「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

紅葉の鳥倉林道

2012年10月24日 | 山の風景


 今朝はこの冬一番の冷え込みとなり、畑にも霜が降りた(既に13日にごく部分的に霜が降りているので、初霜ではない)。まだ、夏野菜が枯れてしまうほどの強い霜ではなかったけれども、次の冷え込みまでだろうか。先日初冠雪だった中央アルプスや南アルプスも再び雪化粧。快晴の青空に映える南アルプスと、一段と進んだ紅葉を見たくて、先週行ったばかりだけど、また鳥倉林道まで出かけてきた。そうしたら、先週もお見かけした松川町在住の写真家、佐藤信一さんが、またいらっしゃっていて、カラマツの黄葉が進むと、もっとすごくなるとおっしゃっていた。また行かなくては。






二児山

2012年09月28日 | 山の風景
 今年は大鹿の100年先を育む会で始めた植物調査に都合がつく限り参加している。伊那谷自然友の会と共催だった5月の大西山の植物観察会、7月は鬼面山、豊口山、青木川源流、そして、今日は二児山へ行ってきた。二児山は去年の8月に伊那谷自然友の会のジオツアーでも行っていて、そのときは線状凹地など地形・地質的な解説をお聞きしながらの山歩きだったけれど、今回は植物を見ながら。
 前回は天候がいまいちだったけれど、今朝は快晴で、黒川牧場の駐車場からは北アルプスの槍ケ岳までよく見えた。でも、南アルプス側はだんだん雲が出てくる。肝心の植物の方は鹿の食害がひどくて、トリカブトまで葉っぱが食べられて茎だけになったところに花が少し残っているような状態で、驚いた。
 二児山の東峰から長谷方面、美和ダムが見える。この右に仙丈も。


 南アルプス方面。北岳と間ノ岳が見えているが、木が視界をだいぶ遮っている。


 シラビソを中心とした亜高山帯の針葉樹林の中を歩く。今日はシラビソとオオシラビソの見分け方をしっかりと教わった。
 

赤石岳も冠雪

2011年11月25日 | 山の風景


 一昨日の冷たい雨で、雨雪境界が一気に降りてきて、昨日は大西山の上の方まで白くなっていた。今日は昨日まだ残っていた雪雲も晴れて、ようやく赤石の雪化粧姿を見ることができた。夕立神パノラマ公園付近も雪だったようだけど、下から見上げる限りでは今日は融けていそうだったので登ってみた。道路脇には若干雪が残っていたけれど、アスファルトの路面はすべて融けていたので、ノーマルタイヤで問題なかった。鳥倉林道は夕立神の少し手前で道路補修工事が行われるため、12月1日から全面通行止め。その後は冬季通行止めになるから、行けるのはあと数日限り(もっと下の方でも現在工事中のため、迂回路で)。前に行ったときに撤去された状態だった展望台は、新しいものがほぼ出来上がっていた。

小河内岳方面には少し雲がかかっていた。


中央アルプス方面は、朝はもう少し姿が見えていたけど、すっぽり雲に覆われてしまった。


 この風景の中にリニアは要らないとつくづく思うが、静岡県の南アルプス世界自然遺産登録学術検討委員会が、リニアの方法書に対して出した21項目にわたる意見書の中で、「『国内でも有数の自然環境豊かな地域』とされる南アルプスの山腹に、トンネル本坑に向けた作業坑・斜坑が穿たれ、工事用道路、資材置場、発生土の仮置場のための工事施工ヤードなど、地表部・坑口付近に露出する雑多な人口構造物の存在は、自然景観とともに周辺環境・生態系を著しく損ない、その結果、世界自然遺産登録やユネスコエコパーク登録の阻害要因となることは容易に想像される」と記している。

リニア新幹線、南アルプス世界遺産登録を阻害?(読売)

 もっと言うと、この意見書、新聞記事には触れていないけれども、磁界のところで「福島原発の事故がいま、この国のあり方や人々のライフスタイルを変える大きなインパクトファクターとなっている。こうした時期に、利便性や経済的効率性を理由に、科学技術の世界でも類をみない超高速のリニア新幹線を走らせることが果たして必要なのか」と、リニアの必要性そのものを問うところまで踏み込んでいる。静岡市のホームページに公開されています。

