「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

環水平アーク

2008年04月25日 | 田舎暮らし
 「環水平アーク」というらしい。
 たまたま外に出たときにふと空を見上げたら、青空の中に虹色の帯が見えた。雲の変化も面白くて、慌ててデジカメを取りにいって、何枚か写真を撮っているうちに消えてしまったけど、すごくきれいだった。虹のわけはないし、何だろうな、彩雲の一種かなとも思って、「彩雲」でWikipediaを見たら、この言葉が見つかった。環天頂アークというのもあるらしい。そういえば、だいぶ前にもこんな虹色の弧を見たことがあったのを思い出した。そのときはそんな言葉も何も知らなくて、ただ眺めていただけだったけど。
 自然は本当に思いがけず美しい光景を見せてくれる。何か得した気分。

散りゆく桜と赤石岳

2008年04月23日 | 山の風景
 さくら祭りの週末には赤石が見えなかったので、見えるときにまた行こうと思いつつ、仕事の手が少し空いたときは、気になっていた家の内外の片付けあれこれに追われているうちに、もう桜は散り始めてきた。昨日あたりは空も青くて、本当に山と桜のコントラストもきれいだったろうと思うけど、今日はもうご覧のとおり。それでも、雨が降って花が散ってしまう前にと思って、立ち寄ってみた。
 標高の低い所の桜は散りつつあるけど、今度は花桃が随所で咲き出してきた。山の木々も芽吹き始めてきて、山全体の色も少しずつ変わりつつある。
 

夜桜

2008年04月19日 | 田舎暮らし
 例年4月も半ばに入ると年度末の持ち越しも片付いて、仕事が少しすいてくるのだけど、今年は全然途切れずに続いていた。仕事があるのはありがたいことではあるけど、ブログの更新は滞り、畑もいまだに去年の秋のままになっている。
 その間に、入学式のころはまだ固いつぼみ状態だった村内の桜も咲きだし、今日は満開の桜の下、さくら祭りが行われた。事前の天気予報は悪かったけれども、幸い雨は降らず、午前中には青空ものぞき、とても大勢の人で賑わっていた。(でも、赤石岳が終日雲の中で姿が見えなかったのは、やはり残念だった)。
 こちらの公園では桜の開花期間中はライトアップされている。暗い山の中で、そこだけライトアップされているのを遠目で見ると、何か不思議な光景ではあるのだけど、その中にいて見れば、やはりそれなりにきれいで、今日は祭りの後、さらに夜桜の下で宴会をやっていたら、ほとんど満月に近い真ん丸の月が昇ってきた(夜の写真はなかなかうまく撮れないけど、桜の花の間からのぞく光が月です)。

祝入学

2008年04月04日 | 子ども・教育
 朝方やや冷え込んだものの、久々に澄んだ青空に中央アルプスの山並みがきれいだった清明の今日、下の子の高校の入学式だった。ちょうど校舎の入り口前のしだれ桜もきれいに咲き、自然界も子どもたちを祝福してくれているかのごとくで、2年前の次男のときの冷たい雨の入学式を思い出しつつ、本当にうれしくありがたく感じる。どうか、これから3年間の高校生活が楽しく充実したものになりますように。 

義母と温泉旅行3

2008年04月02日 | 田舎暮らし
 明後日に入学式を控えた私と下の子は別所温泉を朝出て、そのまままっすぐ帰ったけれど、夫と義母、上の子は信州の鎌倉ともいわれる別所温泉の中を回り、三重塔などを見て、その後は今度は小諸の懐古園に行って、軽井沢から新幹線で帰ったそうだ。天気がいまいちだったし、車で相当の距離を移動したので疲れなかったかとか、いろいろ気にはなったけど、帰宅した義母からの電話で、とても楽しかったと言ってもらえたので、ほっとする。少しは親孝行ができただろうか。
 今回は80過ぎの高齢の義母を連れていくのが目的だったので、夫がコースを考えて、主に車でいろいろなところを走り回る旅だったけど、また機会があったら、今度はそれぞれのところをもう少しゆっくり歩き回りたいと思った。

 自分の方も腰もすっかり良くなって、温泉でリフレッシュして、明後日は入学式、来週からはお弁当作りと送迎の日々が始まる。

義母と温泉旅行2

2008年04月01日 | 田舎暮らし
 朝起きて、まず窓から外を見ると、天気予報どおり雪。さすが北信。
 写真は湯田中温泉の駅を出るときに携帯で撮ったもの。長野に戻ると雪はなかったけど、今度、野尻湖のナウマン象の博物館へ向かうと、また途中から雪景色となる。
 野尻湖では、前日まで発掘調査が行われていたそうで、1日違いで全部片付けた後だったとか。博物館ではまずオオツノジカの大きさにびっくり。ナウマン象もすごく大きくて、こんな大きな動物に立ち向かっていった当時の人たちは本当にすごいなと思う。

 これはナウマン象の牙とオオツノジカの角で、「月と星」と名付けられているもの。古代の人がお祈りか何かに使ったと考えられているらしい。
 ここの売店では、「縄文あんぎん」という草の繊維を用いた編み布を販売していて、カラムシを用いたコースター大のものを1枚買って帰る。コースターを編むための編機セット(木枠)も売っていた。


 次に行ったのは小布施の北斎館。小布施は北斎が晩年に逗留した場所なのだそうで、多数の版画や肉筆画、あと二基の祭屋台などが展示されていた。北斎はあの時代に何と90歳まで生きて、晩年までずっと絵を描き続けていたそうで、素晴らしい作品に子供たちも真剣に見入っていた。
 その後あと何カ所か回って、ハプニングも含みつつ、予定より遅くなって今日の目的地、別所温泉に到着。ここでは築90年とかいう純和風の風情ある旅館に泊まる。ここの食事で印象に残ったのは、朴葉の上に信州牛やきのこを乗せて焼く料理があったのだけど、そこに一緒に乗っていたふき味噌がとても色鮮やかでおいしかったこと。ちょうど直前にうちでもふき味噌を作ったのだけど、全く似て非なるものだった。来年もし覚えていたら、私ももう一工夫してみようかと思わされる。
 お風呂はいかにも温泉という感じがする硫黄泉だった。