「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

職場体験

2006年10月31日 | 子ども・教育
 中学校で2日間の職場体験学習があった。以前は3年生が夏休み前に1日だけ、それも原則的に村内の職場だったので、体験できる場がごく限られたものだったし、ほとんど顔見知りの狭い村内、職場体験といっても、あまり緊張感もなかったんじゃないと思う。それが今年から2年生も、それも2日間、人口規模が10倍の隣町に体験学習に行くことになった。
 保育所、図書館、コンビニ、ガソリンスタンド、スーパー、銀行、薬局、精密機器工場等々、子供たち一人一人全部違う場所に行く。息子はどこに行くのかと思ったら自動整備会社だそうだ。そういういわば専門技術を要する職場で、中学生にできる仕事が何かあるのかなと思ったりもしたけど、車内を掃除したり、タイヤを運んだり、いろいろ体験させていただいたようだ。車がないと生活が全く成り立たない田舎社会において、自動車整備はとても大切ななくてはならない仕事。そういう仕事の現場を見てきただけでも、いい経験になったのではないかと思う。
 どうもお世話になりました。

金婚式

2006年10月22日 | 田舎暮らし
 今日は私の親の金婚式で、東京に行ってきた。子供3人(+2人)、孫5人、本当に久々に全員そろって、和やかなひとときを過ごすことができた。何せ、子供のうち一人は東京に住んでいるものの、私は信州の山の中だし、もう一人は京都なので、日ごろ連絡を取り合うこともない。お正月に行っても、東京に住んでいる弟が仕事で来られなかったりするので、うちの子供たちも従兄弟にたちに会うのは何年かぶり。
 これまで本当に親に心配をかけどおしの子供たちであったけど(さらに孫たちも心配をかけどおしだけど)、とにかくみんな元気で父母の50年を祝えたことで、少しは親孝行になったろうか。
 子供たち、孫たちに向けての父のメッセージで、一言めに「人間万事塞翁が馬」という話があった。そういうことを実感する七十数年の人生であったのだろうと思う。私自身は、今まさに子供のことで頭を抱える日々だけど、何年かたったときにそう言えるようになるだろうか。
 
 今、父母はそれぞれの趣味を持って、お互いそれぞれ好きなことをしている。いろいろ山あり谷ありの50年だったと思うけど、これからも心身共に健康に気をつけて、ひ孫の顔を見るまで長生きしてください。

芸術の秋

2006年10月16日 | 子ども・教育
 このところ好天で朝方は冷え込むような日が続き、紅葉が進んできた。少し前に写真を載せた窓から見えるヌルデの葉っぱは先日の強風でほとんど散ってしまったが、代わりに他の木々が色づき始めてきている。この写真では分かりにくいかもしれないけど、落葉松も上の方が少しばかり色が変わってきている。
 さて、芸術の秋、長男が通っている東京の某アート系の専門学校でも13~15日の日程で学校展が行われていた。次の週も東京に行く用事があって、2週続けて上京するのは大変なので、親は2人とも行かなかったけど、私の父母と義母が見にいって、義母が保護者会にも出席してくれた。電話でようすを聞きながら、私も子供の作品が見たかったなと思った。
 実は私も子供時代はマンガを描くのが大好きで、何とイラストの通信教育まで受けたことがある(そんな才能がなさそうだったので、すぐあきらめたけど)。母が撮った写真を送ってくれるそうなので、楽しみ。今どんな絵を描いているのかな。
 テープの仕事もこの3日くらいアートの話です。

停電

2006年10月11日 | 田舎暮らし
 今日のお昼前、いつものようにPCに向かって、ヘッドフォンで音声を聞きながらテープ起こし原稿のチェック作業をしていたら、突然停電。このブログを書き始めたばかりのころにも、雪による倒木で停電した話を書いた。停電自体は珍しいことではないが、今日の場合は、雷が鳴っているわけでもない、雨が降っていたとはいえ、大した雨ではなかったし、風もなかった。気象状況から停電が予測される状況では全くなかったので、特段こまめに上書き保存することもなく、無防備に作業している最中の出来事だった。
 携帯で中電に問い合わせると、原因不明で大鹿村ほぼ全域で停電しているとのこと。原因不明ということは復旧の見通しも分からない。会社に電話すると、今日私が作業している案件は社内で明日中に最終チェックして納品する案件らしい。もし何時間も復旧しなかったら徹夜覚悟か? どれだけの作業がパーになったのかも復旧してみないと分からない。
 しばらくすると、無線で中電からのお知らせが入り、倒木による断線で、1時間程度で復旧するとのこと。やれやれ。
 実際それから1時間程度で復旧し、恐る恐るPCを起動したら、作業中のテキストファイルは自動バックアップ機能が働いていて、やり直しになったのは音声にして数分程度で済んだ。というわけで、こんな日記も書いていられるけど、本当にこまめなバックアップは基本だなと改めて思った。
 古いPCを使っていたころは、よくフリーズしたから、相当頻繁に上書き保存していたけど、今はメモリも増設して安定しているので、やや油断があったことは否めない。常に不測の事態に備える心掛けがやっぱり大事かな。

村民運動会

2006年10月08日 | 田舎暮らし
今日は中学生がソフトテニスの新人戦(団体戦)で、朝5時役場集合で出掛ける。まだ暗くて、中秋の名月の翌日の十六夜がこうこうと輝いて、すごくきれいだった。いったん帰って、今度は8時半からは村民運動会。張り切って出場する子供もいないので、遅れていく。
風が強いけど、よく晴れて、空気が澄んで空がすごく青い。朝は寒くて、子供にウィンドブレーカーを持たせればよかったと思ったほどだったけど、昼にはTシャツ1枚でもいいぐらい暑くなる。
去年書いた縄ない競争は、今までは地区対抗種目だったのだけど、今年はだんだん選手になる人がいなくなってきているとのことで、一般参加種目になってしまっていた。参加チームはわずか2チームだけ。せっかくの田舎の運動会ならではのユニークな種目なのに、何か寂しい感じがする。来年はどうなるのかと思うけど、やっぱり若い人が教わって縄ないができるようになっていかないと、続かなくなってしまうだろうな。
一方で、去年あたり種目から消えてしまっていた「塩見音頭」が今年は復活して、閉会式の前に全員で踊った。(といっても、見よう見まねだけど)

中学校の文化祭

2006年10月01日 | 子ども・教育
 昨日、今日と中学校の文化祭が行われ、今日は歌舞伎班の発表だった。息子は歌舞伎班ではなかったけれど、近所の子も出るのでしっかり見に行く。
 今年の外題は「本朝廿四考十種香の段」というもので、今まであまり聞いたことがない外題だなと思ったら、村では50年ぶりぐらいに上演される外題だったそうだ。指導をしてくださる来年80歳になるというかたが、まだ20代のころに上演したきりだったとか。指導する方も子供たちも大変だったろうなと思うけど、今年もどの子も堂々と立派に演じていた。
 
 今年は去年までと日程が変わり、今日は歌舞伎だけで、その他の日程はすべて昨日行われた。毎年気が重かったPTA合唱のピアノの伴奏だけど、今年はリコーダーや鳴り物が入って賑やかになって、(下手なピアノが目立たなくなって)良かった。村のPTAもあと1年。伴奏もあと1回。
 その他、今年初の企画として、なんと自作映画上映というのがあった。映画?と思うような作品ではあるけど、息子が主演だったので笑えた。