の歩みを語り継いでいる)。
 人数が少ないと、特に二部合唱などは本当に一人一人がしっかり声を出さなくてはいけない。でも、広い体育館いっぱいに元気な声が響き渡った。全校オペレッタの前の全校二部合唱「ビリーブ」は、プログラムに歌詞が印刷されていて、会場のお母さんたちなども一緒に歌う。自然をテーマにしたものや、何となく今の状況に合っているように感じられる歌が多かった気がして、選曲もよかったなと思った。
 

読書ボランティア

2011年05月31日 | 子ども・教育
 今年度から小学校の読書ボランティアに参加させていただくことにしていて、今日はその第1回目だった。昼休みの10分間を使って読み聞かせをする。絵本は好きだし、楽しそうだなと思って気軽に申し込んでみたものの、読み聞かせ自体は自分の子どもが小さかったころ以来なので、ちょっぴり不安も感じながら小学校へ伺う。まずは1年生の子どもたちに読むことになっていて、先月の打ち合わせのときに図書室の絵本を物色する。つい目が行ってしまうのは、かつて自分の子どもに読んでやった本ばかり。何せ最近の作家さんの本はよく知らない。図書室の先生にお薦めの本をお聞きしたりもして、そのとき借りてきた本もあったけど、結局、家にあった古い絵本を持っていって読むことにした。読むというよりは、子どもたちと一緒に見て楽しむ本といった方がいいかな。福音館のかがくのとも傑作選『ぼくからみると』(高木仁三郎ぶん・片山健え) 
 12人の子どもたちに「何がいるかな?」と声掛けしながら、じっくり絵を見てもらう。子どもたちもしっかり反応してくれて、ちょうど10分。楽しんでもらえたかな。

 ついでに、せっかく小学校に行ったので、ウクライナ製の放射線測定器(シンテック)を持っていって校庭の放射線を測ってきた。滑り台の下と砂場の2か所で測定したところ、滑り台下では最大値0.22、最小値0.07、平均0.14、砂場では最大0.18、最小0.06、平均0.12だった。単位はいずれもマイクロシーベルト。(もちろん自然放射線レベルだけど、標高の高いわが家で測った数字は0.08くらいなので、それよりは若干高め。中央構造線のせいか、谷に蓄積するせいか)

通信簿

2008年07月25日 | 子ども・教育
 今日は下の子の高校で1学期の終業式だった。高校に入って初めての通知表は、思っていたより良かったというのが本人の弁。遠距離通学で、運動部にも所属し、毎日遅く帰ってきて、ご飯だけ食べてバタンキューという日々も多いことを思うと、よく頑張っていると思う。

 自分自身は通知表なるものをもらったのは、はるか昔だなと思っていたら、ブログ通信簿なるものがあるらしい。早速トライしてみた。
 
 最近あまり更新してないから、マメ度が“2”になってしまった。それにしても、体育祭実行委員だの、バレエダンサーだの、一体どこから出てきたのか???

祝入学

2008年04月04日 | 子ども・教育
 朝方やや冷え込んだものの、久々に澄んだ青空に中央アルプスの山並みがきれいだった清明の今日、下の子の高校の入学式だった。ちょうど校舎の入り口前のしだれ桜もきれいに咲き、自然界も子どもたちを祝福してくれているかのごとくで、2年前の次男のときの冷たい雨の入学式を思い出しつつ、本当にうれしくありがたく感じる。どうか、これから3年間の高校生活が楽しく充実したものになりますように。 

音楽発表会

2008年03月05日 | 子ども・教育
 今日は「啓蟄」だったそうだが、強い寒気が流れ込んで冬型となり、雲が多く寒い一日で、うちの周囲では地面も相変わらず雪に覆われているし、まだまだ虫がはい出てくるどころではない。それでも、冬型は続かず、明日には緩んで、だんだん暖かくなってくるとのこと。
 今日は中学校で芸術の選択授業「音楽」の発表会があって、聞きにいった。普通の美術や音楽とは別枠で芸術選択授業(子どもたちはゲーセンといっている)があって、息子はこれまで「美術」だったのだけど、今年初めて「音楽」を選んだ。
 この芸選「音楽」は教科の音楽に比べると、内容も自由で、子どもたちが自分で好きな曲を選んで、少人数で演奏するので、なかなか楽しい(何年か前には、バンドを組んで、オリジナル曲を演奏した子たちもいた)。私たちが子どものころは音楽の授業で歌う歌と、ふだん趣味で聞く歌は全く懸け離れていたような記憶があるけど、今は音楽の教科書や副読本にも昔のポップソングが入っていたり、随分幅が広く親しみやすい内容になっているなと思う。
 ちなみに息子は5人組でBUMP OF CHICKENの曲を演奏。演奏前にドラム担当のK君が曲紹介。この曲を選んだ理由は「好きだから」。やっぱり、それが一番だなと思った。

