春分

このところ寒い日が多くて、朝の冷え込みも厳しいかったけど、
特に昨日は一日空気が澄んで、山がすごくきれいだった。
この写真は村の中心部から見た昨日の赤石岳。
（若干明るさを落としています）
とはいえ、今日はもう春分。暑さ寒さも彼岸までというし、
実際、昨日までと比べて、今朝はそれほど寒くなかった。
天気予報でもこれから暖かくなるみたい。
村の中でも梅や福寿草、水仙、芝桜と、そろそろ花が開き始めてきた。

今年はパソコンで

　もう何年も毎日パソコンで仕事をしているくせに、今ごろになってようやくという感もあるが、今年は国税庁のホームページにある確定申告書作成コーナーで申告書を作成した。一つは経費の計算がめんどくさそうな農業収入がなかったせいもある。
　実は去年は夫が田植え直前にどうしても外せない仕事が飛び込んで、苗を注文してあったにもかかわらず、田植え準備ができなかったので、田んぼを作らなかった。畑も春先に植えた苗を次々に鹿にやられて、抜本的な鹿対策は私一人ではどうにもならなかったので、途中から放棄した状態になってしまった。おかげで、この村に転居してきて以来初めて、ほとんどの野菜を購入する生活だった。自分の食べる野菜も作らないなんて、本当に田舎暮らしの一番いいところを放棄してしまったようなものだとつくづく思った年だった。今年は何とかしたいとは思うが、鹿害は増える一方で、どうなることやら。

　さて、パソコンで作成した申告書をそのまま投函すればいいわけだけど、ちゃんと合っているか確認のため、納税相談にも行ってきたら、ほとんどそのままＯＫだった。手書きで申告書を書くより、かえって簡単だった気がする。いっそ来年はe-Taxにしようかなと思って聞いてみたら、村内ではまだe-Taxの人はいないらしい。過疎の村ではまだまだパソコンを自在に使いこなしている人はごく少数派のようだ。こういう不便なところだからこそ、すごく役立つツールなのにな……。
　

「多鹿村」

　まだ夕方６時。だいぶ日がのびて、まだ十分明るいのに、あまりにも堂々と家のすぐ横に現れた鹿。しかも、家の中から窓を開けてカメラを向けても全然逃げない。普通にオート撮影したら、フラッシュが発光したのに、それでも全く逃げない。この写真はフラッシュがたかれないようにして撮ったものだけど、（ということはシャッタースピードはかなり遅かったはずだけど）、全然動かずにこっちを見ていた。
　ちなみに、この場所は、先日の写真の食べられてしまったフキノトウがあったあたりです。

P.S.　それにしても、フキノトウの写真を撮ったころまでの暖かさが一転して、寒の戻りというか、このところ毎日寒い。

ふきのとうの時期ですが

今年は暖かいし、そろそろ家の周りのふきのとうも出てるだろうなと思うのだけど、
あまり目に入らないなと思っていたら、どうも鹿に食べられていたらしい。
まあ、冬の間ずっと木の皮などを食べていたのだろうから、春一番の新鮮なふきのとうは
鹿にとってもやっぱりごちそうなんだろう。
ちなみに、タラの芽も去年あたり鹿にかなり食べられてしまった。


同じ新芽でも、水仙は毒性があるのか、食べられていない。
水仙に交じって出ているふきのとうも無事なようだ。
以前、羊の放牧場の中にも水仙があって、どんなにおなかをすかせても、
水仙は羊たちも食べなかった。
水仙の芽が出るのも例年だともっとあとなんだけど、今年は早い。
花が咲くのはいつごろかな。