「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

液晶保護フィルム

2009年05月30日 | テープ起こし
 私は仕事で毎日長時間PCの画面を見るので、なるべく目が疲れないものにしたい。5年前にデスクトップPCを買い換えたときは、お店の人のお薦めで、1機種だけ置いてあったノングレアタイプのディスプレイがセットになっている製品を購入したのだった。今回ノートパソコンを買ったときは、そんなことはすっかり忘れていて、その他のスペックを見て、普通に光沢液晶の製品を買ってしまった(多分それしか売ってなかったと思う)。画面は確かに明るくてきれいだけど、やはり目が相当疲れるので、輝度を最大限に落として、この1カ月半ほど使ってきた。それで、だいぶ気にならなくなってはいたけど、先日キーボードカバーを某サイトで注文しようとしたら、「あわせて買いたい」で液晶保護フィルムが紹介されていた。反射防止仕様「優れた低反射率で画面がぎらつかず、目への負担を軽減します」。これだ!というわけで、あわせて注文したのが今日届いた。早速貼ってみたところ、確かに外の光があまり映り込まなくなった。紫外線も99%カットしてくれるらしい。パソコンの画面で目が疲れる人にはお薦めかも。(逆に光沢にするフィルターや、のぞき見防止用のものもある)
 もう一つ、ノートパソコンの上に置く手がどうも冷たくなるので、リストレストをやはりネットで注文。これでまた少し楽になるかな。

 写真はこの季節によくある、田んぼに映る中央アルプス。朝は晴れてくるかと思ったけど、日中じゃがいもの芽かきをしていたら、ぱらぱらと雨が降ってきて、それはじきあがったと思ったら、夕方、子どもを迎えにいくときには、今度は大粒のにわか雨。帰り道では虹が見えた。
 
 

鹿による被害・人による被害

2009年05月26日 | 田舎暮らし
 昨秋、花桃の苗木を何本かいただいて、植えたのだけれど、冬の間に鹿に枝先を食べられてしまって、枯れてしまったかなと心配していたら、ちゃんと芽が膨らんで葉っぱも出てきたので、ほっとしたのもつかの間、どうも昨日あたり、また少し食べられてしまった。これは何としても緊急に鹿よけをしなくてはいけない。さて、どうしたものやらということで、取りあえず野菜用の支柱を苗木の周りに4本立てて、網で囲ってみた。すごくいいかげんで、強風が吹いたら倒れるか、はたまた網がずり下がるかしてしまいそうな鹿対策だけど、何もしないよりはるかにましだろうか。


これは、去年も写真を載せた、うちの近くに咲くクリンソウ。去年は鹿に花茎を踏み倒されて折れてしまって、花を咲かせることができなかった株だけど、今年はきれいに咲いている。とはいえ、そこら中、鹿の足跡だらけ。
村内の観光地には、このクリンソウが群生しているところがあるけれど、そこでは鹿よりも人による度重なる盗掘の被害に遭っている。注意看板を立てて、木道やロープを設置したり、復元のために種を採取してまいたりして手をかけているにもかかわらず、今年もまたかなりの盗掘跡があるそうだ。池のほとりに群生している様子は本当にすてきで、うちの近所で咲いているので、そこでもそろそろ咲き出すころかなと楽しみにしていたのに。本当に悪質で、ひどいとしか言いようがない。
希少な植物たちも、鹿に食べられ、人間に掘られて、どんどんなくなっていく。でも、鹿には悪気はないけど、希少価値の高い植物を選んで掘り取っていく人間の方がよほどたちが悪い。