ようやく初冠雪

2011年11月22日 | 山の風景


 例年、まだ紅葉がそこそこきれいなころ、中央アルプスや南アルプスが初冠雪を迎えて、雪山と紅葉の景色を楽しめるのだけれど、今年は雨が降っても暖かい雨で、なかなか雪化粧した山の姿が拝めなかった。先日の雨もやたら暖かく、また高い山も雨かなと思っていたら、昨日の朝は思いがけず、隣の家からよく見える小黒山~樺山~入山~笹山の2000m級の山々がうっすら白くなっていた。中央アルプスも朝は雲の切れ目からうっすら雪化粧している様子がうかがえたけれど、その後雲に隠されてしまった。今朝はよく晴れて、ようやく澄んだ青空に映える中央アルプスの姿を見ることができた。当然、南アルプスも冠雪しているだろうと思ったら、今日見た赤石には雪がなかった。釜沢の友人のfacebookには小河内岳がうっすら白くなっている写真がアップされてたのにな。もう11月下旬だというのに、今年は遅い。
 とはいえ、今朝はしっかり冷え込んだ。季節は確実に進んでいる。



 今日は農業振興地域整備促進協議会という会議があった。協議事項は、北の原にauの携帯基地局が立つために、その部分15.75平米を農業振興地域から除外することについて承認を求めるもの。といっても、既に工事は始まっているのだそうだ。法律で事後承諾でいいことになっているらしい。北の原には既にソフトバンクの基地局があるけれど、電波が干渉するとかで、そこと一緒というわけにはいかないらしい。主に上蔵と北の原や引の田方面がエリアに入るそうだけど、釜沢までは入らないとか。今後また、ソフトバンクのアンテナも幾つか立つらしくて、携帯がつながるのは便利かもしれないけど、あまりあちこちアンテナが立つのもどうかと思ってしまう。ましてや、電磁波に敏感な人は、どんどん住む場所がなくなってしまう。

鳥倉林道

2011年10月12日 | 山の風景


 家の周囲でも、ヤマザクラやヌルデなどが赤く色づいてきている。今日は天気が良かったので、標高の高いところはもっと色づいているかなと思って、週末から忙しくなりそうだし、午後から鳥倉林道方面に行ってみた。夕立神に寄って、さらに登山口ゲート前の駐車場から屏風岩方面までデジカメ片手にお散歩。確かに見頃にはもう少しだけど、赤や黄色に鮮やかに色づいている木々も結構あって、十分楽しめた。山小屋はもう営業終了しているはずだけど、駐車場には数台の車があり、下山してくる人にも出会った。





 帰り道、夕立神の前を通ったら、駐車場に「非戦」のステッカーを貼った車が1台。誰かなと思って再び立ち寄る。ちょうど夕日に照らされた赤石がきれいだったので、立ち話しながら、またしばらく山を見ていた。夕立神パノラマ公園は、展望台改修工事中というか、今は老朽化した前の展望台を撤去して何もない状態になっている。さらに、展望の妨げになっていた周囲の木をかなり伐採してあって、カエデやシラカバなども切られていたので、何かがらんとして殺風景な感じがしてしまった。



 

雨と雪の境界

2010年12月08日 | 山の風景
 いよいよ雪の季節になって、標高1100mのうちの周辺では先日初雪だったけど、今日はもう少し積雪量が多く、雪のラインも低くなった。こんなときに山から下りていくと、車の屋根に積もった雪にびっくりされたりする。バス停のある鹿塩市場には全然雪がなく、西の集落の少し上に線を引いたように白くなっている。


