「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

ジョン・レノン・ミュージアム

2010年09月13日 | 音楽
 この9月末で閉館になってしまうジョン・レノン・ミュージアムに、昨日ようやく行ってくることができた。開館したときから行きたいと思っていたものの、なかなか自由に出歩ける時間を持てないまま年月が過ぎていったけれど、閉館と聞いたら、これはもう行くしかない。
 本当にシンプルに愛と平和のメッセージを歌い続けたジョン。そして、もろくて繊細な心の叫びを率直に歌にしたジョン。5年間の主夫業を経て、新たなスタートの直後に凶弾に倒れた衝撃のあの日から、もう30年もたってしまったのかと思うと本当に感慨深い。先日十数年ぶりに訪れてくれた友人が、ピアノを弾きながら「#9 Dream」を歌いだして、思わず私も一緒に口ずさんで、その後ジョンの話になった。彼は当時ニューヨークにいて、ジョンの死の数日前から仲間たちの間で何かすごく重苦しい感じが付きまとっていたんだそうだ。

 ミュージアムでは、最初にジョンの生涯をざっとたどるショートムービーを見て、展示室に入る。誕生・少年時代からビートルズ、ヨーコとの出会いと、時系列を追って展示が続く。少年時代に作ったという雑誌や上手なイラストにびっくり。あと、そうだったのかと思ったのは、ビートルズは66年6~7月に来日しているけど、その夏にはもうコンサート活動を中止している。そのころ私はまだ小学生で、ビートルズを聞くようになったのは、ほとんど解散間際になってからだった。ヨーコと一緒になってからのジョンの作品のメッセージの中身に目を向けるようになったのは、多分大学生になってからだったと思う。
  
 ミュージアムのFinal Roomには、ジョンのさまざまなメッセージが英語と日本語で並んでいて、いすもあって、座ってメッセージを眺めながらじっくり余韻に浸れるようになっていた。私は帰りのバスの時間が気になって、あまりゆったりと余韻に浸っている時間はなかったので、ショップでそのメッセージを集めた冊子を買ってきた。

 Yes is the answer and you know that for sure
Yes is surrender, you got let it, you got let it go
 (心を開いて「イエス」って言ってごらん
  すべてを肯定してみると 答えが みつかるもんだよ)

Now that I showed you
what I've been through
Don't take nobody's word
what you can do
 (ぼくが これまで どうやってきたかは
  おしえられる けど
  きみが これから どうするかは
  自分で考えなきゃ)

 日曜日だったので、来館者も結構多く、ビートルズを現役で聴いたであろう年配の人から、子連れの人たち、若い人たちと、本当にさまざまな年代の人たちがいた。こうしてジョンとヨーコの愛と平和のメッセージが若い人たちにしっかりと伝えられていくことも、とてもうれしく思った。最後にメッセージを書くところがあったけれど、そこでも若い人たちが何人も熱心に書き込んでいた。

ヨーコは私の母親と同じ年。
去年のジョン・レノン・スーパーライブで歌っている姿をテレビで見たけど、
いまだ若々しく精力的にさまざまな活動している。本当にすごいなと思うとともに、
ありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです。


高感度低ノイズ

2009年11月26日 | 音楽
 タイトルとカテゴリーが一見合ってないけど、今日はよく庭先ステージでコンサートをやっているご近所さんで、梶田イフさんのコンサートがあった。さすがにもう寒いので、室内でのこぢんまりしたホームコンサート。ちょうど子どももテスト期間中で、夜に迎えに出なくてはいけない用事もなかったので早めの夕食を済ませて出掛ける(そうしたら、食べてこなければよかったと思うほど、おいしそうな料理がいろいろ並んでいた)。梶田イフさんといっても、私は知らなかったのだけど、すごくストレートなプロテストソングやレゲエ、あと「I'Shall Be Released」みたいな誰もがよく知っている曲を日本語にして歌っている曲があったりで、とても楽しいひとときを過ごすことができた。ボブ・マーリーの「No Woman No Cry」も歌っていたけど、ちょうど子どもの英語の教科書にボブ・マーリーの話が出ていて、まさにそこが試験範囲になっていて、子どもとボブ・マーリーの話をしたばかりだった。ラストは「Stand By Me」。

 それで、タイトルにある写真。先日購入したデジカメ(Fine Pix F70EXR)でEXRオートで撮影したものを敢えてレタッチなしでサイズだけ落とした。この距離で撮ったものは高感度低ノイズ優先がオートで選択されて、ISO1600、ダイナミックレンジは400%、シャッタースピードは1/8になった。フラッシュが発光しなかったので、部屋の暗さがナチュラルな感じに出て、しかもこの高感度でノイズも大したことがなかった。シャッタースピードが遅いので、被写体ぶれはあるけれども、手ぶれもちゃんと補正されているようだ。このままでは暗くて、肝心の梶田イフさんがよく見えないけれど、明るさ補正すれば、もう少し見られる写真になる。ちなみに、普通のオートを選択すると、フラッシュが発光した。高感度2枚撮りという、フラッシュ非発光/発光を連続で撮影する機能もあるので、好きな方を選ぶこともできる。さすが最新の機種だけあって、コンパクトとはいえ、なかなか使えると思った。

