ペースパートナーのなかで一番人気のC.Cadenceを選択して、走り始めた。大きな集団が形成されていたので、なるべくその中に紛れ込むようにした。
集団の中にいるとドラフティング効果を受けることがてきるので、比較的楽に速度を保つことができる。
油断して集団から遅れたりすると、集団に復帰するのが大変である。相当に高い負荷をかけてクランクを回さないと復帰できないので、注意が必要である。
ペースパートナーの青い光を前に見たり、後ろに見たり、横に見たりしながら走っていった。緩すぎずきつすぎないちょうど良いペースで集団は走った。
「これはいいかも・・・あんまり無理をせずに調子を整えたい時などには最適だな・・・」そんなことを考えていた。
30分もそんな感じでクランクを回し続けていると、結構な量の汗が流れてきた。扇風機を「弱」にして回しているが、汗はたらたらと流れた。
ちょうど1時間ペースパートナーと一緒に走った。消費カロリーは500キロカロリーほどである「あまり無理をしたくない時に、またCocoと走ろうかな・・・」そう感じながら、ロードバイクから降りて汗をタオルで吹いた。
そしてさっぱりとするためにシャワーを浴びた。雨は降り始めていた。結構な本降りである。今日はこのまま一日雨が降り続く感じであった。
シャワーでさっぱりしてから、リスニングルームに入った。3つ並んだYAMAHA GTラツクの上段にはOracleのレコードプレーヤーとCDトランスポートに挟まれる形で新しいプリアンプであるCHORD CPA5000が真ん中に設置されている。
下段には試験的にフォノイコライザーとして使っているMarantz Model7の姿もある。このModel7はとても良いコンディションを保っている。製造されてから60年という年月が経過していることが信じられないほどに綺麗な状態を保っている。これまでにこのModel7を手にしてきたオーナーの几帳面さが窺える外観である。
「Model7は充分にフォノイコライザーとして活躍できそうだな・・・」という気持ちでいる。
最近はアナログが見直されているようで、新たなフォノイコライザーも魅力的なものが出ている。
Oracleからも比較的リーズナブルな価格帯で新たなフォノイコライザーが出た。モデル名は「PH200 MK3」で、価格は363,000円(税込)である。
さらにROKSANの創立者であるトラジ・モグハダムが新たに起こしたブランドであるVERTEREからも魅力的なフォノイコライザーが出た。モデルは「PHONO-1 MKⅡ」。価格は220,000円(税込)である。
こういった新しいフォノイコライザーも機会があれば試してみたいものである。