果菜類の定植

2009年05月23日 | 田舎暮らし
 約2週間ぶりにデジカメが修理を終えて戻ってきた。この2週間で中央アルプスの残雪も減り、手前の大萱山は上の方まですっかり緑になってしまった。
 今日は先日買ってきたトマトやナスなどの果菜類の苗を定植する。例年、取りあえず苗だけ植えて、活着してだいぶ大きくなってから、慌てて支柱を立てたり、雨よけビニールをかけたりすることが多かったのけど、今年はそれを反省して、まず雨よけのフレームを立てた。土が乾いているので、まだビニールはかけていないけど、フレームだけ立てておけば、あとはすぐできる。
 私は今までトマトの雨よけ以外、家庭菜園にあまりビニール資材を使っていなかったのだけど、ここは寒冷地でもあり、例えばスイカを植えても、露地だと、盛夏が過ぎて涼しくなったころにしかできない。また、梅雨どきになると、雨で畑に入れないなどと言っている間に雑草の勢いに負けてしまうということを繰り返してきたので、今年は一部、黒マルチを使ってみることにした。先日トウモロコシをまいたときも、半分以上まいてしまってから、そういえば黒マルチを買ったんだと思い出して、残り1列分だけマルチを張ってまいてみたら、想像以上に効果は絶大で、まず発芽が早い。ごみになるとか、張るのもはがすのも面倒くさいと思って敬遠していたけど、来年からはもっと使おうかな。
 

太陽光発電

2009年05月21日 | 太陽光発電
 原発にずっと疑問を抱いてきた者として、自然エネルギーの利活用にはずっと関心を持ち続けてきたけれど、太陽光発電については、高くて庶民にはなかなか手が出ないなと思っていた。でも、このところの「温暖化」対策で、CO2を出さない、環境にいい原子力なんて話を聞くたびに、げんなりしていて、補助金も復活したし、余剰電力の買取り価格も2倍程度になるということで、国内でももっと普及して安くならないかなと思っていた。
 そんな折、太陽光発電のセールスキャンペーンの電話がかかってきた。普段セールスの電話は中身もほとんど聞かずに「結構です」とお断りして、すぐ切ってしまうのだけど、このときはすぐに我が家で決定権を持っているつれあいに電話を渡す。つれあいも興味を持ったらしく、家に説明に来てもらうことになった。
 説明によると、ソーラーローンを組むことによって、月々1万円程度の負担増で済むのだという(月々の支払いは2万円程度だけれど、年間の発電量が現在の電力料金でも10万円相当程度になるので、差し引き家計負担増としてはそのくらいで済むらしい。買い取り価格が上がれば、さらに負担は減るはず)。その程度なら思い切って導入してもいいんじゃないかということになった。ちなみに国の補助金も20万円程度(1KW当たり7万円)出る。加えて、自治体から補助金が出るところもある(この近辺でも飯田市の7万円/KWをはじめ、松川町、豊丘村、喬木村なども3万円/kW出るらしい)。
 まだ工事もこれからだけど、実際に設置して発電を始めたら、時々発電状況などを紹介したいと思います。

参考記事
太陽光発電、電力買取額は倍に。補助金も復活で買い時は? 

今朝の鳥の声

2009年05月16日 | 田舎暮らし
 以前、ICレコーダーのお試しで鳥の声を録音したものを、gooブログでは画像と動画しかアップできないので、別サーバーにアップしてリンクしていた。ところが、そのファイルが別のファイルを削除したときに間違って一緒に削除されていたため、リンク切れになっていたのを、ずっと気づかずにいた。
 日々変化していく緑も、きれいな夕焼けも、デジカメがなくて撮れないので、その代わりというわけでもないけど、今朝の鳥の声です。鳥は木のてっぺんでさえずっているのは簡単に見つかるけど、木々の中に隠れているのは素人には双眼鏡で探してもなかなか姿を見つけられない。

タヌキ?

