「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

義母と温泉旅行

2008年03月31日 | 田舎暮らし
 春休みの機会に、上の子がお世話になっている東京の義母と一緒に、家族で北信・東信の温泉に旅行に行ってきた。(義母は諏訪より北に行ったことがないとのことだったので)
 少し前まで4月中旬の陽気で、東京では既に桜が満開とのことなのに、あいにくと天気予報が良くなくて心配だった。朝起きると、昨夕からの雨が雪に変わっていて、一面うっすらと白くなっている。そのうちまた雨に変わって、午前中のうちに雪も完全に融けて、雨も上がったものの、昼ごろ松川インターを出るころには冷たい風が吹いて寒くなってくる。中央道を北上していくと、岡谷で今朝の雪が残っていて、長野道に入って、今度は姨捨辺りで雪が残っていたけど、長野盆地へ下りるとまた雪は消える。長野駅で東京からの義母と息子、前日から東京に行っていた夫と合流して(彼らは私たちを待つ間に善光寺に行ってきたそうだ)、今日の目的地、湯田中温泉まで行くと、また雪が少しだけ残っていた。
 さて、湯田中温泉はWikipediaによれば、別名「養遐齢」と呼ばれているのだそうだ。遐齢とは長命長寿のことで、この温泉は、長命長寿の湯で、病を癒し、心を爽やかにして、健康で長生きできる霊験あらたかな温泉だとか。地表近くからわいていて(田んぼの中からこんこんんと湧き出ずる湯というのが名前の由来とか)、街の中あちこちに源泉があって、さまざまな温泉が楽しめるのだそうだ。ちなみに宿泊したところのお風呂の説明にはナトリウム-塩化物泉と書いてあった。まずは道中の疲れをゆったり温泉で癒やして、腹十二分目ぐらいごちそうをいただいて、北信五岳の山が全く見えなかったのが残念だったのを除けば、大満足の1日目だった。



 

ぎっくり腰?

2008年03月21日 | 田舎暮らし
 水曜日に下の子の中学校の卒業式があった。そして今日、県立高校の合格発表があり、後期試験を受けていた全員が無事合格し、とにかくほっとする。村には高校がないので、4月からは15人全員が村外の高校に通うことになる。長い子は保育園の未満児さんから、10年以上ずっとほぼ同じ顔ぶれで過ごしてきた子どもたちの巣立ちだけに、感慨もひとしお。親の方も上の子の小学校入学から数えると、14年間にわたった村のPTAが終わる。
 まずはめでたし、めでたしなのだけど、気が緩んだのか何なのか、卒業式の後の謝恩会の最中に、突然腰に嫌な痛みが走る。座っている分には大したことがなかったのだけど、いざ帰る段になって歩くにもすたすた歩けない。その日は暖かくして、お風呂に入って早く寝た。翌朝起きたときはだいぶ楽になっていて、だからといって別に油断したわけじゃないのだけど、また何かの拍子にぎくっと痛みが走る。もしかして、これが話に聞く「ぎっくり腰」ってやつかも。
 何人かの友達に電話して、いろいろ情報を聞く。子どもからは合格したら、携帯電話とコンタクトレンズを買ってくれと言われていた。どうせ町に出なくてはいけないので、よく買い物に行くショッピングセンターに近いカイロプラクティックに行くことにする。「カイロプラクティック」という言葉は聞いたことがあっても、その中身が何なのか全然よく分かっていなかったのだけど、「ぼきぼき鳴らすような整体じゃなくて、ソフトなのよ」という友達の薦めに興味を引かれた。実際ソフトで気持ちよかったし、治療が終わった後、随分楽になったように思えた。
 それにしても、座りっぱなしの仕事で運動不足の上に腰に負担がかかっていることは自覚していたけど、こういう目に遭ってみると、改めて、もっと日常的に体を動かすなり、何なりしなくてはいけないなと思った。とにかくこの繁忙期が過ぎてからだな。