中学校の文化祭

2007年09月30日 | 子ども・教育
 前日までの暑さが一転して、冷たい雨になったこの週末、中学校の文化祭が行われた。下の子も3年生なので、子ども自身にとっても、保護者としてかかわるのも、今回で最後。毎年書いていると思うが、何しろ少人数の学校である。今年の3年生は人数が多いとはいえ(15人)、やはり一人一人が幾つもの役割をこなさないといけないことに変わりない。息子も生徒会の役員として、朝早く登校したり、休日も登校したりして、一生懸命準備・練習してきた。
 初日の学年発表では、3年生は過去の自分たちの姿を振り返った劇を見せてくれたり、音楽会では難しい歌を見事なハーモニーで聞かせてくれたり、本当に子どもたちの成長ぶりがしみじみと実感できる発表だった。2日目の歌舞伎発表では、息子は歌舞伎初挑戦だったが、所作の難しい役で、練習は相当苦労していたようすだったけど、本番は(ミスもあったようだが)堂々と演じていた。また、楽しむ場面では、中学生らしく思い切り楽しんで、本当に思い出に残るいい文化祭になったんじゃないかと思う。
 私も練習する時間が取れなくて、だんだん重荷になってきていたPTA合唱の伴奏が、ようやく終わった。(上の子が小学校のころからだから、何年弾いてきたんだろう? 今年はたくさん間違えて、ごめんなさい)。

台風と県大会

2007年07月15日 | 子ども・教育
 昨日・今日と長野市の南長野運動公園で中体連の県大会が行われた。種目はソフトテニス。折しも非常に大型で強い台風4号の接近で、梅雨前線も活発になるとのことで、昨日の朝の天気予報は北部も80%雨。こちらでは既に雨が降り始めている。夫は「どうせ延期じゃない」と言うけど、特に延期の連絡もないので応援に出掛けると、途中から雨はぱらぱら程度でほとんど上がっている。会場についたときも雨はやんでいて、時折小雨がぱらついたり、風も出てきたけど、普通に試合は行われた。村の友達にメールを入れると、「試合やってるの?」との返信。南信ではずっと雨だったらしい。やはり長野県は広い。
 予報では、今日の午前中に風雨がピークとのことだったけど、南信でも午前中に既に青空が見えて、今日の個人戦も予定どおり行われた。遠方のため、子どもたちは向こうに泊まっていたけど、宿泊を延期することもなく、予定どおり帰宅。
 結果の方は子どもたちには不本意なところもあったかもしれないけど、親としては、まずは、本当にここまでよく頑張ってきたと褒めてやりたい。応援に行くというと、子どもからは嫌がられたけど、自分もかつて軟式テニスをしていたので、ぜひ見たかった。感動的な場面を幾つも見せてもらって、本当にありがとう。

再び入学式

2007年04月12日 | 子ども・教育
 去年高校に入学した子供が、1学期の何か月かの間にいろいろな事があったという話を前に日記に書いたけど、それこそ友人関係のトラブル等々もあって、実は夏休みになって、もうあの学校には二度と行きたくないと言い出して、入学したばかりの高校を辞めてしまった。去年はいじめ自殺などがすごく報道されていたこともあって、親としても強く反対する気にはなれなかった。
 当時はとにかく本人は高校自体にネガティブになっていて、すぐ転入を考える気にもなれずに、ずっとアルバイトをしていた。年が明けてから、周囲の人からの情報や、本人なりに考えたのか、改めて通信制の高校に入り直すことになって、今日がその入学式だった。去年の広い体育館でマイク不調で何を言っているのか全然聞こえなかった入学式と違って、そこの学校の教育方針がしっかりと伝わった入学式だった。
 新しい環境の中で、彼なりに目標を見つけて成長していってほしいものだと思う。 

 

職場体験

2006年10月31日 | 子ども・教育
 中学校で2日間の職場体験学習があった。以前は3年生が夏休み前に1日だけ、それも原則的に村内の職場だったので、体験できる場がごく限られたものだったし、ほとんど顔見知りの狭い村内、職場体験といっても、あまり緊張感もなかったんじゃないと思う。それが今年から2年生も、それも2日間、人口規模が10倍の隣町に体験学習に行くことになった。
 保育所、図書館、コンビニ、ガソリンスタンド、スーパー、銀行、薬局、精密機器工場等々、子供たち一人一人全部違う場所に行く。息子はどこに行くのかと思ったら自動整備会社だそうだ。そういういわば専門技術を要する職場で、中学生にできる仕事が何かあるのかなと思ったりもしたけど、車内を掃除したり、タイヤを運んだり、いろいろ体験させていただいたようだ。車がないと生活が全く成り立たない田舎社会において、自動車整備はとても大切ななくてはならない仕事。そういう仕事の現場を見てきただけでも、いい経験になったのではないかと思う。
 どうもお世話になりました。