「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

初孫

2010年06月28日 | 子ども・教育
 昨日の夜、生まれたと連絡があって、ちょうどつれあいも私も仕事が休みだったので、早速、顔を見てきた。生まれたばかりって、こんなに小さかったんだっけな。

森の中

2010年06月19日 | 山の風景
 今日は村内で長野県キヤノンフォトクラブの撮影会というのがあって、一般の人でも、一眼レフでなくても参加可能ということだったので、いつもブログに掲載する素人写真がもう少し毛が生えた程度にでもきれいに撮れればいいなと思って、一日参加してみた。
 午前中は先日行ってきたばかりの大池や青いケシの農園にも行って、午後は鳥倉林道方面へ。「ここ知っている?」といって写真の先生から案内してもらった場所は、以前からとても気持ちのいい場所があると話に聞いていて、ぜひ教わって行ってみたいなと思いながら、今まで機会がなくて知らずにいた場所だったことが、帰宅してから写真を見てもらって分かった。それが分かっただけでも、今日は行ってよかったと思った。広い村内、まだまだ行ったことのない良いところがたくさんありそう。

 昨夜の大雨で、池の水量が多い。


 大きな岩がごろごろしていて、どれもびっしりとこけに覆われている。とても不思議な光景。



消費税

2010年06月18日 | 非戦・平和・社会
 参院選の民主党のマニフェストで「消費税を含む税制の抜本改革に関する協議を超党派で開始する」と書き込まれ、菅さんが「自民党案の10%を参考にする」と言ったそうだ。民主党は去年の衆院選のマニフェストでは、この膨大な財政赤字を抱える中でも、子ども手当などの「ばらまき」政策を消費税を上げずに実行できると言ってきたわけだけど、わずか1年足らずでひっくり返ってしまった。世界的な不況の中で、2010年度予算の国債発行額は過去最高の44.3兆円、ますます財政赤字は拡大し、事業仕分けはいろいろしたけど、それほどの財源を捻出できず、目玉政策の一つだった子ども手当にしたって満額は無理そうという状況の中、多くの国民もやっぱり消費税増税は仕方ないのかなと思わされてきているのだろうと思う。
 よく、大きな政府と小さな政府の話で、北欧は社会保障がすごく充実している代わりに税金もすごく高いというのは有名な話だけど、実際、村に住んでるもスウェーデン人の友達(ヨガの先生です)から聞く話でも、医療にしても、出産にしても、学校教育にしても、いろんなものがただだという話はとても魅力的に聞こえる。特に今のような格差が広がっている世の中で、ある程度の社会保障の充実のためには、やはり税負担が多少重くなるのは仕方ないというか、当然かもしれないとも思う。
 しかし、一方で、例えば今朝の保坂のぶとさんのツイートに「菅総理が消費税10%に言及しているが、22年前につくられた消費税納税総額が224兆円で、この期間の法人3税減税額が208兆円だったということをどう考えるのか」とあった。今回の税制改革の話の中でも、消費税の増税とともに法人税の減税の話がある。仕事で企業の話を聞くことも多いので、「日本の法人税が高い」という話もよく聞きはするけれども、消費税は低所得者の家計をより圧迫することになる。低所得者の負担ばかり増えて、それがそのまま企業の減税に回るのか???と、やっぱり思ってしまう。増税するなら、社会保障の充実にきちんと当ててほしいし、払える人からより多く取ってもらいたい。消費税ならせめて食品を増税の対象から外すとか、きちんと納得のいく論議をしてほしい。

 週間予報はこれから雨続き。昨日の中央アルプス。

青いケシ

2010年06月11日 | 田舎暮らし
 今度は亀井さんが辞任とか。会期を延長せずに、首相の交代でV字回復した民主党の支持率が下がらないうちに選挙をやってしまおうという、何ともセコい話に、いいかげんうんざりしてくる。保坂さんの講演会を開催した関係で、このところ政治絡みの話が続いてちょっと疲れたので、気分転換も兼ねて、すっかり見頃となった青いケシを今年も見にいってきた。このブログを始めてから毎年見にいってるけれど、今年はやや草丈が低め。あと、前はたくさんあったオダマキがあまり見られなかった。冬の雪が少なくて凍み上がってしまうと、なくなってしまうらしい。ほとんど毎年、晴れた日の朝という同じような条件で、それもコンパクトデジカメでオートかマクロぐらいで撮っているので、全然進歩がない似たような写真になってしまうけど、さわやかな高原の風を少しでも感じてもらえたら嬉しい。