※水曜日は雨で冷えたこともあって、私は温めてしまったのだけど、ぎっくり腰は温めてはいけないらしい。温めたという人の話も聞いたのだけど、基本的に急性症状には温めてはいけないと、カイロの先生にも言われた。

婦人検診と納税相談

2008年03月12日 | 田舎暮らし
 月曜日の雨、そして昨日、今日の暖かさで、うちの周囲の雪が随分解けて、地面が現れてきた。日当たりの良いところ、そして、わずかな違いでも、南向きに傾斜している斜面の雪解けが早い。一方、全く日が当たらない家の裏側は、わが家の毎年恒例のことだけど、表面が解けて完璧なアイススケートリンク状態になっている。久しぶりに見え始めた地面には、水仙の芽が出ていたり、ふきのとうもちらほら。やっと姿を現した途端に、既に鹿に食べられたとおぼしき雑草の跡も。
 この2日間に小渋線を3往復。昨日は子どもの受験で朝と夕方。今日は婦人検診で日赤まで。最近全国的に問題になっている産科医不足で、この病院でも2年ほど前からお産を取り扱わなくなっていて、「心あるお産を求める会」といった会もできていろいろ活動をしていたようだけど、今度は常勤の医師がこの3月で退職してしまって、産婦人科そのものの診療が週2日だけになってしまうのだそうだ。私自身の出産は、3人とも助産婦さんに来てもらって自宅出産だったけど、妊娠中の健診はここにお世話になっていたし、今も村の婦人検診では毎年お世話になっている。本当にこの地域の産婦人科事情は深刻なのだなと感じる。
 ところで、今日のマンモグラフィー検査で撮影された写真を見た医者に、いきなり「変なもの(ごく小さな白い点)が写っている、乳がんのもとかもしれないから後でエコー検査します」と言われる。ええ?!本当かな、やばいな、どうしようとか思いながら待っていたら、もう一回呼ばれる。「2年前の写真を見たら同じものが写ってる。もしがんだったら、2年間同じということはありえないから、がんじゃありません」とのこと。その後、触診もして大丈夫と言われて、ほっとしたけど、その10分か15分かそこらの間、随分いろいろなことが頭を駆け巡った。
 おかげで、予定よりだいぶ遅くなって、午前中ぎりぎりに納税相談に間に合って、昨日、国税庁の申告書作成コーナーでばたばたと作った確定申告の書類を提出してきた。こちらも一つ変なのがあって、15歳の子どもの扶養控除がなぜか48万円となっていた。役場の人と、国税庁のサイトどうなっているんだろうねと首をかしげながら作成し直す。結局今年もe-Taxにはしなかった。

音楽発表会

2008年03月05日 | 子ども・教育
 今日は「啓蟄」だったそうだが、強い寒気が流れ込んで冬型となり、雲が多く寒い一日で、うちの周囲では地面も相変わらず雪に覆われているし、まだまだ虫がはい出てくるどころではない。それでも、冬型は続かず、明日には緩んで、だんだん暖かくなってくるとのこと。
 今日は中学校で芸術の選択授業「音楽」の発表会があって、聞きにいった。普通の美術や音楽とは別枠で芸術選択授業(子どもたちはゲーセンといっている)があって、息子はこれまで「美術」だったのだけど、今年初めて「音楽」を選んだ。
 この芸選「音楽」は教科の音楽に比べると、内容も自由で、子どもたちが自分で好きな曲を選んで、少人数で演奏するので、なかなか楽しい(何年か前には、バンドを組んで、オリジナル曲を演奏した子たちもいた)。私たちが子どものころは音楽の授業で歌う歌と、ふだん趣味で聞く歌は全く懸け離れていたような記憶があるけど、今は音楽の教科書や副読本にも昔のポップソングが入っていたり、随分幅が広く親しみやすい内容になっているなと思う。
 ちなみに息子は5人組でBUMP OF CHICKENの曲を演奏。演奏前にドラム担当のK君が曲紹介。この曲を選んだ理由は「好きだから」。やっぱり、それが一番だなと思った。