ふるむーん らいぶ

2008年07月20日 | 音楽
 以前に日記に書いた友達のところの庭先ステージで、昨夜また楽しいライブがあった。ここ3年ほど毎年この時期にするぎ農園さんでライブを行っている北インド古典音楽&カタックダンスのガンガーサンガの3人と、nao &Pすけの2人。ガンガーサンガは3年前にも見に行ったけど、すごくパワーアップしているなあと思った。屋外のオープンな空間だったから、ダンスのあみさんもとても気持ちよさそうに踊っている感じだった。
 その後に演奏したnao&Pすけの二人は初めて聞いたけど、二人の話が何か漫才みたいで楽しくて、naoさんの歌もよかったし、Pすけさんがいろんな楽器を演奏していて、中にすごく珍しい楽器があったりもして面白かった。

 面白かったのが、下の楽器。中華鍋を二つくっつけたみたいなUFOみたいな物で、たたく場所によって、いろんな音色がする(スイスの楽器でHang Drumというらしい)。

 最後は、みんなステージに上がって、シタール、タブラあり、ディジュリドゥあり・・・etc、あみさんのダンスも加わって盛り上がった。
 ちょうどA新聞の土曜版に動画の話が出ていて、デジカメに付いている動画機能が結構使えるし、パソコンに取り込んだりする場合に使いやすいと書いてあったので、試しに撮ってみたら、確かに意外によく撮れていた。取り込んだそのままで、メディアプレイヤーで普通に再生できるのもありがたい。でも、YouTubeとかにアップロードするのは、村のCATV回線ではちょっとつらいかな。

レッドツェッペリン再結成コンサート

2007年12月11日 | 音楽
 昨夜のレッドツェッペリン再結成コンサートは、70年代にさんざん聞いた元ファンとしては単純に懐かしかった。チケットの抽選に応募が殺到してサイトがパンクしたなんて、だいぶ前にニュースになっていたけど、いつだったかも忘れていた。たまたま昨夜GyaOを見て、Zepの特集で10日だったんだと気づいて、今日は早速ニュースその他をチェックしてしまった。セットリストはここ。ついついYou Tubeなんかもチェックしてしまった。(おかげで仕事はちっともはかどらなかった)
 しかし、今は日本のこんな山の中で、ロンドンのコンサートの様子を見られたりするんだから、すごい時代だ。昔は外国のバンドの動いている映像なんて、めったに見られなかったものな。

 音楽絡みでもう一つ、8日の「ジョン・レノン スーパーライブ」に喉頭がんの闘病から復帰した清志郎が出演して熱唱したというニュースも嬉しかった。こういう話は、同じ病で闘病している多くの人たちに本当に励ましになると思う。(吉田拓郎も何とかまた復活してほしいものです)

Live Earth

2007年07月08日 | 音楽
 地球温暖化問題を訴える「Live Earth」なる大規模コンサートが、昨日世界各国で行われた。地球温暖化の問題は連日マスコミ等で言われていることで、今更、それも大規模コンサートでCO2をたくさん排出して行うことに何の意味があるのかという批判もあり、それももっともだと思う。(The Whoのロジャー・ダルトリーなど、「地球にとって一番必要ないのがロック・コンサートだろ」とまで言っているとか)。願わくは、これをきっかけに、ここに参加した人が一人でも多く、小さなことでも具体的な行動に一歩踏み出してくれればと思う。(そうでないと、やっぱりただのビッグコンサートに終わってしまう)
 それなりに有名どころも出るので、今朝になって、ちらっとUSAのライブを見たら、ちょうどMoneyをやっていた。ロジャー・ウォータースが出ていたのか。2年前の「Live8」のときは、ピンクフロイドの復活に非常に感慨深いものがあったけど、その後はシド・バレットの追悼コンサートでも一緒に演奏しなかったそうだ。本当にあのとき限りだったのね。

