「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

おやき作り

2006年02月28日 | 手作りあれこれ
 今日は村の保健補導員の会合があって、みんなで「おやき」を作って食べた。昔はそれこそ囲炉裏の灰の中で焼いたりしたそうだけど、これは蒸し器でふかしてから、油をしかないフライパンで焼いて、焦げ目をつけたもの。ふかしただけでも十分おいしそうだったけど、やっぱり焼かないと「おやき」にならない。
 茶色っぽいのは、そば粉の皮。これはジャガイモをゆでて、そこにそば粉を入れて、かき混ぜながら少し煮て皮を作るというレシピを事前に見たかたが、ぜひ試してみたいと言って、そば粉を持ってきてくださって、作ったもの。そば粉にジャガイモを入れるというのは初体験だったけど、翌日になっても固くならないのそうだ(その日のうちに全部食べてしまったので、実際どうかは分からない)。
 中に入れた具は、写真に写っている上のほうが野沢菜漬け、右のほうがナスみそ。あと小豆あんと、3種類作った。目印を何もつけておかなかったので、どれが何の具がよく分からなくなったりしたけど、無事、皆さんに全種類行き渡り、おいしく楽しく会食しました。皆さん研究熱心で、皮に酢を入れたものは軟らかいとか、ベーキングパウダーと重曹でどう違うかとか、いろいろ言ってたけど、私はどれがどれだかよく分からないまま食べてしまった。

畜産農家は悪臭源??

2006年02月26日 | 田舎暮らし
 田舎暮らしをしているということで、農業、中山間絡みの話題のテープが時々回ってくる。こちらも話の内容についつい引き込まれてしまったり、自分の住む地域でのヒントになるようなこともあったりするので、仕事をしていても楽しく興味深いことが多い。(チェックをしていると、中には「圃場」を「補助」だと思ってしまうような人も皆無ではないから、正確な仕上がりにもかなり貢献しているに違いないと思う)

 先日は某農業関係の会議の中に、農作業等に伴う騒音、においに対する苦情という話題が登場して、思わずしゃべっている酪農家の言葉に拍手をおくりたい気分になった。牛や豚を飼育している所が臭いというなら、豚カツ屋や焼き鳥屋が臭いのか?! 生きている牛や豚が臭くて、死んだ牛や豚を料理するにおいが「おいしそうないいにおい」というのは、本当にあまりに身勝手な話だと思う。

 以前、羊を飼っていたとき、産直で愛知県のかたに買っていただいていた。一度、お子さん連れで羊を引き取りに来てくださったことがあって、羊小屋の中で羊を捕まえてトラックに載せる現場に子供たちも一緒にいた。子供たちの口からまず出てきた言葉は「かわいそう」。生き物を殺して食べているのだということの意味を少しでも感じてもらえたかもしれない。

 最近、「食育」という言葉がよくいわれるけれども、子供たちの食育の中に、生きた家畜と接する機会もぜひ設けるべきではないかという酪農家の発言に、本当にそのとおりだと思った。

プロ

2006年02月18日 | テープ起こし
例年のことだが、年度末の繁忙期。
このところ何日か暖かい日が続いて、まだ2月中旬だというのに雪もすっかり解けてしまった(今年は雪自体が少なかったせいだけど)。冬型になって朝方冷え込んだ今日だって、日中の日差しは随分暖かくなってきて、普段ゲームや漫画で家の中でばかり遊んでいる中学生の子どもたちまで、何と外に出てで遊んでいた。
そんな彼らを尻目に、ひたすらPCの前にへばりついている。

ところで、先日某インタビューを聞いていたら、最後に「これはプロがテープ起こししますので」と言っていた。ICレコーダーに録音されたMP3の音源だったのだけど、やっぱり「テープ起こし」と言うんだなと思ったのと、このインタビューのシリーズ、どうも音がいまいちよくないものが幾つかあった。「プロ」は音が悪くても起こせると思っているのかなと、思ってしまった。いくら「プロ」でも、音が悪いものに正確な起こしを期待されても困ります。