 開きかけの花。


 こちらは朝の大池。
 この写真では分かりづらいけど、池の向こうにクリンソウがたくさん咲いている。


 例によって、こっちにも別の写真を載せています。

最小不幸社会

2010年06月09日 | 非戦・平和・社会
 菅直人新内閣が昨日発足した。村山さんの後、ずっと親が政治家の首相が続いてきた中で、市川房枝さんの応援からスタートした市民運動出身の菅さんが首相になるということは、ずっと民主党の看板の一人であり続けた人とはいえ、ある種の新鮮さ、清冽な感覚があるし、期待感もある。特に会見の中にあった「私は政治の役割は国民が不幸になる要素、世界の人々が不幸になる要素をいかに少なくしていくのか、最小不幸の社会を作ることにあると考えている。貧困、戦争といったことをなくすことにこそ政治が深く力を尽くすべきだ」という言葉は、よく心に刻んでおきたいと思った。
 一方で、こと普天間の問題については「日米合意に基づいて進めなければならない」と言っているし、防衛大臣も外務大臣も再任だから、やはり失望感も否めない。「沖縄の負担軽減も真摯に全力を挙げて取り組んでいく」ためには、「移設」ではない、新たな基地建設は、どう考えても両立するものではない。「最小不幸の社会」が特定の少数の人たちに「不幸」を押し付けることによって成り立つものであってはならないはず。

社民の離脱と鳩山さんの辞任

2010年06月03日 | 非戦・平和・社会
 昨日は、保健補導員会飯伊支部の研修会で、落合恵子さんの講演会があった。「母に歌う子守唄」というタイトルで、7年間お母さんの介護をなさって見送られた体験に基づくお話だったけれど、何せ「スーパーモーニング」の終了直前に、鳩山総理の辞任のニュースで、そのままスタジオに残ってという慌ただしさの中で飛んできての講演だったので、せっかく政権交代したのに、残念だったという感想から始まった。保健補導員会ということで、落合さんと同じ60代前後の女性が多く、お母さまを見送った具体的なお話には、私も含めて、ハンカチを目に当てて聞いている人が多かったけれど、そんな話の端々に、やはり政治を変えなくてはいけない、おかしいことにはおかしいと言わなくてはいけないというメッセージも何度も織り込ませていた。
 民主党の今後の人事が気になるところで、特に今回の辞任の一番の引き金になった沖縄の問題の今後が気になる。5月27日の「普天間飛行場について、将来の国外・県外移設を実現する連立与党・政府の基本方針を策定することを求めます」という緊急声明に署名した人たちには、何とか「将来」を少しでも近い「将来」にすべく頑張ってもらいたいものだ。
 
 社民の離脱は、保坂さんにぜひ与党の中で活躍してほしいと思っていた者からすると、本当に残念ではあるけれども、政治家の言葉がみんなうそっぽく聞こえる中で、やはり福島さんがきちんと筋を通したことは良かったと思っている。社民の離脱で、一番懸念されるのが憲法。5月18日に憲法改正の国民投票法が施行になったものの、社民党が連立与党の中にいることで憲法改正が議論になることはなかった。保坂さんは先日の講演で、参院選の隠れたテーマは憲法だと思っているとおっしゃっていた。今いっぱいできている新党はみんな改憲。以前も自社さ政権から社民党が離脱した後に、日米ガイドラインや盗聴法、住基台帳法、国旗・国歌法などが出てきた。いきなり改憲とはいかなくても、集団的自衛権。そんな意味でも、本当に、何としても社民党には頑張って一定の影響力を持ち続けてもらいたいものだと思う。
 飯田の講演会の方も文字おこしをしました。前半は沖縄の話、後半(17ページ以降)の質疑応答では、こうした話や八ッ場ダムのヒ素の問題、郵政民営化をめぐる話、児童虐待防止法はできたものの、施設に保護された子どもたちの出口が閉ざされているといった話など、こちらからご覧ください。

こんなところに?

2010年06月01日 | 田舎暮らし
 この穴、だいぶ以前に、子どもがサッカーボールを蹴飛ばしていて、ぶつけてボードを壊してしまったもの。お風呂場の外の、灯油・薪兼用釜の上に張り出した屋根を支えている柱なので、このすぐ右奥に風呂釜がある。
 最近この付近で、家のすぐ際をシジュウカラがよく飛んでいるなと思っていたら、先日この辺りで小鳥らしき細い鳴き声が聞こえているのに気付いた。回りを見回しても、姿は見えない。どうもこの穴の中から聞こえてくるように思えて、そっと覗き込んでみたら、やっぱりそうだった。暗くて深いので、見づらいけど、穴の底にシジュウカラの雛が数羽いるようだ。ここなら外敵に見つからずに無事巣立っていけるかな。