「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

植生調査

2013年04月25日 | 地域おこし
 今日は、大鹿の100年先を育む会の活動の一つとして行っている植生調査、今年度の第1回目で釜沢~御所平方面。昨日までの冷たい雨も上がり、暖かな日差しの中、木々の芽吹きを楽しみながら歩いてきた。今、大鹿村の各集落では花桃やしだれ桜、芝桜、水仙等々、色とりどりの花々が本当に美しいけど、山々の芽吹きのやわらかな萌黄色のグラデーションもまた美しい。小渋線はだいぶ若緑色になってきたけど、村内でも最奥のこのあたりはまだ芽吹き始め。ところどころ、山桜の薄いピンクが目立つ。





 萌黄色というよりは赤っぽい色もある。


 イワツツジのピンク。 


 カツラの若葉は赤っぽくてかわいい。


 ヒトリシズカ


 植物調査ということで、飯田美博の研究員の方に教わりながらメモを取ったりしているけど、ひらひらと舞うクジャクチョウに目を留めたり、オオルリやエゾムシクイ、センダイムシクイなど、鳥の歌声に耳を傾けたり、ゆったりと山歩きを楽しんだ一日だった。

 今日はちょうどリニアの猛禽類調査の人が来ていて、この近辺で私たちが出会っただけでも3か所で調査していた。希少猛禽類は2営巣期(12~8月)、月3日ずつ現地調査することになっていて、一昨年の12月から毎月来ている。(非営巣期は9~11月に1回、3日)

さくら祭り

2013年04月20日 | 田舎暮らし

今日は大西公園で恒例のさくら祭りが開催された。今年は桜の開花が早く、前の週末には満開になっていたので、花がどのくらいもってくれるか気掛かりだったけど、何とかそこそこ桜の花が残ってお祭りを迎えることができた。上の写真はオープニングの大鹿太鼓。


桜の女王の紹介。たすきの3人のうち、右の方が日本さくらの女王、左の2人が2月に選出された第9代大鹿さくらの女王、両端の2人が前の大鹿さくらの女王。

美翔蓮の演舞では、最後に子どもたちや桜の女王も一緒になって踊っていた。


フラメンコ。


アフリカンダンス。


桜の女王による記念植樹。



曇り空で肌寒かったけれども、人出もそこそこあって、クロージングの大鹿太鼓が終わると同時くらいにぽつぽつと雨が降り始めるというタイミングだった。

第2回議会報告会

2013年04月09日 | 議員活動
 一昨日の夜と、今日の日中、第2回目の議会報告会を開催した。一昨日はちょうど春の嵐で、夕刻には雪も舞って参加者が8人と少なかったが、今日は15人ほど来ていただいて、両日ともいろいろなご意見をいただいた。
 一昨日は、まずリニアについての話で、その中で議員それぞれが個人的にリニアについてどう考えているかを聞かれたので、順番にお答えした。JRから具体的な情報が出されていない現時点での賛否はほぼ半々。
 次に地域起こし協力隊についての質問。この3月までで任期を終えた協力隊の方が村を離れることになり、その方がされていた販路開拓などの仕事の引き継ぎがどうなっていくのか、東村議員が一般質問で聞いたりしたが、そうしたことも含めて、協力隊のあり方についてのご意見をいただいた。大鹿村での地域起こし協力隊は直売所や木工体験施設といったポストに張り付いていることから、いろいろ誤解も生みやすいのかなと感じた。村からの説明も不十分。せっかく大鹿村に来てくれた若い人たちなので、ぜひ3年の任期が切れた後も住み続けていただけるようになっていってほしいと思う。
 また、昨年の食の宝探し事業、それに続く今年度の地域ブランド創出事業についての疑問や、村施設の指定管理者のことなど、ご意見をいただいた。
 今日はリニアのこと、空き家の改修補助などの状況、また地域介護施設や歌舞伎伝承館について、特に歌舞伎伝承館については、ろくべん館が生かされていない中で新たな施設を造るのはいかがなものか、あるものを有効活用することを考える方が大事なのではないかといったご意見をいただいた。また、大鹿村の豊かな環境、特殊性を生かしたものとして、高齢者が長期滞在できるような観光施設をつくったらいいのではないかといった提言もいただいた。
 あと、新たに造られる村営住宅はなぜオール電化なのか、冬季に停電すると大変なのではないかといった意見や、食品の放射性物質測定器が入った報告をしたことを受けて、給食の食材はなるべく地場産のものを使ってほしいという声をいただいた後に、別の方から、塩の里で農家の方々と、給食はなるべく大鹿産の食材で地産地消という話をしていたところだという報告もいただいた。
 あるいは人材育成、人づくりが大事という話の中で、ある議員がまず自分たちの子どもを残すことを考えなくてはいけないということを言ったら、そうではなくて、やはり外に出て、いろいろなものを見てくる中で大鹿村の良さを見直して戻ってきてくれる方が力になるのではないかという意見も出た。
 そのほかにもいろいろな話が出て、よい懇談会になったかと思う。
 この報告会の内容はきちんと記録を取り、意見の内容はきちんと行政に伝えていくし、必要に応じて一般質問などでも取り上げていきたい。

大西公園の桜

2013年04月06日 | 山の風景


 今年は各地で桜の開花がかなり早まっているようだが、大鹿村でも例年より早く咲き始めている。災害跡地に3000本の桜が植えられた大西公園でも、売店横の基準木(ソメイヨシノ)はまだつぼみだけれども、早咲きの彼岸桜などはかなり咲きだしている。上の写真は駐車場横の木の昨日の様子。見頃は来週半ばぐらいからだろう。最近だと2009年にも早くて、4月7日に基準木が開花、11日くらいには満開になって、18日のさくら祭りには二度の雨の影響もあって7割ぐらい散ってしまっていた。今年のさくら祭りは20日、少しでも長く花がもってくれるとよいが。(去年は逆に遅くて、さくら祭りの日の朝には1~2分咲き程度だった)

 公園に上ってくる途中の桜(今朝の様子)。この一角もだいぶ咲いている。