「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

ジオパーク全国大会ジオツアー

2014年09月29日 | 田舎暮らし
 9月27日から日本ジオパーク南アルプス大会が伊那市をメイン会場として開催された。3日目の今日は、大鹿村でも中央構造線パノラマコースのジオツアーがあり、全国のジオパークの関係者など60人近い方たちが参加されて、マイクロバス3台に分かれて、北川露頭、河合断層鞍部、夕立神パノラマ公園、上蔵・福徳寺、中央構造線博物館、安康露頭を回る(大鹿村のジオサイト看板めぐり)。私もガイドの一人としてお手伝いさせていただいた。途中、想定外の道路工事で通行止めというトラブルもあったけど、回る順序を入れ替えたり、昼食場所を交流センターから夕立神パノラマ公園に変更したりして、予定したジオサイトは全部回れて、若干の遅れ程度で無事終了。何よりお天気に恵まれ、高い山はそろそろ紅葉も始まってきていて、夕立神からの眺めはとても素晴らしく、参加者の皆さんからも喜んでいただけて、まずはほっとした。



 お弁当は赤石荘さんがこのジオツアーのために「ザ・断層弁当」と名付けた特製弁当を作ってくださった。「ぶつかりあう2層のごはん」とか、「幾重にか重なりあうはさみ揚げ」などと書かれた楽しいお品書きも付けてあって、地元の素材を使った郷土料理が詰められていた。こちらも参加者の皆さんからとても好評だった。



 ツアーに同行したガイドはこの日のために勉強は重ねてきたものの、専門的な知識は不足している。突っ込んだ質問をいただくと「詳しくは博物館で」ということで、博物館で学芸員の説明をしっかり聞いていただいた。



 

 


9月定例会終わる

2014年09月18日 | 議員活動
 9月定例会が今日閉会した。今回は報告1件、議案が15件、請願・陳情4件、発議3件。

 報告は平成25年度決算に基づく健全化比率の報告で、決算は一般会計、特別会計ともすべて黒字なので、実質赤字比率、連結実質赤字比率とも該当なく健全、実質公債費比率は7.3%、将来負担比率も該当なく健全とのこと。

 議案第1号は大鹿村福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、「母子及び寡婦福祉法」が「母子及び父子並びに寡婦福祉法」になること等に伴う改定。議案第2~7号は平成25年度の一般会計、特別会計の決算の認定。25年度の一般会計の歳入額は21億4877万3502円、歳出は20億6432万8573円で、翌年度へ繰り越すべき財源704万5000円を引いた実質収支額は7739万9929円。特別会計も含めた歳入総額は27億2782万5156円、歳出総額は26億3863万5666円、翌年度へ繰り越すべき財源を引いた実質収支額は8214万4490円。議案第8~13号は一般会計、特別会計の補正予算。決算額の確定による補正が主で、そのほか、映画「望郷の鐘」の負担金が30万円、大西公園の獣害防止施設、10月に実施予定の通学合宿に係る費用、現在和室から洋室に改修中の交流センター用のテーブルと椅子、屋根の塗り替えや獣害防止施設設置の補助金の実績による増額等々。男女共同参画計画策定業務委託料99万4000円なんていうのもあって、アンケート調査を行って計画を策定するとのこと。議案第14号は大鹿村過疎地域自立促進計画の変更についてで、計画の中に現在北部で整備中の火葬場を入れるもの。これにより過疎債が充当できるようになるそうだ。議案第15号は長野県特殊林県行造林の契約期間変更についてで、10年延長するもの。これは土地所有者は村で、造林者は県、費用負担者は特種東海製紙とのこと。樹種はカラマツ。

 請願は一つはリニア中央新幹線計画について慎重な再検討を求める意見書提出を求める請願で、これは全会一致で採択。ただし意見書の表題と内容を若干変更し、「リニア中央新幹線計画の認可について慎重な検討を求める意見書」となった。国土交通大臣に対し、村が求めている建設発生土運搬時の生活環境負荷低減策が具体的に示されるまで工事実施計画の認可をしないことを求める内容。もう一つ、集団的自衛権容認の閣議決定を撤回し、閣議決定にもとづく法整備を行わないよう関係機関に意見書を提出することを求める請願は、前回、村議会として意見書を出しているため、賛成2人で不採択となった。
 陳情は一つは村外からのもので資料配付のみ。もう一つは農協からの「自主・自立を基本とする農業協同組合の維持・発展に関する陳情書」で、こちらは採択されて意見書を提出。
 もう一件、発議で「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の期限延長に関する意見書を提出。

一般質問

2014年09月11日 | 議員活動
 9月定例会が昨日から始まり、今日は一般質問だった。今回の質問者は2名で、初めに私がリニア評価書と工事実施計画について、次に北島議員が豪雨災害時の対策について。いつも質問している東村議員が欠席なのが寂しい。今日は傍聴者も信毎の記者だけだった。

 私の一般質問の通告内容は、
1.リニア評価書と工事実施計画申請について
 JR東海より国交大臣意見を勘案した補正評価書が出され、同時に工事実施計画の申請がなされたが、この同時申請をどう思わた小渋川橋梁の地中化は採用されず、協議中の道路改良や代替ルートなどにも全く言及されていないが、村民の生活環境を守るために今後どのようにJR東海と交渉等進めていくお考えか。

 村長の答弁は、同時申請については、「個人的には」と前置きした上で、「非常に不快」という言い方をされた。村としていろいろ求めてきたことにある程度の見解があることを期待していたが、それがなかったとして、JRに対しても、「ボールを投げ返すのが当たり前ではないか」と不快感を伝えたとのこと。評価書の内容についても、準備書とあまり差がないという言い方だった。評価書の細部を見る中で今後の対応を考えたいとのことで、認可までとしていたリニア対策委員会を継続して具体的な対策を考えていくという話もあった。

9月定例会の日程

2014年09月05日 | 議員活動
 今日は議会運営委員会が開かれ、9月定例会の日程が決まった。

9月10日(水) 午前10時~ 本会議開会 
             議案説明、質疑、審議、一部採決、
             発議、委員会付託

9月11日(木) 午前9時~ 一般質問 一般質問終了後、委員会

9月12日(金)~17日(水) 委員会
             
9月18日(木) 午後4時~ 本会議


 今回は報告1件、議案が14件、議員発議1件、請願・陳情4件。主な議案は平成25年度の一般会計、特別会計の決算の認定、補正予算等。東村議員が入院中で欠席となるため、今回の一般質問は2名だけ。私はリニア補正評価書について質問する予定。請願はリニア計画の慎重な再検討を求めるものと、集団的自衛権容認の閣議決定を撤回を求めるものが出されている。

 また、一昨日は共産党国会議員団のリニア中央新幹線問題プロジェクトチームの視察があり、辰巳孝太郎参議院議員と秘書の方、県議団の方など、総勢20名ほどの方が見えた。役場の会議室で懇談した後、工事予定地をご案内。私も同行させていただいた。
リニア中央新幹線問題 共産党議員団が調査 長野 建設予定地首長らと懇談