「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

中学校の文化祭

2007年09月30日 | 子ども・教育
 前日までの暑さが一転して、冷たい雨になったこの週末、中学校の文化祭が行われた。下の子も3年生なので、子ども自身にとっても、保護者としてかかわるのも、今回で最後。毎年書いていると思うが、何しろ少人数の学校である。今年の3年生は人数が多いとはいえ(15人)、やはり一人一人が幾つもの役割をこなさないといけないことに変わりない。息子も生徒会の役員として、朝早く登校したり、休日も登校したりして、一生懸命準備・練習してきた。
 初日の学年発表では、3年生は過去の自分たちの姿を振り返った劇を見せてくれたり、音楽会では難しい歌を見事なハーモニーで聞かせてくれたり、本当に子どもたちの成長ぶりがしみじみと実感できる発表だった。2日目の歌舞伎発表では、息子は歌舞伎初挑戦だったが、所作の難しい役で、練習は相当苦労していたようすだったけど、本番は(ミスもあったようだが)堂々と演じていた。また、楽しむ場面では、中学生らしく思い切り楽しんで、本当に思い出に残るいい文化祭になったんじゃないかと思う。
 私も練習する時間が取れなくて、だんだん重荷になってきていたPTA合唱の伴奏が、ようやく終わった。(上の子が小学校のころからだから、何年弾いてきたんだろう? 今年はたくさん間違えて、ごめんなさい)。

大型風車建設計画その後

2007年09月21日 | 自然・環境
 昨年、近隣の伊那市における大規模風力発電計画の話を書いて、その後、伊那市長が反対を表明した話も書いた。これでストップするのかと思って、ちょっと安心したようなところもあったのだけど、どうやら事はそう簡単にはいかないらしい。三峰川電力では、この8月に自主的環境影響評価方法書を公表したそうだ。ところが、市長が反対だからという理由で、市役所での閲覧は行われず、本社とホームページのみでの縦覧だったそうで、すでに9月12日に縦覧期間は終了してしまったとのこと。これに対する意見書の提出期限は9月26日までだそうで、こちらで受け付けている。

今日の赤石

2007年09月20日 | 山の風景
 アメリカから帰ってきてから、さかのぼって日記を書いていたら、世の中は安倍首相の辞任表明はじめ、どんどん動いてしまっていて、こちらのブログは更新していたものの、こっちは手に付かずにいたら、いつの間にやら、もう9月も下旬で、今日は彼岸の入り。台風のあと秋雨前線の影響もあって、涼しくなったと思っていたが、ここのところは、またちょっと暑いぐらいの陽気。

 今日は朝から雲一つない快晴で、空も青く澄んで、きっと山がきれいだろうなと思って、午前中に仕事のめどをつけて、午後になってから南アルプスがよく見える夕立神まで行ってきた。先日オリンピックナショナルパークで見た山々などを思うと、やはり雪がないと、「アルプス」という名に値するのか?という気はしてしまうが、まして、世界遺産になんて、おこがましい感じがしてしまうが、そうは言いつつ、やはり間近に見る3000m級の山々はそれなりに迫力がある。
 来月6日には伊那市にて、世界遺産運動に関連して、南アルプスシンポジウムなる催しもあるそうだが、世界遺産はともかく、この自然遺産は大事に保護していってほしいものだと思う。
 もう1枚。赤石より少し北の小河内方面。


 

ポートタウンゼント

2007年09月03日 | その他
 この写真は今回滞在したポートタウンゼント(Port Townsend)のダウンタウンの一角。ここは1800年代の後半に漁港として発展したものの、その後衰退して、新たな開発が行われなかったため、当時のビクトリア様式の古い建物がそのまま残っていて、とても趣のある街並みになっている。
 人口8000人の小さな町だけど、毎年ジャズフェスティバルや木製ボートフェスティバル、オリンピック音楽祭、フィルムフェスティバルなどの文化的なイベントも開かれて、最近はアーティストなどが結構移り住むようになっているそうだ。

 ダウンタウン以外のところは田舎の光景だけど、たまたま車で通ったところでは畑はあまり目に入らなかった。鹿が多いそうで、結婚式の会場になったお宅でも、家庭菜園は高いネットで囲まれていた。農地は大体牧場みたいな感じで、それも馬がよく目に付いた。(その他、牛、羊、山羊のほか、リャマかアルパカのような動物を飼っているところもあった)
 Farmers Marcketという看板があって興味を引かれた。行くチャンスはなかったけど、5月から10月まで土曜日の午前中にやっているようだ。パンフレットを見たら、6月はいちごフェスティバルとか、9月にはにんにくフェスティバル、10月には鮭と海のフェスティバル、羊毛と繊維の日などといったイベントがあって、楽しそう。
 Food Coopに入ったら、いろいろな種類の穀物や豆類、おまけに蜂蜜までが量り売りで売られていたのも面白かった。また、ほかのお店でも、買った物を入れる袋は日本みたいなスーパーバッグではなくて、再生紙の紙袋だった。

 

結婚式

2007年09月02日 | その他
 実は今回のアメリカ行きの主目的は結婚式に出席すること。結婚式といっても、もちろん日本のような式場のパッケージではないし、教会などでもなくて、個人の家の広い庭(というのか?)を会場に行われたもの。手作りで自由な雰囲気の、とても楽しい結婚式だった。ウェディングケーキはその家の奥様が前日焼いていて、当日の午前中にたくさんのお花で飾り付けられていたし(写真は飾り付けの途中)、料理もその場でサーモンが焼かれたりしていた。
 事前に何を着ていったらいいのか、ちょっと悩んで、先方に問い合わせたら、ほとんどの男性はシャツにノーネクタイ、女の人もフォーマルではないドレスが多い、子どもは何でもOKということだったけど、実際行ってみたら、みんなかなり多様な服装だった。大体、屋外なので、夕方には肌寒くなって、みんな上着やカーディガンを羽織っていたし、ワンピースの下にジーンズをはいていたりする人もいた。
 セレモニーの後は、特設ステージでお祝いを述べる人やら、ジャグリングショーやら、夕刻から夜にかけてはバンドの演奏もあって、親の世代の人がたくさん踊っていた。うちの子供たちは英語でのコミュニケーションがほとんどできないので、ずっと無手勝流で踊りながらコミュニケーションを図っていたようで、CDをお土産にもらってきていた。(どういう関係のCDなのかは不明)
 翌日帰国なので、あまり遅くならないうちに引き揚げる。街灯もない真っ暗なところを車まで戻ると、昼間は曇っていたのに、いつのまにか満天の星空になっていた。
 
 

チーフ・シアトルのお墓

2007年09月01日 | その他
 アメリカに来たら、やはり先住民のスピリットにご挨拶をしないと、というわけで、チーフ・シアトル(Chief Sealth:1786~1866)のお墓を訪ねた。この地の先住民DuwamishとSquamishのチーフだった人で、この人の言葉として伝えられているものはとても有名で、日本でもいろいろな人が訳して紹介しているし、絵本にもなっているからご存じの人も多いかと思う。
(もともとはSquamishの言葉で話されたものなので、英語で紹介されているものにも幾つかのバージョンがあるようで、特にどれかを紹介したりはしないけど、チーフ・シアトル、シアトル酋長、英語ならChief Seattleで検索すれば、すぐ見つかる。ネイティブの人たちの大地や自然に対する考え方がとてもよく現れている美しい文章だと思う)
 シアトルという町の名前はこの人に敬意を表して付けられたと、入り口の看板に書かれていた。