「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

また

2009年01月31日 | 田舎暮らし
 今日で1月も終わり。先週こんな時期に雨と書いたが、その後も朝は氷点下だけど、氷点下二桁まではいかない程度の冷え込みで、日中は結構暖かかった。そして、この低気圧でまた昨夜から雨になっている。今朝の外気温はプラス4度。毎朝、子どもを送っていく道は日向きが悪い上に道路際に植林もあって、雪や氷がなかなか融けずに残っている道で、夏場の乾いた路面ならバス停まで10分強で行けるところが、雪や氷の状況によっては20分以上かかったりする。その道からも、この暖かさと雨で、ほとんど雪が消えてしまった。(標高の高いうちの近所の日が当たらない箇所だけはさすがに残っているが・・・)こんな年は、ここへ転居してきて以来、初めてじゃないかと思う。
 子どもと車の中で「本当に雪が融けたね」と話していたら、彼も「暖かいのは楽だけど、やっぱり地球環境が何かおかしいんじゃないかと思ってしまう」と言っていた。

 この異様なほどの暖かさの原因が本当にCO2なのかどうかはともかくとしても、人間の活動が何らかの影響を及ぼしていることは自体は「科学的」にも実証されてきている。やはり、世界規模でも、国レベルでも、地域レベルでも、個人レベルでも、地球環境により負担をかけない方策に「実際に」「具体的に」取り組むことが喫緊の課題であることは間違いない。
 その中で、だいぶ前から「チーム・マイナス6%」をはじめ、あれこれ個人レベルでできる温暖化防止に向けたアクションが提起されている。生協でもあったし、Googleでも、One Greenとかいって、「今日、温暖化防止のために何をしますか?」といって、幾つか具体的なアクションが並んでいる。でもね、「ゴミの分別を徹底し、廃プラスチックをリサイクル」。当たり前じゃない、何を今さらと思うようなものばかりなんだな、これが。「テレビを見ないときは消す」で1日13gのCO2が削減できます(!)。「風呂の残り湯を洗濯に使いまわす」(1日7g)。私が子どものころから母が当たり前にしていたことです。
 「買い物の際は、マイバッグを持ち歩き、省包装の野菜を選ぶ」(1日62gの削減)も、昔は買い物に行くのに買い物かごを提げていくのは当たり前だったけど、袋に入れてもらえるのが当たり前になってしまったら、なかなかマイバッグ持参も進まないんだろうな。南信州地域では明日から有料化がスタートするらしい。

2009年01月23日 | 田舎暮らし
 昨日の朝は10センチ強の積雪があって、朝は雪かき。予報で「雪か雨」となっていただけあって、湿った重たい雪だった。雪が上がった後、日中も晴れずに、暗くなってもずっと屋根の雪が融けて、ぽたぽた落ちる音がしていて、その後はなんと雨になった。朝になっても、この大寒の時期に外気温プラスで、まだぽつんぽつんと小雨が降っている。1年のうちで一番寒いはずの時期なのに、最低気温プラスなんてと思ったりもするけど、実はこのブログを書き始めてから、ほとんど毎年のように、「どんど焼き」のころに雨だったとか、大寒なのに雨とか書いている。今、次男が学校行事で北海道に行っているので、北海道の天気をチェックしているけど、なんと北海道でも雨マークが出ていた。やっぱり「温暖化(気候変動)」のせいなのか。
 おかげでというか、今年は今のところ水道の凍結もないし、ここには書いたことはないけど、例年この時期、よく某所が凍って閉口するのだけど、それも今のところない。この低気圧が去った後は、例によって冬型になって冷え込む予報ではあるけれど、じき立春でもある。暖冬だった年には、春先寒かったりすることも多いけど、本当に先の読めない変動の激しい天気というか・・・。 

氷のキャンドルシェード

2009年01月16日 | 田舎暮らし
 14日は小正月行事のどんど焼きだった。これは各自治会単位で行うものだけど、うちの近所は毎年もっと小さな集落単位で、数軒だけで行っている。Iターンの人間ばかりで、地域の伝統的などんど焼きのやり方はあまりよく知らないし、そのとき、そのときの自分たちなりのスタイルでやっている。大抵、毎年誰か客人がいるのだけど、今年は自分たちだけで、子どもたちも少なくなって、静かなこぢんまりしたどんど焼きだった。
 隣の田んぼには、そこらから軽トラで雪をかき集めてきて作ったという、かまくらがあって、子どもたちが遊んでいた。私も子どもがまだ小さいころ、大雪が降ったときに、かまくらを作ってあげようと試みたことがあるけど、ここらの積雪量(一度の積雪は多くても30センチ程度)で手作業でかまくらを作るなんて、とてもじゃないけど無理だなと、すぐあきらめたので、十何センチ程度の積雪で、本当によく作ったなと思った。