2009年05月14日 | 田舎暮らし
 辺りが薄暗くなってきた夜7時ごろ、夕飯の支度をしながら、ふと窓の外を見ると、猫にしては大きすぎる動物が畑の方に向かって歩いている。慌てて電柵のスイッチはどうなっていたっけと確認する。大丈夫、スイッチは入っていると思ったのもつかの間、そんなものは全くお構いなし、楽々電線の下を通り抜けて畑の中に入っていって、まずは生ごみコンポストボックスの周りをうろうろ。さては、先日植えたイチゴを食べていったのは、あんただったのかい。こりゃ、トウモロコシその他、やっぱり電柵だけじゃ駄目だよなあ・・・。
 薄暗いとよく見えない私は「アナグマかな、何かな」と思ったけれど、つれあいが言うには「タヌキじゃないか」とのこと。電柵を低く張れば少しは効果があるのかもしれないが、そうすると草刈りが大変だ。
 今のところ畑にはまだタヌキが食べそうなものはないので、しばらく見ていたけど、畑の中でこんなに堂々としていてもらっても困るので、がらっと戸を開けて外に出たら、慌てて逃げていった。
 

デジカメ修理中

2009年05月12日 | その他
 3年前に購入して、いつも持ち歩いているデジカメのシャッターカバーが開かなくなった。以前から半開きの状態になることは時々あって、爪先でこじ開けていたけれど、ここへ来て、ほぼ毎回開かなくなってきた。修理費があまり高くつくようだと、いっそ新しいデジカメに買い替えたくなるところだけど、このデジカメはカード会員になっている某家電量販店で購入したもので、保証書を探してみたら、5年間修理保証の対象品になっていた。だったら直した方がいいに決まっているので、先日お店に預けてきた。10日~2週間ぐらいかかるとのことで、しばらくデジカメを使えない。
 デジカメはどんどんスペックが良くなって、しかも安くなっているので、買うときにちょっとけちると(これを買った当時でも、もう1万円くらい出せば、手ぶれ補正付きのが買えたのだった)、直後といってもいいくらいに、あきらめた機能が付いたものが同じ予算で買えるようになったり、さらに安くなったりしていたのを、恨めしい思いで見ていたのだった。
 でも、先日つれあいがデジカメをなくして、新しい防水機能付きの機種を買ったけれど、1000万画素になったからといって、格段にきれいな写真が撮れるわけでもないことが分かった(暗いところなどでの手ぶれ補正機能の実力はまだ試してないから分からないけど)。
 私の購入した機種はオートでお任せ撮影ももちろんできるけれど、どちらかというと、マニュアルでいろいろ遊べるところが気に入って購入した機種。でも、実際にその機能を使いこなしているかというと、とてもそうは言えない。幸い修理保証で直ってくることだし、もっと自在にカメラの機能を使いこなせるようになってから次のデジカメを考えよう。

授業公開

2009年05月09日 | 田舎暮らし
 山菜パーティーの日から4日続きで雨降りだったけれど、今日はようやく晴れて青空が広がる。ここ何日かの間にうちの周囲も随分緑色になってきていて、今朝は雨に濡れた若葉が朝日を浴びて、きらきらと光っていた。この季節は本当に、緑のバリエーションとその刻々の変化を楽しめる。
 午前中は先日購入したまま放置してあった苗をちょっとと種まきを幾つかして、午後は子供の学校の授業公開に出かける。
 道中、山々を見ると、赤石、塩見をはじめ、南アルプスの山々の頂上付近ではこの雨が雪だったらしく、連休前には山肌が黒っぽく見えていた部分もべったり白くなっていた。うちから見える中央アルプス南部はそれほどでもなかったので、中アと南アの標高差か。

 さて、子供の授業は「情報」で、Excelの第1回目とのこと。私もこの山の中で、かれこれ10年パソコンを触っていて、今はそれで仕事もしているが、実はExcelはあまり使う機会がないので何も知らないに等しい。先日も自治会の会計報告を作成するのに、Excelは使いこなせないので、Wordで表を作って、電卓で計算した結果を打ち込んだりしていたほど。そうでなくても、PCに関してはほぼ100%自学自習で、人からきちんと習ったことはないので、自分も勉強したいと思って見に行った。
 子供からは、本当の初歩だよと聞かされていて、さすがの私でも知っていることばかりかなとも思っていたけど、事実は逆で、いかに自分がExcelの最も基本的なことを何も知らずにきたかということを認識させられる結果になり、いい勉強になった。学習内容のプリントも頂いたので、忘れないように、家でもExcelを開いて試してみた。
 せっかく覚えたことを、次にExcelを使う機会に忘れずにきちんと活用できるといいな。