フットコントローラー

2006年02月09日 | テープ起こし
 音声ファイルの仕事が増えて、やはりフットコントローラーが欲しいと思いつつ、ゲームコントローラーを加工して作るらしいというので、時間がないのと、面倒臭そうなのと、何よりゲームコントローラーというところが情けないというか、アレルギー反応みたいなもので、先送りにしてきていた。でも、ここまで音声ファイルが増えると、いつまでもそんなことばかり言ってられない。
 音声ファイル講座のブログで加工不要・超簡単フットコントローラーという記事が少し前に出ていたのを思い出して、加工しなくていいなら、すぐ使えるかもと思って、紹介されているコントローラーを入手して、早速何回か使ってみている。確かに超簡単。
 使ってみての感想としては、ゲームコントローラーって、やっぱり踏むもんじゃないよなというのが率直なところだけど、キーボード操作するよりは、だいぶ楽かな。とりあえず、この年度末の繁忙期は何とかこれで乗り切れそう。
 それにしても、ゲームコントローラーなんか中継しないで、直接USBでつなげるフットコントローラーがあればいいのに。

前期選抜(県立高校入試)

2006年02月09日 | 子ども・教育
 今日は県立高校の前期選抜試験だった。去年の日記にも書いたけど、自己推薦方式で、内申書と志願理由等の作文、あと一人10分程度の面接試験で決まる。一部の特色学科では定員のほとんどを前期で採るようだけど、ここらの普通科の場合は10数%ほどしか採らないので、結果的に競争率がけっこう高い。今年で3年目の制度だけど、後期の学力試験一本にしぼって受験する子も多く、前期の志願者は少しずつ減ってきているらしい。ちなみに県全体でいうと、約2万人の中3生のうち、約1万人が前期に志願して、競争率が1.93倍だそうだ。
 こちらの中学からは、3年生7人のうち、息子を含めて5人が受験した。息子は普通に明るい顔で帰宅したので、まずはほっとしたけど、合格者が半分以下だと思うと、やはり発表までは落ち着かない気分です。

「とまとの会」のホームページ

2006年02月02日 | 非戦・平和・社会
 昨年8月6日の日記に、同業者のブログをサーフィンしていて偶然発見した「この子たちの夏」の朗読劇の話を紹介させていただいた。東京都立江戸川高校卒業生のお母さんたちのグループだそうで、自分たちの子供が高校生だった97年、98年の文化祭で朗読劇を上演し、ぜひもう一度という皆さんの思いが形になって、今また自主上演をなさっているという。
 その「とまとの会」の皆さんのホームページができたというお知らせを頂いた。私もかつて、白いシャツに黒いスラックス、麦わら帽子をかぶって、舞台の上で読んだことを思いだした。
 うちの村で朗読劇が行われたのも、多分同じころかな。何年か続けて、最後の年は、子供の詩は子供たちが読んでくれたように記憶している。
 朗読劇というと、今の時代に何とも地味に思えるだろうけど、人間の声の持つ力というのを感じることができたように思う。
 「とまとの会」の皆さんの上演が、今年も多くの人の心に届きますように。

授業参観

2006年02月01日 | 子ども・教育
 次男の中学校最後の授業参観があった。内容は社会科で、「地球社会とわたしたち」と題した7人全員のプレゼンテーション。日本の食糧危機、イラクの子どもたち、難民条約、難民の生活、青年海外協力隊、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、日本のODAについてと、一人一人が自分たちで調べた内容の発表で、皆とても立派なテーマで、子どもたちの成長を感じさせるものだった。
 その中で一つびっくりしたのは、日本の食料問題を調べた子の発表の中に、対策として水田の半分にイモを植えることを考えているなんて話が出てきたこと。子どもの発表なので、資料の出典もなくて、確認しようもないのだけど、「え~、うそでしょう?」と思って、発表者には気の毒な質問をしてしまった。
 日本の食料自給率が低いのは、一つは米の消費が減ったことと、もう一つは家畜の飼料がほとんど輸入されていることが大きいはず。日本型食生活の良さが健康面から見直されているし、学校の米飯給食も増えている。水田にイモを植えるなんて考える前に、幾らでも方策はあるはず。

 といっても、イモを悪くいうつもりではありません。念のため。サツマイモでアフリカの飢餓を救おうという話もあるようです。サツマイモは反当たり生産量が穀物などよりすごく多くて、しかも品種によって、栄養価がすごく高いそうです。(でも、水田に植えるというのだから、この話の場合はサツマイモじゃなくて、タロイモ系かな?)