帰路、途中の集落から見下ろすと、こんな感じ。この急斜面はこんにゃく畑。


うちの周囲の雪はこのくらい。


中央アルプスにかかっていた雲が晴れてきた。木々の雪が解ける前に。

初冠雪の朝

2010年11月02日 | 山の風景

 今朝はうちから見える中央アルプス空木岳、南駒ヶ岳が初冠雪。朝の慌ただしい時間の中で、朝日が当たったら写真を撮ろうと思っていたら、谷底からガスが上がってきて、何も見えなくなる。子どもに「初冠雪だよ」と声をかけた、その数秒後で、一瞬にしてわいてくる速さに驚く。しばらくすると、今度は突然ぱっと晴れて、ちょうど朝日に染まって輝いているところだった。
 子どもをバス停に送ってから、今度は大河原に新聞を取りにいって、小渋橋からの赤石を見ようと思ったら、またガスってる。

 ここで霧が晴れて、朝日が上がってくるのをしばらく待とうかとも思ったけど、先日のリベンジで夕立神まで行ってみることにする。でも、ちょっと遅すぎるかなとも思いつつ、初冠雪の赤石に敬意を表して。
 駐車場ちょっと手前で、赤石荘の早朝絶景ツアーのバスが下りてくるのに会う。やっぱりちょっと遅かったかな。その場で自分の目で見ている分には、背後から朝日に照らされた山々の姿は本当に神々しくて、素晴らしいけど、初冠雪の様子を下手な写真で伝えるには、残念ながら逆光で分かりづらい。

 逆に中央アルプス側は遠いけど、こんな感じ。

 この雄大な景色を独り占めして、大地の気を取り入れる気功と天の気を取り入れる気功(峨眉内功養生功)をして、山々の気を心身にいっぱいいただいてきた。
 

雨模様の中の紅葉

2010年10月31日 | 山の風景

 昨日の夕方、台風の雨がほぼ上がったころ、青空が見えてきて、虹もかかった。これは翌日は台風一過の青空が期待できるかなと思って、朝起きたらしとしとと雨の音。あら残念と思いながらも、雨に濡れた紅葉も、霧の中に幻想的に浮かぶ紅葉もそれなりにすてきだしと思って、鳥倉林道方面に行ってみることにする。

 南アルプスどころか、すぐ近くの山も霧がかかって見えない。路面にはところどころ落石もあるので、ゆっくり走る。夕立神駐車場先のカーブでは斜面から崩れてきた石が道の半分くらいまで来ていた。

 その先のカラマツ林の方まで行きたかったけど、昨日それなりに雨が降った直後だし、十分車は通れたものの、やめておこうと思って、Uターン。夕立神界隈は紅葉はちょうど見頃だけど、とにかく山の景色は全く見えない。名古屋からだという団体さんがぞろぞろ来たけど、「本当なら赤石が目の前に見えます。晴れているときにまた来てください」などと説明して、すぐ移動していった。遠くから山の眺望を期待して来た方には本当にお気の毒。

 でも、雨に濡れた紅葉もまた鮮やか。


 午後は近所の友達とリニアのことなど話す。このところ忙しくてブログの方は放置状態になっているけど、twitterには時々つぶやいている。環境診断マイスターの方達と一緒に勉強した次の週には、またリニアの内輪の学習会があった。来週は飯田市でも学習会が行われる。マスコミはルート問題ばかりなので、地域にどんな影響があるのかなど、いろいろ自分たちも勉強したいし、話題にしていきたい。

森の中

2010年06月19日 | 山の風景
 今日は村内で長野県キヤノンフォトクラブの撮影会というのがあって、一般の人でも、一眼レフでなくても参加可能ということだったので、いつもブログに掲載する素人写真がもう少し毛が生えた程度にでもきれいに撮れればいいなと思って、一日参加してみた。
 午前中は先日行ってきたばかりの大池や青いケシの農園にも行って、午後は鳥倉林道方面へ。「ここ知っている?」といって写真の先生から案内してもらった場所は、以前からとても気持ちのいい場所があると話に聞いていて、ぜひ教わって行ってみたいなと思いながら、今まで機会がなくて知らずにいた場所だったことが、帰宅してから写真を見てもらって分かった。それが分かっただけでも、今日は行ってよかったと思った。広い村内、まだまだ行ったことのない良いところがたくさんありそう。

 昨夜の大雨で、池の水量が多い。


 大きな岩がごろごろしていて、どれもびっしりとこけに覆われている。とても不思議な光景。