我が家のオーディオシステムは現在第3期である。第1期は「
German Physiks時代」であった。
HRS120というDDDユニットを搭載した円柱形の独特の形状をしたスピーカーを使っていた。
5年ほど使ったであろうか、その後関心がヴィンテージに向かっていって、第2期の「TANNOY時代」に移行していった。
第1期で使用していたプリアンプが少々変わっていた。BALANCED AUDIO TECHNOLOGYのVK-51SEという、かなりマイナーな存在のプリアンプを使っていた。
その存在は当初全く知らなかった。たまたま足を運んだダイナミックオーディオ・アクセサリーセンターで見かけたというか、その店の店長であった島田さんが推薦されていたので、その他のプリアンプとの聴き比べをしてみると魅惑的な音色であったので、デザインは正直それほど良いとは思わなかったのであるが、このプリアンプを選択した。
その後BALANCED AUDIO TECHNOLOGYは、輸入代理店が撤退して日本には正式に入ってこなくなった。
メーカー自体は存在していて、本国のHPを見てみるとその後継機種としてVK-90 Preamplifierという製品がラインナップされている。
ごく稀であるが、BALANCED AUDIO TECHNOLOGYの製品を中古市場で見かけたりする。
その姿を目にすると「懐かしい・・・」と思ってしまう。そして同時に今はもうないダイナミックオーディオ・アクセサリーセンターの螺旋階段を上がった2階にあった試聴室のことを懐かしく思い出したりもする。