昨日はリニア工事の際に大型工事車両が大量に通行することが見込まれる県道松川インター大鹿線の改良工事の説明会が開催された。そして、今日は第19回のリニア対策委員会が開かれ、リニア南アルプストンネルの工事説明会の内容等が示された。
23日の中川村における工事説明会の記事。
騒音や振動、中川で懸念の声 リニア県道改良の説明会(信毎Web)
中川村で残土運ぶ県道の改良説明会(南信州新聞)
リニア関連県道工事 振動や騒音住民懸念(長野日報)
24日の大鹿村での説明会についての記事。
JR東海が大鹿村で工事説明会(南信州新聞)
中川村でも大鹿村でも、工事による騒音、振動への懸念や、通勤・通学への影響、渋滞や安全対策を懸念する声が複数出たけど、今回の説明会で住民の理解を得られたと判断されて、来週から準備工事に着手したいとのこと。そして、次の週にはリニア南アルプストンネルの工事説明会を開催したいとのこと。
以前から対策委員会でJRの示す工事スケジュールに対して、影響対策としての県道工事着手が先でなければ筋が通らないという批判が出ていたことを受けて、県道工事だって、まだトンネル残土の行き先が最終決定されたわけではないのに施工ヤードなどの準備工事に着手し、とにかくリニア本体工事の説明会を早く行いたいということだろう。そうした進め方にも批判が出た。
小渋線のトンネル工事では、二つのトンネル工事を同時進行で行うため、ピーク時には工事車両が区間によっては1日552台も通るという。現状の狭く曲がりくねった道路状況でそれだけの台数が通るとしたら、相当大変なことになると思って質問したけど、552台が通るのは1km強の短い区間だから5分も遅れないと思うといった回答だった。私としては一番道路が狭いところの348台も併せて質問したつもりだったのに。遅延だけでなく、狭い道でダンプとすれ違う怖さも大きい。休工日は日曜日だけらしいので、観光への影響も懸念される。
そして、今日のリニア対策委員会では南アルプストンネルの工事説明会について。まず今後の進め方ということで、9月上旬に全村対象の工事説明会、その後、各自治会単位の説明会を4か所で曜日、時間帯を変えて複数回行うとのこと。前回の要望を受けて、全村対象の説明会については公開で行い、自治会単位の説明会は非公開となった。
説明会の内容では、車両の通行台数について、時期を4段階に分けて説明。着手から平成30年春までの村中心部の迂回ルートができるまでの間、平成30年春から秋までの迂回ルートが完成した段階、平成30年秋から平成31年春までの上蔵と釜沢を結ぶ先進坑がつながって県道赤石岳公園線を通らなくなる段階、そして平成31年春からの小渋線の改良工事が完了して村外への大量の残土運搬が始まる段階。最初の段階で、保育所の前を工事車両が1日50台、旧小渋橋付近を42台、福徳寺前を20台通るといった具合。そして、残土運搬のグラフのピークは平成35年春頃までとなっていたけど、そのグラフは土木工事だけのものだというので、リニア工事の全体像を示してほしいという意見も出た。土木工事の後、ガイドウェイやコイルの設置がある。
昨日の説明会で小渋線のトンネル工事の工期は平成30年4月となっていたけど、小渋線での運搬が始まる時期は平成31年春とされていた。そういえば昨日トンネルの供用開始時期は示されなかったし、質問も出なかったので、今日聞いてみたところ、まだ分からないとのことだった。土木工事が終わっても照明設備や防災設備の工事、供用に向けた手続きもあるとのこと。
次々にパワポを進めて早口で説明されたので、なかなかメモも取りきれなかった。工事説明会は複数回開催されるので、しっかり疑問点、おかしな点を追及していかなくては。9月上旬から工事説明会が行われ、9月26日が次の、恐らく最終の対策委員会(任期は9月末まで)。その後は連絡協議会を新たに立ち上げて、いろいろな協議を行っていくそうだ。
【追記】
今朝の信濃毎日新聞の一面トップに「県内10月にも工事開始」という見出し。昨日は工事開始時期は明言しなかったし、説明会がいつ終了とも決まっていないと言っていたのに。
県内10月にも工事開始 リニア南アトンネル
毎日新聞の記事にはトンネル開通が2023年と書いてある。残土搬出のピークが平成35年3月までと言っていたのと合致する。