 冒頭の写真は友達が雪の上に灯しておいてくれた、ろうそく。バケツに水を凍らせて作ったというシェードが、とてもすてきで、みんなして寄ってたかって写真を撮った。こういうのは寒冷地ならではだな。どんど焼きの写真は何度か載せているので、今年は初お目見えのこちらの写真を。

村長選

2009年01月13日 | 田舎暮らし
 ここ何日か寒い日が続いている。昨日の午前中は雪、今朝もまた新雪が少し積もった。といっても、冬型のときの雪はさらさらの雪だから、積雪量的には全然大したことがないし、軽いので、雪かきは楽だけど、しっかり寒い。
 例年1月上旬は年末の持ち越しが一段落するとちょっと暇になるのだけど、今年はずっと忙しくて、あまり写真を撮っている暇がない。久しぶりに撮った雪景色。

 さて、今日は村長選挙の告示日だった。このブログを始めた年に村長選挙の話を書いたけど、そのときもそうだったように、村長選挙はこのところずっと無投票だった。新聞によれば、20年ぶりだとか。確かに私たちが転入してきて、選挙になったことは前の前の村長の時代に1回あっただけ。特に前回は合併をめぐる住民投票で小さな村が二分された直後だったから、さらに割れるような選挙戦になるより無投票でよかったと思ったけど、ごく常識的に考えれば、本来なら選挙で有権者にきちんと政策を問うべきものだろうと思う。といっても、村の選挙は、村議会議員選挙でも、以前は選挙公報も立会演説会も何にもなかった。さて、今回はどんな選挙になるのか。
(つい先日、選挙運動用のビラに必要な「証紙」が用意されていなかったなんてことがニュースになっていた・・・)

雪の朝

2009年01月09日 | 田舎暮らし
 この冬は11月に雪が降って、慌ててスタッドレスタイヤを買いに走ったものの、その後は雪は降っても、うっすら白くなる程度で、年明け後も晴れた日が続いていたけど、今朝は久々の雪景色。朝、子供を送っていくときは、家の前は誰の通った跡もない真っ白な道で、帰ってくるときには、除雪の三角板を引いた軽トラに会う。今のところ、ほんの数センチ程度の積雪だけど、今の季節、いったん降ったら日陰はもう冬中融けない。帰宅後早速、この冬初めての雪かきをする。

 正月休みが明けて、4日から夫は仕事、子供は部活動、私の仕事も5日から(といっても、何かの手違いで朝から始められなくて、午後になってからだった。新年早々これだと、ちょっとやる気をそがれる)。そして、昨日から子供の学校も新学期が始まり、また5時45分の広報無線のお知らせとともに起きる日々が始まった。
 仕事では、今年2つ目の案件が農業関係の話で、とても元気な農家の話を聞くことができて、ヘッドフォンを通して聴いているこちらまで元気をもらえた気がした。もっとも参加者の一人は熊本の人で、早口の方言混じりでしゃべっていたので、何を言っているのかよく分からない部分も多々あった。一応分かる範囲で標準語にしたけど(そういう発注だったので)、方言の勢いがあって、こういうのは方言が分かるなら、適度に方言を生かして起こした方がいいんだろうなと思いながら聴いていた。世の中大変な状況だけど、ピンチはチャンス、農業はやり方次第では宝の山だというお話で、私も本当にそう思う。もちろんこんな元気な農家は今の日本全体から見ればまだまだ少数派なのだろうけど、もっともっと増えてほしいものだなと思った。

あけましておめでとうございます

2009年01月01日 | 田舎暮らし
 2009年になりました。このブログを書き始めて、丸4年になりました。不定期更新で、思いのままに書いているだけの拙いものですが、読みに来てくださる皆様、どうもありがとうございます。「植林ブログパーツ」も付けたことですし、木が枯れないように細々と続けていきたいと思っておりますので、本年もよろしくお願いいたします。

 2008年の年末はアメリカの金融危機に端を発した世界的な不況、それによる派遣切りなど失業者の急増、また中東でのガザ空爆など、暗いニュースが続く年末でした。
 個人的には、2008年は村の中で大変お世話になっていた方が突然亡くなったり、去年から闘病していた子どもの中学校時代の先生が亡くなったり、さらに年末には先日の日記に書いた二人の訃報があったりなど、自分自身にも結構インパクトのある死が幾つもありました。
 テープ起こしの仕事では春頃に某分野の学者の6時間余りのインタビューを担当し、音声はクリアでない上に専門用語が英語で飛び交い、すごく苦労した仕事だったのですが、その方が夏に亡くなり、余計に印象に残る仕事になりました。

 2009年は、「人生が劇的に変わるカンタンな“成幸法則”」というメルマガによると、カバラ(数秘術)診断の「社会年数運」というものでは、2008年は「スタート、変動の年」でしたが、2009年は「バランスと平安の年」なのだそうです。本当にバランスの取れた平安な年に、ぜひなってほしいものです。