ネパール音楽のコンサート

2006年08月20日 | 音楽
 今日は村内で「ネパールミュージックと歌姫の夕べ」というコンサートがあった。ネパール音楽といっても何の予備知識もなかったけど、ちょっとネットで調べてみたら面白そうだったので、出掛けてみることにした。
 スンダリミカさんはネパールで活躍する日本人の女性歌手。スルスッダはネパールで20年以上活躍しているバンドで、シタール、タブラ、バンスリ(竹フルート)の3人組。前半はスルスッダの演奏でネパール音楽、後半はスンダリミカさんの歌を聴かせていただいた。
 ネパールの民謡を日本語の数え歌にして歌ったり、日本(沖縄)の歌をネパール語にして歌ったり、いろいろ解説を交えながらの、日本ネパール友好50周年記念の名にふさわしい楽しいコンサートだった。
 ちなみに日本ではだれかが自分のことを噂していると、くしゃみが出るというけど、ネパールではしゃっくりが出るというのだそうだ。
 プルニマ通信に、スンダリミカさんのプロフィールやライブの写真、アルバムの試聴コーナーもあります。公演の今後のスケジュールはこちら。東海・関西方面に行かれるようです。

北インド古典音楽と舞踊の夕べ

2005年07月17日 | 音楽
 今日は村内のするぎ農園というところで行われた北インド古典音楽と舞踊の夕べ「ガンガーサンガ」に行ってきた。するぎ農園は10年くらい前に農村体験施設として開設されたものだが、今はIターンの若いご夫婦が山の食堂として運営している。今回初めて行ってみたが、古い農家の造りで、なかなか雰囲気のいい建物。農園ではブルーベリー狩りもできる。
 偶然、塩の里のお祭りと重なってしまい、直前までどうしようかと悩んでいたが、ちょっと前にテープの仕事でインドの話を聞いて、何となくシタールを聞きたい気分だったので、そっちへ行ってみた。
 シタールやインド音楽というと、昔聞いた印象で、何となく癒やし系のイメージを持っていたが、いや~、すごかった。前半カタックダンスで、後半ヒグラシの鳴き声の中、夕暮れのラーガを演奏してくれたのだけど、素晴らしさに圧倒されてしまった。楽譜があるものではないので、そのときの雰囲気などで演奏時間も違うらしいが、とても楽しそうだったし、タブラの人との息もとても合ってる感じで、かなり乗って演奏してくれたんじゃないかと思った。最初はシタールとビーナから静かに始まって、途中からタブラが加わり、だんだん盛り上がってくると、本当にパワフルというか、ダイナミックな情熱的な演奏になっていって、タブラだって、よくあんなに速く手が動くものだと感心してしまった。
 休憩時間にはそばでまじまじとシタールを見せてもらった。3弦を意味するセタールというものがルーツだそうだが、今のシタールは20本の弦がある。それが上下に2段に張ってあって、下は共鳴弦。驚いたのは、1曲ごとに全部チューニングが違うので、そのたびに20本の弦をチューニングするのだそうだ。
 帰りに塩の里の祭りに寄ると、そちらもほぼ終わったところで、子供を拾って帰る。小さな村の中なのに、イベントが重なってしまって、もっと多くの人に見てもらえなかったのがちょっと残念だった。
 

LIVE8-THE LONG WALK TO JUSTICE

2005年07月02日 | 音楽
LIVE8が始まっていますね。テレビでは見れないので、とにかくインターネット(AOL)で見てます。
本日のトレンドランキングでも「ほっとけない世界のまずしさ」が1位になってますが、ブックマークに入れてあるように、世界では3秒に1人、子供が貧困のために死んでいます。とにかくこういうイベントは多くの人が目を向けることが大事。国際署名も行っているので、ぜひ参加しましょう。

ロンドンのコンサートを見たいのだけど、CHOOSE CITYが選べなくて、GLOBAL FEEDしか見れません。何で? 有名どころはやってくれるよう期待しよう。昔なつかしピンク・フロイドを見たいのですが(去年テレビで見た「ピンク・フロイド・バレエ」もなかなか良かったし)。

音楽CDのお値段

2005年04月03日 | 音楽
 某ア○ゾンで輸入版CDを購入した。2枚組みのライブもので、1890円のやつを2点。ちなみに同じものの国内版は3670円で悪名高きCCCDだけど、私が買ったUS版は普通のCD。国内版の値段でほぼ二つとも買えてしまうので、迷わず輸入盤を購入した。本当なら、ライナーノーツを読むのも楽しみだし、多少の値段の差なら国内版を買いたいと思ったりもするのだけど、ここまで値段が違って、さらにCCCDなんていうと、迷う余地もありません。
 ちなみに昨年買った同じアーティストのDVDも安かった。2時間半のライブのDVDが2000円を切る値段(国内版は発売未定なので値段の比較はできないけど、きっと4000円ぐらいにはなるだろうな)。
 日本の音楽は何でこんなに高いんだろう。ネット販売にしたって、アップルもmsnもアメリカでは1曲99セントなのに、日本では240円くらいする。
 CCCDをやめて、価格にもっと弾力性を持たせたほうが、結果的に売り上げが回復するんじゃないかなとよく思います。