南アトンネル「2023年貫通目指す」 大鹿でJR 残土は松川町へ搬出 /長野
23日の中川村における工事説明会の記事。
騒音や振動、中川で懸念の声 リニア県道改良の説明会(信毎Web)
中川村で残土運ぶ県道の改良説明会(南信州新聞)
リニア関連県道工事 振動や騒音住民懸念(長野日報)
24日の大鹿村での説明会についての記事。
JR東海が大鹿村で工事説明会(南信州新聞)
中川村でも大鹿村でも、工事による騒音、振動への懸念や、通勤・通学への影響、渋滞や安全対策を懸念する声が複数出たけど、今回の説明会で住民の理解を得られたと判断されて、来週から準備工事に着手したいとのこと。そして、次の週にはリニア南アルプストンネルの工事説明会を開催したいとのこと。
以前から対策委員会でJRの示す工事スケジュールに対して、影響対策としての県道工事着手が先でなければ筋が通らないという批判が出ていたことを受けて、県道工事だって、まだトンネル残土の行き先が最終決定されたわけではないのに施工ヤードなどの準備工事に着手し、とにかくリニア本体工事の説明会を早く行いたいということだろう。そうした進め方にも批判が出た。
小渋線のトンネル工事では、二つのトンネル工事を同時進行で行うため、ピーク時には工事車両が区間によっては1日552台も通るという。現状の狭く曲がりくねった道路状況でそれだけの台数が通るとしたら、相当大変なことになると思って質問したけど、552台が通るのは1km強の短い区間だから5分も遅れないと思うといった回答だった。私としては一番道路が狭いところの348台も併せて質問したつもりだったのに。遅延だけでなく、狭い道でダンプとすれ違う怖さも大きい。休工日は日曜日だけらしいので、観光への影響も懸念される。
そして、今日のリニア対策委員会では南アルプストンネルの工事説明会について。まず今後の進め方ということで、9月上旬に全村対象の工事説明会、その後、各自治会単位の説明会を4か所で曜日、時間帯を変えて複数回行うとのこと。前回の要望を受けて、全村対象の説明会については公開で行い、自治会単位の説明会は非公開となった。
説明会の内容では、車両の通行台数について、時期を4段階に分けて説明。着手から平成30年春までの村中心部の迂回ルートができるまでの間、平成30年春から秋までの迂回ルートが完成した段階、平成30年秋から平成31年春までの上蔵と釜沢を結ぶ先進坑がつながって県道赤石岳公園線を通らなくなる段階、そして平成31年春からの小渋線の改良工事が完了して村外への大量の残土運搬が始まる段階。最初の段階で、保育所の前を工事車両が1日50台、旧小渋橋付近を42台、福徳寺前を20台通るといった具合。そして、残土運搬のグラフのピークは平成35年春頃までとなっていたけど、そのグラフは土木工事だけのものだというので、リニア工事の全体像を示してほしいという意見も出た。土木工事の後、ガイドウェイやコイルの設置がある。
昨日の説明会で小渋線のトンネル工事の工期は平成30年4月となっていたけど、小渋線での運搬が始まる時期は平成31年春とされていた。そういえば昨日トンネルの供用開始時期は示されなかったし、質問も出なかったので、今日聞いてみたところ、まだ分からないとのことだった。土木工事が終わっても照明設備や防災設備の工事、供用に向けた手続きもあるとのこと。
次々にパワポを進めて早口で説明されたので、なかなかメモも取りきれなかった。工事説明会は複数回開催されるので、しっかり疑問点、おかしな点を追及していかなくては。9月上旬から工事説明会が行われ、9月26日が次の、恐らく最終の対策委員会(任期は9月末まで)。その後は連絡協議会を新たに立ち上げて、いろいろな協議を行っていくそうだ。
【追記】
今朝の信濃毎日新聞の一面トップに「県内10月にも工事開始」という見出し。昨日は工事開始時期は明言しなかったし、説明会がいつ終了とも決まっていないと言っていたのに。
県内10月にも工事開始 リニア南アトンネル
毎日新聞の記事にはトンネル開通が2023年と書いてある。残土搬出のピークが平成35年3月までと言っていたのと合致する。
南アトンネル「2023年貫通目指す」 大鹿でJR 残土は松川町へ搬出 /長野