「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

12月議会とリニア連絡協

2018年12月28日 | 議員活動
 今年は諸般の事情でブログ更新がなかなかできず、情報発信が滞ってしまった。
 最近の大鹿村内の工事の状況は、南信リニア通信が写真入りで紹介してくれている。
 また、県道松川インター大鹿線で施工されていた2本のトンネルのうち松川町寄りの西下トンネルが12月15日に開通になった。これについては朝日新聞が現状を的確に書いてくれている。
「リニアのトンネル残土どこへ 受け入れ先決まらず 長野」
 
 12月定例議会の一般質問では、私は松川町の残土置き場候補地取り下げ、迂回ルートの地権者交渉難航等々、2年前のリニア着工時の説明と異なる状況になってきていることについてと、ユネスコエコパークの管理運営計画について質問した。また北島議員が鳶ヶ巣沢の盛土事業の中止を求めた。
 迂回ルートの件では、その一般質問の翌日12日に、地権者交渉が進まず、今年度末までに最上流の橋を架けることができなくなったため、暫定迂回ルートの期間延長と大型工事車両の通行台数を314台まで増やしたい旨のJRの地元懇談会が上市場地区で開催された。また19日には地権者の記者会見が行われた。記者会見の内容は、迂回ルートの使用条件に隔たりが大きいため、県の公害審査会に調停を申請したというもの。
「大鹿村の迂回ルートで公害調停へ」(南信州新聞)

 この迂回路の問題に関しては、上市場だけでなく、県道赤石岳公園線を利用する沢戸、上蔵、釜沢の自治会でも年明けに懇談会(説明会)が行われる他、1月16日には全村向け説明会も開催されることになった。