(アケビの花) 

読書

2009年05月07日 | 田舎暮らし
 一昨日は久しぶりの雨で、いいお湿りだと思ったけれど、それも3日も続くと、青空が恋しい。朝、雨のやみ間にきれいな鳥の声がして、今日はキビタキを双眼鏡で確認する。
 連休の間には、特に村内の観光ルートになっているわけでもないうちの前の村道も他県ナンバーの車が時々通る。2回ほど、うちの前に車を停めて降りてきて、写真を撮っている人がいた。一組は道端に三脚を据えて、中央アルプスを撮っていた。薄曇りでそんなシャープな写真は撮れそうにない日だったのに。もう一組は、八分咲きぐらいになったうちの前の山桜を撮っていった。その方は道を間違ってうちの方に上ってきて、道を聞かれたので、「この桜は明日になったらピンクに色づくんですよ」とのど元まで出かかったけど、のみ込んだ。
 私はそんな車をとめて写真を撮りたくなるような景色の良いところに住めて幸せだと思っている人間だけど、その方は、こんな高い所に家があって、びっくりしたと言って、「大変でしょう。頑張ってください」と言って去っていった。

 連休の前に母から電話で、インターネットで病院を調べるにはどうしたらいいかと聞かれて、その後どうしたか連絡がなかったので気になっていたけれど、連休の間は子どもが帰省していて、入れ替わりで友人も来たりして、毎日一緒に出掛けていたので、連絡しそびれていた。今日ようやく電話してみたら、父が大腸癌らしい。前にも内視鏡で検査を受けていたのに見落とされていたそうで、明日にも別の病院に行くつもりだと言っていた。幸い転移はしてないらしいとのことだけど、やはり病気が病気だけに心配。母も以前に乳癌を患っているので、その後、母が元気にしていることが父の励みになってくれればいいが・・・。
 そう聞いても、すぐに飛んでいける距離ではないけれど、今日は仕事もないし、雨で畑仕事もできないし、先日送ってもらって斜め読みだけになっていた父の句集でも読み直そう。

雨の山菜パーティー

2009年05月05日 | 田舎暮らし
 今年も恒例の山菜パーティーが行われた。先月村内で落石事故があり、去年までの会場だった牧場へ行く道が通行止めになっていたので、別の場所が予定されていたけど、朝からぽつぽつと雨が降ってきたため、当日になってふりだし塾に変更になる。
 ここは標高1300mくらいの山の中をゼロから開墾して農場にしているところで、自給自足の暮らしや農業を学びたい人たちの学びの場となっている。私はだいぶ昔に、まだ八角形のログハウスが1軒だけだったころに行ったきりだったので、本当に久しぶりに行って、すごく開かれて、すてきな場所になりつつあることに感心してしまった。もう15年になるといっていたけど、まだまだ現在進行形で開拓が進行中で、この先もとても楽しみな場所。ここで学んだ若い人たちがカップルになって、村に定住したりする実例も出てきている。

 ログハウスの軒先にシートをかけて、薪ストーブを2台設置して、次々と山菜を揚げていく。開墾地だから、タラノキはたくさんある。掘り立てのタケノコもそのまま薄く切って天ぷらにする。ベランダに飾ってあったフジの花も揚げる。今回、初体験は柿の新芽とカキドオシ。柿の葉はビタミンCが豊富でお茶にしたりもするけど、新芽の天ぷらなんて初めて。カキドオシもそこら中にあるけど、食べられるなんて考えたこともなかった。村の友人たちはみんな、いろんなことをよく知っている。

 晴天の下、広々とした牧場での山菜パーティーも気持ちいいけど、今回はふりだし塾に久しぶりに行くことができて、それもまたよかった。畑もだいぶ乾いていたので、ちょうどいいお湿りにもなった。